決定小説一覧
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皇帝には、皇子と皇女が産まれていた。兄と妹。どちらも健康で頭も良く、皇帝に据えるには合格点だ。
しかし、臣下の意見は綺麗に分かれていた。
「皇女様を後継ぎに据えてください!」
「皇子様には、座して執務を捌くには難しいかと」
さて、さすればもう1人をどうするか?
文字数 900
最終更新日 2022.03.17
登録日 2022.03.17
アンナ・フェデリは、1人エスコートもなしにパーティに足を運んでいた。婚約者もおらず、親戚の男性に付き添いも頼まなかったようで、パーティに来る令嬢としては無様と言われてもしょうがないかもそれない。
本人も急な婚約者のエスコート拒否に合うも、今日のパーティには参加するべきだと思い出てきた。長居するきはない。挨拶する人にしたら、ダンスが始まる前にさっさと帰る予定だった。それほど気持ちが沈んでいるともいえる。今は、鳥の囀りさえ苛立ってしまいそうだ。
だから、令嬢達に囲まれ「狭量な令嬢」と言われ反論に力が入ってしまった。
文字数 1,072
最終更新日 2021.07.07
登録日 2021.07.07
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