等身大 小説一覧
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高校3年生のイクミは二つの大きな壁を抱えています。
一つは自分がゲイであるという誰にも言えない秘密。
もう一つは160cmという小柄な体格と童顔な顔立ちへの深いコンプレックスです。
周囲の期待に応えるため「おとなしい優等生」の仮面を被り、体型が分かりづらい服で自分を隠して過ごす日々に、彼は人知れず限界を感じていました。
そんな彼の唯一の救いは、誰にも教えない「秘密のブログ」という箱に本当の感情を吐き出すこと。
そして、AI生成アプリを使って冴えない日常を「ドラマチックな物語のワンシーン」として描き替えることでした。
これは別人への変身ではなく、いつか手に入れたい「内面にあるはずの強さ」を外側に滲み出させるための、彼なりの自己表現の訓練です。
卒業まであと3ヶ月。
大阪での一人暮らしという未知の世界へ向けて、様々な人との出会いを通じ、イクミが「仮面」を捨てて「自分らしさ」を掴み取っていくまでの、繊細で力強い成長の記録です。
*この物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係がありません。
文字数 1,005
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.21
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28歳、激務のOL。クリスマスイブもコンビニ弁当の私に、同僚の佐藤が声をかけてきた。
「乾杯します? 残業組同士で」
コンビニ前のベンチで分け合う冷めたファミチキ。これが私たちのクリスマスディナー。
高級レストランでもホームパーティーでもない、でも確かに心が温まる。そんなリアルな大人の恋愛を描いた現代小説です。
「コンビニクリスマスでしか幸せ感じない自分」の物語。
文字数 7,986
最終更新日 2025.12.21
登録日 2025.12.21
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文字数 160,420
最終更新日 2023.07.29
登録日 2023.06.05
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異動してきたイケメン同期の黒井。酔い潰れた彼をタクシーに乗せようとして、僕は何かが駆けめぐるのを感じた…。人懐こく絡んでくる黒井に一喜一憂が止まらない、日記風の長編。カクヨムでも公開しています。
【あらすじ】
西新宿の高層ビルで、中堅企業に勤める営業5年目の僕(山根)。本社から異動してきた黒井は同期だが、イケメン・リア充っぽいやつで根暗な僕とは正反対。しかし、忘年会をきっかけに急接近し、僕はなぜだかあらぬ想いを抱いてしまう。何だこれ?まさか、いやいや…?…えっ、自宅に送ってもう泊まるとか大丈夫なのか自分!?
その後も気持ちを隠したまま友人付き合いをするが、キスをきっかけに社内で大騒動が起こってしまい…
途中から、モヤモヤする社会人生活で、何かを成したい、どこかへ向かいたい二人の、遅咲きの青春小説?的な感じにもなっていきます!(作者の趣味全開な部分もあり、申し訳ありません!)
【設定など】
2013年冬~、リアルタイムで彼らの日々を「日記風」に書いてきたものです。当時作者が西新宿で勤めており、何日に雪が降ったとかも、そのまんま。社内の様子などリアルに描いたつもりですが、消費税がまだ低かったり、IT環境や働き方など、やや古臭く感じるかもしれません…。
なお視点は<僕>による完全一人称で、ひたすらぐるぐる思考しています。また性描写はR15にしていますが、遭遇率は数%かと…(でもないわけじゃないよ!笑)。
【追記】
長編とはいえとうとう300話もこえてしまい、初めましての方のために少々ガイド的な説明をば(尻込みしてしまうと思うので…)。
ひとまず冒頭は<忘年会>がメインイベントとなり、その後クリスマスを経て年明け、第27話まで(2章分)が、山根と黒井が出会って仲良くなるまでのお話です。読み始めてみようかなという方は、ひとまずそこまででひと段落するんだなーと思っていただければ!
ちなみにその後は、温泉に行こうとしておかしなことが起きたり、会社そっちのけで本気の鬼ごっこみたいなことをしたり、決算期にはちょっと感極まった山場を迎えたりします。まだ更新中ですが、ハッピーエンド完結予定です!
文字数 1,952,568
最終更新日 2022.05.27
登録日 2020.06.19
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