江戸っ子小説一覧
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1985年の浅草千束。
呪詛を受けて生まれた女難の男子高校生・田造京次は、その呪詛を解く為に現れた美人呪術師・九字萩火と出会う。
何でも『契交の呪詛』と呼ばれるその呪詛は、好みの女性には嫌われ嫌う女性には好かれると言う女には困らないありがたいのか迷惑なのかが分からない代物であった。
「この呪詛はね、好いた異性と交わらない限りは解く事が出来ないの。京ちゃんの代でこの呪詛は消えるけど、予言によると次代の田造家は存在しないのよ」
「そんな馬鹿な話あっかァアッ‼︎」
九字はそう京次を脅すが次にこう話す。
「けど安心して! 近い内に、京ちゃんの近くに将来の花嫁になるであろう女の子が四人現れるわ。その女の子と結婚すれば万事解決……いやァ……なるかなァ……? そんな断言なんて……最近は天気予報ですら正確性求められる時代だし……!」
「断言すんのかしねェのかどっちかにしろィッ‼︎」
果たして、京次は好みの女性を娶る事が出来るのであろうかーー?
※作者はこれが初投稿の作品です。
最低毎週土曜日には話を投稿する為、話数が週によって偏りが出るかと思います。
お気に入り、感想は広く受けておりますので、ご指導ご鞭撻の程、是非よろしくお願いいたします。
小話では細かなツッコミ等が書いているので、そちらも併せてお読み下さいませ。
文字数 27,222
最終更新日 2025.02.01
登録日 2025.01.23
自国のイケメン基準に物申したいルシールの旦那様は、侯爵家嫡男ベアード・ガルシア。
彼は無口無表情で、三年間の婚約期間でもほとんど会話が成立しなかった。
初夜には、「抱かない方がいい気がする」などと言われ、放置される始末。
そんな新婚ホヤホヤの旦那様が、ある日突然転んで頭を打って、前世を思い出してしまった。
旦那様の前世はなんと「江戸っ子」らしい?
今世のベアードが消えたわけではないけれど、前世を思い出したばかりは今世の人格は心の奥に引っ込んでしまうのだとか。貴族の仕草も何もわからないベアードをフォローするルシール。前世の恋女房がきっと生まれ変わっていると言い張ってあちらこちらを探して歩くベアードのことを応援する。
そんな二人が、事件に巻き込まれ……
週一くらいののろのろ更新です。
完結させます!
小説家になろうにも掲載しています。
文字数 8,040
最終更新日 2024.12.01
登録日 2024.10.29
わけあって嫁ぎ遅れている下士の娘・香代。
寺に花を生けることを楽しみに、穏やかな日々を過ごしていた。
そんな生活が、見知らぬ男との出会いを機に一転する……
重臣の嫡子に見初められた娘の、恋と香のものがたり。
江戸時代、架空の小藩を舞台にしたTL風時代小説です。
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「存分に乱れろ。……そのための香だろう?」
「閨で女に噛まれた痕は、男の誉れだ」
文字数 108,457
最終更新日 2022.06.29
登録日 2022.05.31
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