法医学小説一覧
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山中で発見された、内臓を食い破られた三体の遺体。 それが全ての始まりだった。
「警視庁刑事局捜査課特殊事件対策室」主任、高瀬が捜査に乗り出す中、東京の街にも伝説の鬼が現れ、その爪が、高瀬を執拗に追っていた女新聞記者・水野遠子へも向けられる。
しかし、それらは世界の破滅への序章に過ぎなかった。
今ある世界を打ち壊し、正義の名の下、新世界を作り上げようとする謎の男。
過去に過ちを犯し、死をもってそれを償う事も叶わず、赦しを請いながら生き続ける、闇の魂を持つ刑事・高瀬。
高瀬に命を救われ、彼を救いたいと願う光の魂を持つ高校生、大神千里。
千里は、男の企みを阻止する事が出来るのか。高瀬を、現世を救うことが出来るのか。
本当の敵は誰の心にもあり、そして、誰にも見えない
──手を伸ばせ。今度はオレが、その手を掴むから。
文字数 204,134
最終更新日 2024.07.17
登録日 2022.04.30
江戸時代半ばに、中国から日本に一冊の法医学書が入って来た。『無冤録述』と訳題の付いたその書物の知識・知見に、奉行所同心の堀馬佐鹿は魅了され、瞬く間に身に付けた。今や江戸で一、二を争う検屍の名手として、その名前から検屍馬鹿と言われるほど。そんな堀馬は人の死が絡む事件をいかにして解き明かしていくのか。
文字数 17,118
最終更新日 2024.06.12
登録日 2024.05.31
心外だなあ。僕は、怯えてる女の子を放っておくような薄情者に見えるんだろうか(笑)
写真係とシュライバーの二人が、怖がりの栞に話した「都市伝説」。
怯える栞に月見里が自身の体験を交え、科学的に解明するが……
T大法医学教室での、ちょっぴり怖いお話。
単体でお楽しみ頂ける「不動の焔」スピンオフ
他こちらのT大法医学シリーズには、ホラーの他にミステリがあります
こちらも是非ご覧ください💁♀️
「白い人魚」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/414186905/799629492
「連鎖」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/414186905/324874867
文字数 6,499
最終更新日 2024.06.05
登録日 2022.05.16
治世と乱世の狭間で己(おの)が医道を貫く一人の女性がいた。
彼女とその仲間が描く医学の軌跡。
そこには人の世の光と影と闇があった。
恋に生きるは儚くて、金に生きるは虚しくて、出世に生きるは草臥れて、とかくこの世は生きづらい。
「望んで生んだガキを売る親なんかいねぇ」
「大嫌いだよ、こんな国。
でも、生まれたからには生きていかなきゃね。
泣いても一生、笑っても一生なら、笑って生きた方がいい。
大嫌いな奴に泣かされっぱなしなんて悔しいじゃないか」
「殺すより生かす方が難しいんだ、人は」
「心配するな。
白衣を着たアンタは皇太子より気高い。
前だけ見て歩け」
「戦に必要なのは大義だ、正義じゃない。
大義ってのは国を動かす名分、それが正義とは限らないし、限る意味も理由もないだろ?」
「戦に正義も何もない。
正義と正義が打つかり合うのが戦だ。
こちらにこちらの正義があるように、あちらにもあちらの正義がある」
「敗者は弱者だ。
そして、弱者には権利も選択肢もない。
戦場とはそういう場所だ。
軍医はこれを呑み込んで一人前、呑み込めないアンタに軍医は無理だ」
「どんな形であれ、皆さんは我が国の勝利に貢献したのです。
それを嘲笑するなんて理不尽ですわ。
理不尽を許す必要はございません」
「なら、これだけは覚えとけ。
この世には絶対の悪も絶対の正義もねぇ。
そんな都合のいいモンは存在しねぇんだ」
表紙はこちら。
https://estar.jp/users/2495396
文字数 31,412
最終更新日 2023.11.12
登録日 2021.08.14
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