無愛想ヒーロー小説一覧
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サヴァング伯爵令嬢であるレイチェルは、アレクシス・フォン・レオメイト公爵の妻になった。
グランテーレ王国では『必ず』結婚しなければならず、貴族や平民を問わず法律で決められている。
叶うならば好きなことをして生きていきたかったが、この結婚は仕方ないと諦めていた。
戦場では冷酷無情、極悪非道と渾名される彼は巷で『冷徹公爵』または『無愛想公爵』と呼ばれている。
そんな相手がなぜ自分を、と不思議でならなかった。
そもそも初夜は迎えておらず、夫婦としての会話らしい会話すら無く一ヶ月が過ぎた。
それもこれも自分が醜いからだ、と自己嫌悪に陥りかけたある日、奇跡的にアレクシスと話す機会を設けられた。
少しずつ彼の不器用な優しさに触れ、いつしか愛おしいと思うようになった。
しかし、そんな時に可愛がっていた三つ下の妹からある手紙を受け取り──
文字数 50,255
最終更新日 2025.02.20
登録日 2025.01.31
私の名前はレイチェル・フォンゼル。
この国の第1王子ディアーク・メイ・カスパーの婚約者だ。
名門フォンゼル侯爵家の長女である私は長年のお妃教育に耐えて、将来の王妃となるべく努力してきた。
けれど今、学園の中庭で他の令嬢とイチャイチャする婚約者を冷たく見ていた。
殿下の隣でうるるん上目遣いをしている女子生徒が、クラーラ・アメシ男爵令嬢。このピンク髪の可愛いクラーラが編入してきてから殿下の私への態度は変わってしまった。
婚約者の馬鹿全開イチャイチャ浮気現場を見て、もう殿下への気持ちは醒めてしまった。
もう殿下のための努力はやめて良いですよね!
※ゆるゆる設定でご都合主義のお話です。
※感想欄ネタバレ配慮ないです。
※R18です。
文字数 36,364
最終更新日 2022.01.01
登録日 2021.07.18
「おっきくなったらミーシャのこと、お嫁さんにしてくれる?」
「当たり前だろ。ミーシャは俺がいないと何にもできないんだから、ずっと俺が守ってやるよ」
そんな約束をしたこともあったな、とミーシャ・ジェニック伯爵令嬢は窓の外を見て溜め息を吐いた。
小さな頃は身分なんて関係なかった。大好きだった男の子のヴァンツァーは、今この領地にいない。7年前に「冒険者になる」と出て行ったのだ。
私は約束を忘れられず、お見合いを断り社交も避けて、もうすぐ20歳になろうとしていた。
いつまでもこのままではいけない、そろそろちゃんと身を固めないと……、と思っていた所にヴァンツァーが帰ってきて。
「ミーシャ、俺と結婚してほしい」
帰ってきて第一声の、いきなりのプロポーズに私は何がどうしてそうなったのか、全く理解ができずに、一度保留にして素っ気ない態度をとってしまう。
しかし、ヴァンツァーは全くあきらめる気配は無く……。
※気が向いたら番外編を書きますが、一旦完結とします。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも別名義にて連載しています。
文字数 24,907
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.12.26
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