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第126話 クズ天使トリオ
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最悪だと思ってた天界。
ところが一歩結界から抜け出してみりゃ、なかなか快適。
天気もいいし気温もポカポカ。
復讐のために産み落とされたオレですら、ややもするとボンヤリ日向ぼっこがてらお茶でもすすりたくなるようなとこだ。
まぁ、それよりも。
なにがいいって、やっぱ……。
あのクソ女々しい偽善者のアベルから完全に解き放たれたことだよな~~~!
あぁ~、マジで最高だぜ!
せいせいする!
ほんっとあのアベルのクソ甘ったれ具合にはイラつかされたからな~!
やっとオレの人生が始まったって感じだぜ~~~!
そもそも、あいつが最初からもっとしっかりしとけば、オレなんかを生み出さずに済んでたんだろうがって話なわけ!
……ん? いや……それはそれでオレが誕生しないことになっちまうからよくないのか……?
こほん。……まぁ、いい。
それより今は天界だ。
結界は抜け出せたけど、いつあのゼウスとかいうのが戻ってくるかわからねぇ。
ゼウス。
魔神サタンと何千年だかも戦い続けてる頂上神。
ってことは多分あいつもサタンレベルに厄介なはず。
だから、さっさとこんなとこおさらばしねぇと。
んでもって、あいつに見つからないようにして──隙を見て殺す!
これで神と魔神の「オレ争奪戦」も終わって、完璧に好きに暮らせるってわけだ!
ってことでぇ~……。
あのアホの大天使は簡単に籠絡できたけど、他の天使はどうなんだ……?
ちょうどガヤガヤと騒ぎながら姿を見せた天使三人。
そいつらを、オレはすかさず雲の陰から盗み視る。
【鑑定眼】
オレの右目に、オレにしか見えない赤い炎が宿る。
名前:ゴリエル
種族:天使
職業:権天使
レベル:12
体力:808
魔力:186
職業特性:【神の代理人】
スキル:【筋波電光】
名前:スネファス
種族:天使
職業:大天使
レベル:9
体力:89
魔力:659
職業特性:【神の代行者】
スキル:【卑屈】
名前:ノビリス
種族:天使
職業:天使
レベル:4
体力:14
魔力:444
職業特性:【神の使い】
スキル:【凡庸偽善】
ゴリ、痩せ、チビの三人組の男の天使。
権天使ってのが、大天使の一個上の階級だっけか? それが一人と。
残りはザリエルと同格の大天使が一人。
一番格下の末端の天使が一人。
レベルはそこまで高くない。
体力型がゴリエル。
魔力型がスネファスとノビリス。
オレがスキルを奪い取れるストックは残り『1』。
もし、この中からスキルを奪うとすれば破壊力の高そうな『筋波電光』だが……。
ゴリ「おいッ! あそこ見ろ! ケツが浮いてるぜ、ケツが!」
スネ「ウヒ……ウヒヒ……ゼウスのクソ親父が久々に地上に行ったってんで、なぁ~んかないかと探しにきてみてきたらぁ~? こりゃ、なかなかいい拾いものを発見?」
ノビ「あわわ、ダメですよ……! なにか困ってるのかもしれませんよ!? ほら、助けてあげないと!」
イラッ。
ウザイな、こいつら。
ゴリゴリ筋肉バカと陰険そうなガリはまだいい。
なんだ最後の気持ち悪いやつは。
『なにか困ってるのかもしれませんよ!?』だぁ!?
おぅえっ!
気色悪っ!
あのアベルやクソ神官のラルクとかいう奴を思い起こさせやがる。
綺麗事ばっか言ってやがるクソ。
オレは、なんであいつらが綺麗事を言ってるのかよ~く知ってるぞ?
それはたんに──。
『傷つきたくないから』
それだけだ。
オレはアベルの中から生まれた。
だから身にしみてよくわかってる。
『自分から行動を起こして失敗したくない』
『責められたくない』
『傷つきたくない』
だから偽善で心を覆って、流されるように生きている。
自分で道を切り開くべく、思い切った行動を取ることもない。
自分の身に何が起きても、あくまですべて他人のせい。
そんな他人に振り回されて生きてる被食者──エサ。
餌だ、偽善者のお前らは。
ぶるるっ……!
