ファンタジー ホラーファンタジー小説一覧
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主人公の十五歳。篠田優は気がつけば見知らぬ夏の町にいた。
人気もなくどうやって来たかもわからない夏の町にて、優は涼葉という同じ歳くらいの少女と出会う。妖艶な涼葉に優は徐々に惹かれていく……
誰かが壊れているとも知らずに……
文字数 11,962
最終更新日 2023.12.13
登録日 2023.11.15
いつも通っていた病院で目を覚ました主人公、『零時奏斗』、だが、病院はまるで廃病院のようになっていた。自分の体の状態を確認していると肌は白くなり、手の甲に鍵穴のようなものが...
病室を出て、病院を探索していると、人形を持った少女が現れて...
荒廃した町で暴れる化け物たち、荒廃した町で何があったのか。
そして、主人公が持つ能力『スカルデッド』の正体とは...
ヒーローが繰り広げるローファンタジー作品。
※3dcgでのアニメ制作のために作ったシナリオです。3DCGの勉強中にちょくちょく書いているので不定期での投稿になります。
文字数 8,603
最終更新日 2023.06.04
登録日 2023.05.07
「お前は僕と契約を交わした。生まれ変わったら、お前は僕の言うことを聞け」そうして、彼岸で、鬼と契約を交わした一人の青年の物語。
主人公、坂島赤也(さかじまあかや)と、鬼の八枯れ(やつがれ)を主軸に、展開される日常系ローファンタジーです。
様々な幻想に惑わされながらも、人として、あるいは妖怪として、現実と幻想のはざまで、生きる一人の青年の生き様を描いています。シリーズ化してます。
表紙はイラストレーターのkani様作
https://twitter.com/cocoacco1?s=11&t=OlwSjHv8OqXPU1-QUIsiVw
文字数 89,990
最終更新日 2022.10.14
登録日 2022.09.01
これは私がまだ子供の頃、おばあちゃんがよく話してくれた伝説だ。
この世界には、絶対的な超越者"神"が存在する。人やこの世の域を凌駕した存在であり、仮に"神"という言葉で表しているのみで、或いはそれをも超越した、理解すら及ばぬ"何か"なのかもしれない。
神は、まず人を創り、そして秩序と安寧を創った。だがそれは、故に平等なものであり、人とはそれを良しとするほど、平穏な心を持ち合わせてはいなかった。だからこそ人は醜き争いを生み、人も世界をも傷つけ歪め、貶めた。すると、それを快く思わぬ神は憤慨した。神は、秩序と安寧の他に、裁きを世界の理に組み込んだ。人々は神を恐れたという。その裁きはあまりにも残酷すぎたからだ。そしてその裁きは、神の天秤により有無が決定される。神は因果律をそう創ったのだ。こうして神の天秤により多くの者が裁きを受け、残された善良な人々は平穏に暮らした。人と世界は、神の裁きによって救済されたのだった。
だが、神に定められたその因果律は、果たして救済と呼べるのか?神による縮図に象られた理に則って、人は生まれ、死んでいく。果たしてそれは神の玩具と何が違うものか?
理に抗い、裁きを下された人は、曰く枷が解かれ、人でない何かに変貌するという。それは故に、神という絶対的存在の釣り糸から逃れた証なのかもしれない。
――やがて人は、裁きに歪んだその何かを"黒きもの"と呼んだ。
夢のような異世界転生、数多くの可愛らしいヒロイン、チート能力、無双展開など一切無し。
泥沼のようにどす黒く濁った、情け容赦の無い暗黒世界。
そんな地獄の底の中に、救いに打ち捨てられた二人がいた。
一人は、最愛の妹を穢し殺められ、血反吐を吐きながら復讐に燃える騎士。
一人は、大切な者を失い、いまだ悲しみを引きずるか弱き少女。
これはそんな二人の哀れで愚かな物語。
哀れなほど冷たくて、愚かなほど温かい物語。
文字数 42,495
最終更新日 2019.06.09
登録日 2019.06.09
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