51 / 62
番外編 騎士団に復帰後のアレコレ
こういうイチャイチャ、胸がきゅんとしちゃってたまんないんだよな!
しおりを挟む
――結婚式の日。
それぞれ別室で着替えた後、俺達は初めてお互いの晴れ姿を拝むことになった。
「わぁ……、カムロさん、そのローブよく似合ってる!」
いつもは下ろしているストレートの長髪を綺麗に結い上げていて、超美形な顔がすっきりと露わになっている。銀糸と金糸で刺繍の入れられた純白のローブ姿がお世辞でなくすごく似合っていて、この世の者とは思えないっていうのかぴったりの、超豪華でイケメンな花婿様だ!
「ありがとございます。ハス君も騎士服、とてもよく似合っています。素敵ですよ」
ほんのりと頬を赤くして、嬉しそうに微笑んでいるカムロさんはすごく可愛い。こんな可愛くて綺麗でイケメンな人が俺の伴侶だなんて騎士団をクビにされたときには想像もしてなかったけど……、今はこの人が隣に居ない人生なんて有り得ない。
……で、ぶっちぎりで美しい魔術師様の嫁な俺の方はというと、式典で着るちょっと派手でカッコいい騎士服を新調して、カムロさんのローブとお揃いの刺繍が入った白いマントを肩に掛けてる。俺、かっこいい! なんて気分でふふんと鏡の前でキメ顔してたのは内緒だぞ。
「カムロさんは超綺麗です」
「惚れ直しましたか」
「俺、初めて会った時からカムロさんのこと綺麗な人だなぁって思ってましたけど、そこには惚れてない気がするんですよね」
「えっ」
「甘えたがりだったり、ツンツンしてたりなところとか……、色んなカムロさんの表情とか仕草がいつの間にか可愛いなぁって思うようになって……、貴方に何度も惚れ直してる気がします」
「……な、何度も、ですか」
ぶああわっ! って、魔術師様の御尊顔が赤くなった!
えっ? あれ? 俺、何かすんごいこと言っちゃったのかな。でも、何度も惚れ直してるってのはホントだぞ。嬉しそうに笑ったり、拗ねたり、小さなわがままを言ったり、甘えてきたり……毎日いろんな顔をカムロさんは見せてくれる。それがすんごい可愛いくて、愛おしいから。じわぁって胸の奥が温かくなって、何度でも抱きしめたくなるし、大好きだって叫びたくなるんだ。
「も、もう、ハス君には一生敵わない気がします」
小さな声で言いながら両手で顔を覆って、ポスリと俺の肩に顔を押し付けてきた。うわ、可愛い……! 頭をなでなでしたいけど、そんなことしたら髪型が崩れちゃうから、背中をなでなでぽんぽんしてあげたぞ!
「はは。照れ屋さんなカムロさんもすごく可愛いなぁ。俺だって、貴方には一生敵わないですよ」
「そうですか。おあいこなんですね……」
「うん。おあいこです。すんごく幸せですよ俺」
肩から顔を上げようとしない魔術師様の頭にキスをして、ギュっと抱き締める。
「ハス君、好き。好きです。愛してます」
「うん、俺も好き。愛してるよカムロさん」
俺の背中に腕を回してきゅっとしがみついたカムロさん。すりすりと頬ずりしてくれたりなんかしちゃって、式が始まる前のちょっとの間だったけどすんごくイチャイチャした!
――こういうイチャイチャ、胸がきゅんとしちゃってたまんないんだよな!
それぞれ別室で着替えた後、俺達は初めてお互いの晴れ姿を拝むことになった。
「わぁ……、カムロさん、そのローブよく似合ってる!」
いつもは下ろしているストレートの長髪を綺麗に結い上げていて、超美形な顔がすっきりと露わになっている。銀糸と金糸で刺繍の入れられた純白のローブ姿がお世辞でなくすごく似合っていて、この世の者とは思えないっていうのかぴったりの、超豪華でイケメンな花婿様だ!
「ありがとございます。ハス君も騎士服、とてもよく似合っています。素敵ですよ」
ほんのりと頬を赤くして、嬉しそうに微笑んでいるカムロさんはすごく可愛い。こんな可愛くて綺麗でイケメンな人が俺の伴侶だなんて騎士団をクビにされたときには想像もしてなかったけど……、今はこの人が隣に居ない人生なんて有り得ない。
……で、ぶっちぎりで美しい魔術師様の嫁な俺の方はというと、式典で着るちょっと派手でカッコいい騎士服を新調して、カムロさんのローブとお揃いの刺繍が入った白いマントを肩に掛けてる。俺、かっこいい! なんて気分でふふんと鏡の前でキメ顔してたのは内緒だぞ。
「カムロさんは超綺麗です」
「惚れ直しましたか」
「俺、初めて会った時からカムロさんのこと綺麗な人だなぁって思ってましたけど、そこには惚れてない気がするんですよね」
「えっ」
「甘えたがりだったり、ツンツンしてたりなところとか……、色んなカムロさんの表情とか仕草がいつの間にか可愛いなぁって思うようになって……、貴方に何度も惚れ直してる気がします」
「……な、何度も、ですか」
ぶああわっ! って、魔術師様の御尊顔が赤くなった!
えっ? あれ? 俺、何かすんごいこと言っちゃったのかな。でも、何度も惚れ直してるってのはホントだぞ。嬉しそうに笑ったり、拗ねたり、小さなわがままを言ったり、甘えてきたり……毎日いろんな顔をカムロさんは見せてくれる。それがすんごい可愛いくて、愛おしいから。じわぁって胸の奥が温かくなって、何度でも抱きしめたくなるし、大好きだって叫びたくなるんだ。
「も、もう、ハス君には一生敵わない気がします」
小さな声で言いながら両手で顔を覆って、ポスリと俺の肩に顔を押し付けてきた。うわ、可愛い……! 頭をなでなでしたいけど、そんなことしたら髪型が崩れちゃうから、背中をなでなでぽんぽんしてあげたぞ!
「はは。照れ屋さんなカムロさんもすごく可愛いなぁ。俺だって、貴方には一生敵わないですよ」
「そうですか。おあいこなんですね……」
「うん。おあいこです。すんごく幸せですよ俺」
肩から顔を上げようとしない魔術師様の頭にキスをして、ギュっと抱き締める。
「ハス君、好き。好きです。愛してます」
「うん、俺も好き。愛してるよカムロさん」
俺の背中に腕を回してきゅっとしがみついたカムロさん。すりすりと頬ずりしてくれたりなんかしちゃって、式が始まる前のちょっとの間だったけどすんごくイチャイチャした!
――こういうイチャイチャ、胸がきゅんとしちゃってたまんないんだよな!
応援ありがとうございます!
10
お気に入りに追加
343
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる