終末サバイバルアクション小説一覧

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 山と海に囲まれた辺境の田舎町で23歳の相田一郎はまだ若いというのに惰性ともいえる人生を過ごしていた。  変化の乏しい退屈な毎日ではあるが一郎はそんな生き方、そして生まれた頃から形をほとんど変えることのないノスタルジーに満ちたこの町を気に入っていた。  そんな中、一郎は自家用車での通勤時に海岸沿いに生えた奇妙に歪んだ一本の木を目撃する。  始まりは小さな違和感だった…  ”それ”は時を増すごとに加速度的に奇妙に醜く変異していくのであった。  破壊される日常、作り変えられる不気味な生態系、それはなぜ何のために起きたのか? やがて若者たちは町の外を目指し集う。それぞれの思惑を胸に…  そして謎が謎を呼び事態は思いも寄らない方向へと向かってゆくのだった。
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文字数 26,485 最終更新日 2024.05.18 登録日 2024.04.15
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