狐の花言葉 〜あやかし店主さまと、縁結びの花〜

《毎日更新!》

――記憶も体も失った少女は、この世のものとは思えぬほどに美しくも艶やかな【あやかし】である【瑚灯】に拾われた。

あの世とこの世の境。
異界の片隅に【人間とあやかしが共存する町】があった。
様々な事情を持つあやかしと人間が行き交いする。

瑚灯に【茉莉花】の名と形を与えられた少女。
知っている花街とは異なる場所で、栄える店――人間とあやかしの交流場(健全)で、下働きとして雇われる。

表情筋が死んでいる茉莉花は、拾われた恩を返すため働きつつ、町の色々な事件を解決していく。

「ご覧ください、事件解決に満足した満面の笑顔です」
「死んだ魚の眼だな。ちっとも笑ってねぇ。出直してこい」
「御冗談を」
「お前がな」

人間とあやかし。異なる二人は近付けば近付くほど、安らぎと初めての感情を抱く。

しかし同時に瑚灯が抱えるもの、歪んで壊れかけてて偽りだらけの町に隠された闇、花送町に込められた意味を知って、悲哀の宿命へと導かれる。

亡くなった愛と失くなった愛を取り戻して、真実へ辿り着く。

「――お前は、あやかしと人間は共存できると思うか」

問に茉莉花の少女と、☓☓を切望する彼が導き出した答えは――。



※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
反倫理的、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

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表紙:紺田さま(https://twitter.com/fe_chaba)
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