頭お花畑な連中は死にます小説一覧
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「お前との婚約なんて破棄だ」
私達ってとても気が合うのね。私も貴方と婚約した事に後悔しかありません。
「俺は真実の愛に目覚めたんだ」
「両親に頼んでなんとか用意してもらう。だから1週間待ってくれないか」
はぁーーーー。こんなに情けない殿方は初めて見ました。
大陸中探してもこんなに情けない殿方がいるでしょうか。
そう思うと、私の元婚約者は大陸1の男だとでも言えるのでしょうか。
恥を晒すだけですね、辞めましょう。
実家に帰って妹に毒鍋を食べさせます。
「私今お腹いっぱいだから」
馬鹿の癖に危機予測は少しは出来るようです。
でも私の婚約者を奪おうとするのがまず危機予測壊れてますよ。
「そう、貴方が食べないのなら私1人で食べましょうか」
妹は馬鹿なので、私が美味しそうに食べているのだから毒は入ってないと思い始めたようです。
本当馬鹿ですね、まだ毒は入れてませんよ。
「貴方の大好きなエショデもフワスも入れましょうか。
砂糖もいっぱい練りこんであるのよ」
「砂糖いっぱい。食べたい」
妹は舌まで馬鹿なので砂糖たっぷりだとそれだけで美味しいと感じます。
「お姉様、助けて、呼吸が上手くいかないの」
「あら、良かったじゃない」
「お姉様、もうお姉様の物を欲しがったりしないから許して」
「今更そんな事いってももう遅いわよ」
「お姉様、ごめんなさい。今までの事も全部謝るから、許してお姉様」
「分かってくれたのね、もう貴方の事許すわ」
妹は希望を取り戻したようです。
「でも、解毒薬なんて持ってないから、どうすればいいのかしら(笑)」
大陸1情けない婚約者は御両親にも見捨てられ、1カッパーも貰えなかったようです。
御両親のいない貴方の価値って2点ですよね。
あ、だからってこんな雑魚殺してもつまらんなんて見逃しませんよ。
こんな雑魚殺してもつまらないのはつまらないのだけれど殺すのは殺しますよ。
え、婚約破棄して慰謝料も出せず今更『助けてくれ、死にたくない』なんて言われても、もう遅い。
自業自得ですよ。死んでください。
文字数 883
最終更新日 2020.11.29
登録日 2020.11.29
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