思わず身の毛がよだつ。
ゴリ「ん? なんか物音しなかったか?」
スネ「ふへぇ? 気のじゃないですかぁ?」
ノビ「それより、ほら! あの揉みごたえのありそうなケツ……じゃなくて、ぷりぷりと突き出されてるおケツの方を助けてあげないと! 早く行きましょう!」
状況を確認。
まず、オレが『魅了』したアホ女天使ザリエルは再び結界に空いた穴にハマらせた。
ケツを外側に向けた状態で。
その天使どもに受けるらしい「ぐっちょんぐっちょん」な行為とやらがどの程度のものかを見るために。
ザリエルから口で説明させてもよかったが、人のする説明には多分に主観が入る。
大げさに言う場合もあるし、勘違いしてる場合だってある。
よって、その情報を元に行動すると致命的な失敗招く可能性がある。
ましてや相手はアホのザリエル。
こうして餌として使ったほうが有用だ。
それで「ぐっちょんぐっちょん」とやらが終わった後に無事だったら、あらためて出口まで案内させればいい。
もしザリエルが殺されても別にかまやしねぇ。
また別の天使だか神だかを魅了して出口まで案内させるだけだ。
ただ、そのためにも「天使とはどういう習性を持ってるのか」「どういう奴らなのか」を知っておく必要がある。
それも、オレがこの目で直に確認してな。
ってことで。
結界から脱出したオレは、雲の蔭からやつらがこれからザリエルにどんな仕打ちを行うかを観察してるってわけ。
さぁ、見せやがれ。
ゴリエル、スネファス、ノビリス。
お前ら天使が、どういう奴らなのかってのを。
すぐに三人はザリエルの元へとたどり着いた。
ゴリ「おうっ! 馬鹿のザリエルのケツじゃねぇか!」
スネ「ザリザリザリエ~ル? 体だけ発達してるポンコツおっちょこちょいのアホ女~? こんなところでなにしてんでしょうかねぇ~? んん~~~?」
ノビ「あっ! こいつ、ゼウス様の張った結界を切り取ってるよ! で、そこにハマったみたい! なんだろう……この反逆の現行犯感! これは死刑、もしくは堕天に相当する重罪では!? エイッ!(とザリエル尻を揉みしだく)」
ん~……。
ゴリ「おい、ノビリスのくせに何最初にケツ揉んでやがるっ!」
ノビ「ウヒヒぃ……ごめんなさい、この馬鹿アホ女が天界から追放されると思うと今のうちに揉んどかなきゃ損かなって……」
スネ「ノビノビノビリぃ~ス? 貴様さっきまで『助けなきゃ』とか言ってたくせに、ほんとただの偽善者ですねぇ~?」
ゴリ「だから昇格できない万年ヒラ天使なんだろ。ほっとけそんな奴。それより……!(ドンッ!)」
ノビリスを突き飛ばしたゴリエルがザリエルのローブを「バッ!」っとめくり上げると、ザリエルのぷにぷになふともも、こぼれんばかりの巨桃のような生尻、真っ白なパンツが燦々と降り注ぐ太陽の元に晒された。
スネ「おぉ……! ワンダフォー……! くぅ~、ゼウスのクソ親父……こんなむちむちむにゅむにゅぽよぽよな辛抱たまらん体を好きに弄んでるとはァァ~……!(指ワナワナ&よだれダラダラ)」
ノビ「ぐふふ……ボク、前々からザリエルのこと……好k……犯したいと思ってたんですよね……(腰ヘコヘコ)」
ゴリ「お前、今『好き』って言いかけただろ、ほんと気持ち悪いやつだな。ま、オレらが百回輪姦し終わったらお前にも譲ってやるよ。念願の両思いだ。ありがたく思え」
ノビ「うひぃ……! じゃあボク、ザリエルが犯される回数を指折り数えてるね! 一回犯されるたびにザリエルのおケツに『正』の字を書いていくね!(腰ヘコヘコ)」
スネ「ノビノビノビリぃ~スは気がききますねぇ~? じゃあ、私はゴリエル様が満足されるまでザリエルの足裏を舐め回して感度を高めておきましょうかねぇ~?(舌ペロペロ)」
んん~……?
