ざまぁ保障小説一覧
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「アントリエット、貴方はお姉様なのだからドレスぐらいクラリスにあげなさい」
両親は妹だけを可愛がりました。
私は家族の代わりに毎日一日中伯爵としての仕事をしていました。
それなのに遊んでるだけで何も仕事も勉強も訓練もしない妹だけ両親に愛されます。
「酷いお姉様だな。お前が妹に何もあげないというなら、僕もお前には何もあげない事にしよう。
爵位はお前にはやらん。クラリスに爵位も土地財産全て継がせる事にしよう」
!今までの仕打ちも境遇もいずれ家督も爵位も告げるのだからと耐えられました。
そう思わなければ耐えられないのでそう思い込んでいました。
「お父様、クラリスに伯爵としての仕事が出来ますかね」
「そんなの、お前がやればいいだけだろう」
私は、妹を殺す事に決めました。
妹を殺し山に埋めました。
これからは私が両親に愛されます。
家督爵位土地財産、全て私が継ぎます。
私は両親に愛されるどころか私がクラリスを殺したのではないかと疑われていました。
仕方ありませんね、両親を殺して家督爵位土地財産全てを継ぎました。
今までの私の不幸な境遇なら家族3人ぐらい殺しても許されるでしょう。
文字数 983
最終更新日 2020.11.23
登録日 2020.11.23
「リサ、婚約者をカーティアにあげなさい」
え?はぁ?これ言ったの私のお母様よね。
お母様って人の知能ありますか?
「そうだぞリサ。お前ならまたいい男の子を見つけられるさ」
ぇぇぇぇ。この声もお父様の声なのだけれど、信じるのが難しい。
「そうよぉ。お姉様は男の子に媚を売るのが上手だからぁ、もっといい男の子が見つけられるわよぉ」
この甘く甲高い声を出すのは妹のカーティアなのは確実だ。受け入れたくないが受け入れるしかない現実なのよね。
伯爵令息ジェロラモはあっさりと妹を妻にしました。
ふざけんな。
ジェロラモを殺した私は死刑だそうです。
いや、こんな理不尽おかしい。
理不尽だろうがなんだろうが、これが現実です。
「てめぇら絶対殺してやるからなぁ。呪い殺してでも生まれ変わってでも殺してやるからなぁ」
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「貴方にはこの世界で悪役令嬢としてゲームクリアして欲しい」
処刑された私は大好きな乙女ゲーム"ボレル学園は眠らない"の悪役令嬢に転生するようです。
「ゲームクリアすれば元の世界に能力値・スキル・装備引き継いで転生できるよ」
精霊にそう言われたので、悪役令嬢でゲームクリアしてクソ家族殺しに行きます。
「待ってろよクソ家族どもぉぉぉ。絶対殺してやる」
文字数 1,093
最終更新日 2020.11.23
登録日 2020.11.23
「コルネッサ、お前に婚約破棄を告げる」
はぁ?そんな事言われても困りますと言いたいが、言えません。
対等ではない関係だもの。
私に非は思い当たらないが、男爵令嬢と公爵令息の関係は、公爵令息が婚約破棄だと言えば
逆らう事もできず婚約破棄されるしかない。そういうものなのよ。
「私何か貴方の気に入らない事でもしたかしら」
「何もしてないさ」
何もしてないのに、何もしてないからこそ婚約破棄されました。
ベリザリオ公爵令息の婚約者になり落ち着いた私は、ベリザリオにはつまらない少女になったようです。
リンピオ子爵の首を取った事からベリザリオに面白そうな少女だと期待されたのですが、
リンピオ子爵と戦う事を決めたのは友達のブリエレナ公爵令嬢です。
婚約破棄された理由の1つは、ベリザリオに近づいたブリエレナはブリエレナに媚を売り、
私から婚約者の座を取ろうとしたからです。
ベリザリオはつまらない少女になった私よりはブリエレナを気に入り、妻にしました。
友達のブリエレナに復讐します。
何故友達の婚約者を奪うのでしょうか。
友達だからでしょう。
何故友達に復讐するのでしょう。
友達だからでしょう。
友達と認めあえる実力だからこそ、同じ地位を奪い合う関係になり、
憎み、殺そうとするのでしょう。
人類が存在する前から、恐竜でも悩み通って来た道です。
今更答えを求めなくてもとうに歴史が答えは出しているので、私達はどちらかが死ぬまで戦いを続けます。
文字数 1,294
最終更新日 2020.11.15
登録日 2020.11.15
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