這い寄る混沌小説一覧
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その世界は様々な不思議で満ちていた。
手から光の球や炎などを生み出せる、魔法使いと呼ばれる者達がいた。
その魔法を体内でエネルギーとし、常人よりも力強く、そして速く動ける者達もいた。
それらのエネルギーが発する波を感知し、相手の位置や考えを読むことが出来る者達もいた。
さらに一部の人間は魂と呼ばれる神秘まで感知し、使役していた。死を乗り越えた者すらいた。
我々の世界よりも頑丈で強い人間達が住む世界。
だがそれらの神秘が生み出したものは幸福だけでは無かった。
強い者は弱い者を従えた。
その関係の中には残酷なものもあった。
その関係を変えたいと思った一人の男がいた。
男は長い旅路の末、一つの武器を生み出した。
それは銃。
男はある女にそれを託した。
すなわち、この物語で語られるのは銃と魔法の戦いのお話である。
だがそれだけでは無い。
いずれの神秘よりも、その女は奇妙な存在だった。
後に「鉄の女王」や「誰よりも鉄を愛した女性」などと呼ばれる女。
だが、いずれも正確に彼女を表した呼び方では無い。
近いものが一つある。
それは「鉄の処女(アイアンメイデン:Iron Maiden)」
それは拷問器具。女性の形を模した人形。
中は空洞になっているが、その内側は棘だらけであり、閉じ込めた者をそれで傷付ける。
彼女はまさにそれだ。
彼女の中身は苦悶の声を上げ続けていた。
だが、彼女自身はその声に気付けない。表の顔は人形のように表情を崩さない。
これから語るのはそんな奇妙な女のお話でもある。
(本作はChivalry - 異国のサムライ達 -の続編にあたるものです。ですが、これ単品で読めるように描写してあります。また、画像は全て配布サイトの規約に従って使用しています)
文字数 836,795
最終更新日 2021.11.03
登録日 2019.03.16
VR技術を開発した【ケイオス】社から新たなゲームが発表された。
その名は【Chaos Eden《混沌なる楽園》】。
略称名“カオス”で無駄にハイスペックな主人公カルマが狼を蹂躙し、アンデットを蹂躙し、ついでにプレイヤーも蹂躙する。
いろいろ謎の多いVRでカルマは全力でゲームを楽しむ模様。
◇男の娘主人公が宇宙的恐怖に立ち向かったり、VRを楽しんだりするシリアスもとい、シリアルなお話となっております。
あとクトゥルフ神話を知ってるとさらに面白くなるかも?
不定期でしたが毎週金曜日投稿となりました。
……もしかしたら土日にも投稿されるかも
ついでに言うと感想乞食なので感想をどんどん下さるとありがたいです。
文字数 254,064
最終更新日 2021.06.15
登録日 2020.05.20
【現代ファンタジー/クトゥルー神話/這い寄る混沌×大学生】
雨の夜、大学生・沼田恭司は、アパートの隣人で作家志望の大学生・岡崎英夫の部屋で、黒ずくめの異国の男と出会う。岡崎を訪ねてきたはずのその男は、なぜか恭司に執着し、翌日、恭司の前で岡崎を殺して、我らに協力しろと恭司を脅迫する。男の正体は「クトゥルー神話」中の邪神の一柱・ナイアーラトテップ。岡崎にさせるはずだった協力とは、新たな「クトゥルー神話」を書くことだった。
◆BLが嫌いな方のために、カテゴリは「BL」にしていますが、BL要素はたぶん薄いです。そして、未完に終わる可能性は極めて濃厚です。
文字数 35,352
最終更新日 2021.03.09
登録日 2021.03.09
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