孤独を埋め合う吸血鬼と人間の話

269
俺は___を知らない、それがなくても生きてけるけれど、当たり前に貰えるそれをどうしても知りたかった。だから利用した。痛いのも血を吸われる感覚も、本当はあまり好きじゃない。でも耐えられる、喉から手が出るほど欲しいものが与えられるのなら。たとえそれが偽物だとしても。

道端に落ちていた吸血鬼を拾う訳あり青年の話。
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,950 位 / 184,950件 BL 23,914 位 / 23,914件