太平記小説一覧
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【あらすじ】
鎌倉幕府末期。上野(こうずけ)新田荘の御家人・新田義貞は、後醍醐天皇や「悪党」楠木正成の起こした幕府への叛乱(元弘の乱)に対する多大な戦費の要求に反発し、幕府からの使者を斬る。
幕府は新田討伐を決意し、執権北条家の一門の桜田貞国に三万の軍を与えて出兵し、一方で義貞もこれに反抗して挙兵した。
義貞は挙兵時こそ百五十騎であったが、鎌倉へ向けて進軍するうちに、馳せ参じる将兵らを加え、七千もの兵を擁するようになった。
そして――ついに武蔵小手指原にて、入間川をはさんで、新田義貞と桜田貞国は対峙し、激突する。
【登場人物】
新田義貞:上野(こうずけ)の御家人
脇屋義助:義貞の弟にして腹心
桜田貞国:幕府執権北条家の一門
足利高氏:源氏名門・足利家当主、のちの尊氏
足利千寿王:高氏の嫡子、のちの義詮
高師直:足利家執事
紀五左衛門:足利家嫡子、千寿王(のちの足利義詮)の補佐役
楠木正成:河内の「悪党」(秩序に従わぬ者の意)
河越高重:武蔵野の名族・河越氏の当主にして、武蔵七党を率いる
大多和義勝:相模の名族・三浦氏の一門
【参考資料】
「埼玉の歴史ものがたり」(埼玉県社会科教育研究会/編)
文字数 13,311
最終更新日 2024.06.11
登録日 2024.05.31
南北朝時代、あるいは太平記の時代と言った方が通りがいいかもしれない時代。
日本がその歴史の中で初めて遭遇した大転換の時代に現代の大学生、建速勇人(たてはやはやと)がタイムスリップした。
秀でた知識も無ければ力も無く、何より自分が何を為すべきかを知らない生きて行く事に疲れた一人の若者。
だが、大きな志と小さな秘密を抱える一人の若き公家将軍、北畠顕家(きたばたけあきいえ)との出会いが彼を、数奇な、そして過酷な戦いの運命へと導いて行く。
少女との出会いを通して己の生きる意味を見詰め直し、孤高にして最強の師と出会い、そしてついには出会った仲間達と共に戦場へと身を投じる勇人。
…歴史の中に存在しないはずの異物が混ざった太平記の物語はどう形作られていくのだろうか。そして奇妙に歪んだその時の果ては…
"もっとも彼や彼女が真に自身の幸福だけを願ったのであれば、運命を擲っていただろうが…"
文字数 392,920
最終更新日 2023.03.08
登録日 2022.11.14
文字数 41,115
最終更新日 2022.01.18
登録日 2022.01.11
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