ゴリ「おうっ! まずはオレがバチーンとこのエロい体したセックス女を犯すとこをよ~~~く見とけや!(ザリエルの生ケツを両手で鷲掴み)」
スネ&ノビ「はいぃぃぃ! 存分にこの罪人アホ女ザリエルに裁きをお与えなすってくださいぃぃぃぃ!い」
んんん~……?
なんっかさぁ……。
天使たちのクソっぷりは、まぁ置いとくとして。
ザリエルのやつさぁ。
もっと、泣き叫んで抵抗するかと思ってたんだよな。
さっきまで顔真っ赤にしてギャンギャン言ってたみたいに。
でも、こいつ──。
なんかうつむいて悲しそうにシクシク泣いてやがんの。
は?
なんだそれ?
なんかオレが悪いことしてるみたいな感じになるんだが?
オレは「穴にハマってろ」とは命令したけど「素直に犯されろ」とは命令してないぞ?
ってことは、あれはザリエルの素のリアクションだよな?
透明な結界に空いた穴にハマって宙に固定されてるザリエル。
オレが隠れてる場所からはケツしか見えない。
けど、その向こう側に大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちるのが見えた。
あぁ~~~! なんだよ、それ!
だからなんでオレがこんなもやもやした気持ちになんなきゃいけねぇんだよ!
オレはてめぇらの「ぐっちょんぐっちょん」を見て!
それでお前らがどういう奴らかを判断して!
ザリエルが死んだら死んだで、また新しい使えそうなやつを捕まえて脱出の手引をさせる!
それだけだろうが!
だから泣くなよ!
なんか思ってたのと違うだろうが!
あ~~~~! もうクソが!
なんだ、マジでこの気持ち!
スネ「クケケ……! ゴリエル様、こいつ泣いてますぜぇ~!」
ノビ「ボクらに輪姦されるのが嬉しくて泣いてるのかな!? かな!?」
ゴリ「どのみちゼウスに逆らったお前はもう終わりだ! 天界から追放される前に、せいぜいオレたちを気持ちよくさせて罪を償えや!」
バッ──!
ゴリエルがザリエルのパンツを乱暴に剥ぎ取る。
スネ&ノビ「おぉぉぉ~~~!」
ゴリ「さぁ、罪人ザリエル! 今からオレ様がてめぇの罪を浄化してやるぜぇ~! ぐへへへへ!」
ゴリエルが加害性満点なゲスな表情を浮かべて服を脱いだ──その時。
ぶちぃ──。
オレの中のなにかがキレた。
「くぉら! お前らァ!」
え?
……は?
……なんで?
気がつくとオレは物陰から飛び出し──。
「な~に人の奴隷に手ぇ出してくれてんだァ!? あぁん!?」
クズ天使三人に向かって啖呵を切っていた。
ところが一歩結界から抜け出してみりゃ、なかなか快適。
天気もいいし気温もポカポカ。
復讐のために産み落とされたオレですら、ややもするとボンヤリ日向ぼっこがてらお茶でもすすりたくなるようなとこだ。
まぁ、それよりも。
なにがいいって、やっぱ……。
あのクソ女々しい偽善者のアベルから完全に解き放たれたことだよな~~~!
あぁ~、マジで最高だぜ!
せいせいする!
ほんっとあのアベルのクソ甘ったれ具合にはイラつかされたからな~!
やっとオレの人生が始まったって感じだぜ~~~!
そもそも、あいつが最初からもっとしっかりしとけば、オレなんかを生み出さずに済んでたんだろうがって話なわけ!
……ん? いや……それはそれでオレが誕生しないことになっちまうからよくないのか……?
こほん。……まぁ、いい。
それより今は天界だ。
結界は抜け出せたけど、いつあのゼウスとかいうのが戻ってくるかわからねぇ。
ゼウス。
魔神サタンと何千年だかも戦い続けてる頂上神。
ってことは多分あいつもサタンレベルに厄介なはず。
だから、さっさとこんなとこおさらばしねぇと。
んでもって、あいつに見つからないようにして──隙を見て殺す!
これで神と魔神の「オレ争奪戦」も終わって、完璧に好きに暮らせるってわけだ!
