鏡の国のアリス小説一覧
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十八回目の誕生日を迎えた日、私は“お母様”を殺すことにした。
「だからキミは、ワンダーランドに堕ちるんだよ」
全ての始まりは、主人公が『母』を殺した夜。
罪を犯した彼女を迎えに来たのは、真っ黒な“白ウサギ”だった。
幼少期から憧れ続け、夢にまで見た不思議の国(ワンダーランド)。
しかし、アリスを名乗る主人公を迎え入れた“そこ”は、『アリス』にとっての楽園などではなかった。
犯した罪は決して許されず、思い込みが人を死へ追いやり、
「アリスくん。君は、赤の王に呪われてる」
――……この国には、『呪い』の力を持つ王が存在する。
主人公にかけられた不死の呪いを解き、“普通”の少女に戻るための方法はただ一つ。
赤の王の正体を暴き、殺す事。
「こんなお話、間違ってる」
「……“アリス”を返して」
――……私は絶対、脇役になんて戻らない。
「ワンダーランドは、地獄行き」
「では、裁判を始めよう」
文字数 119,766
最終更新日 2022.07.23
登録日 2020.12.25
中学2年生の私、節目亜利子(ふしめありす)はある教室の夜の5時に目がさめる。一ヶ月前からの記憶を失って。
記憶の一部が欠けたまま亜利子はある罪を被せられた。赤の女王のケーキを食べた事。しかも、裁判なしの処刑。そんなの馬鹿げている!
壇上にたつ権力者、赤の女王に反論した亜利子。しかし、この世界ではこれが普通だと。
反論した亜利子は罪を立証する約束を赤の女王とした。期限は3日。3日過ぎたら、処刑。
亜利子はなんとしても無罪を勝ち取らなければいけない。しかし、真実を知るたびに亜利子の淀んだ記憶の一部が嵌っていく。
記憶がさきか……。処刑がさきか……。
不思議の国のアリスをモチーフとしたものです。
文字数 15,235
最終更新日 2021.06.26
登録日 2021.06.25
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