ってことでぇ~……。
あのアホの大天使は簡単に籠絡できたけど、他の天使はどうなんだ……?
ちょうどガヤガヤと騒ぎながら姿を見せた天使三人。
そいつらを、オレはすかさず雲の陰から盗み視る。
【鑑定眼】
オレの右目に、オレにしか見えない赤い炎が宿る。
名前:ゴリエル
種族:天使
職業:権天使
レベル:12
体力:808
魔力:186
職業特性:【神の代理人】
スキル:【筋波電光】
名前:スネファス
種族:天使
職業:大天使
レベル:9
体力:89
魔力:659
職業特性:【神の代行者】
スキル:【卑屈】
名前:ノビリス
種族:天使
職業:天使
レベル:4
体力:14
魔力:444
職業特性:【神の使い】
スキル:【凡庸偽善】
ゴリ、痩せ、チビの三人組の男の天使。
権天使ってのが、大天使の一個上の階級だっけか? それが一人と。
残りはザリエルと同格の大天使が一人。
一番格下の末端の天使が一人。
レベルはそこまで高くない。
体力型がゴリエル。
魔力型がスネファスとノビリス。
オレがスキルを奪い取れるストックは残り『1』。
もし、この中からスキルを奪うとすれば破壊力の高そうな『筋波電光』だが……。
ゴリ「おいッ! あそこ見ろ! ケツが浮いてるぜ、ケツが!」
スネ「ウヒ……ウヒヒ……ゼウスのクソ親父が久々に地上に行ったってんで、なぁ~んかないかと探しにきてみてきたらぁ~? こりゃ、なかなかいい拾いものを発見?」
ノビ「あわわ、ダメですよ……! なにか困ってるのかもしれませんよ!? ほら、助けてあげないと!」
イラッ。
ウザイな、こいつら。
ゴリゴリ筋肉バカと陰険そうなガリはまだいい。
なんだ最後の気持ち悪いやつは。
『なにか困ってるのかもしれませんよ!?』だぁ!?
おぅえっ!
気色悪っ!
あのアベルやクソ神官のラルクとかいう奴を思い起こさせやがる。
綺麗事ばっか言ってやがるクソ。
オレは、なんであいつらが綺麗事を言ってるのかよ~く知ってるぞ?
それはたんに──。
『傷つきたくないから』
それだけだ。
オレはアベルの中から生まれた。
だから身にしみてよくわかってる。
『自分から行動を起こして失敗したくない』
『責められたくない』
『傷つきたくない』
だから偽善で心を覆って、流されるように生きている。
自分で道を切り開くべく、思い切った行動を取ることもない。
自分の身に何が起きても、あくまですべて他人のせい。
そんな他人に振り回されて生きてる被食者──エサ。
餌だ、偽善者のお前らは。
ぶるるっ……!
思わず身の毛がよだつ。
ゴリ「ん? なんか物音しなかったか?」
スネ「ふへぇ? 気のじゃないですかぁ?」
ノビ「それより、ほら! あの揉みごたえのありそうなケツ……じゃなくて、ぷりぷりと突き出されてるおケツの方を助けてあげないと! 早く行きましょう!」
状況を確認。
まず、オレが『魅了』したアホ女天使ザリエルは再び結界に空いた穴にハマらせた。
ケツを外側に向けた状態で。
その天使どもに受けるらしい「ぐっちょんぐっちょん」な行為とやらがどの程度のものかを見るために。
ザリエルから口で説明させてもよかったが、人のする説明には多分に主観が入る。
大げさに言う場合もあるし、勘違いしてる場合だってある。
よって、その情報を元に行動すると致命的な失敗招く可能性がある。
ましてや相手はアホのザリエル。
こうして餌として使ったほうが有用だ。
それで「ぐっちょんぐっちょん」とやらが終わった後に無事だったら、あらためて出口まで案内させればいい。
もしザリエルが殺されても別にかまやしねぇ。
また別の天使だか神だかを魅了して出口まで案内させるだけだ。
ただ、そのためにも「天使とはどういう習性を持ってるのか」「どういう奴らなのか」を知っておく必要がある。
それも、オレがこの目で直に確認してな。
ってことで。
結界から脱出したオレは、雲の蔭からやつらがこれからザリエルにどんな仕打ちを行うかを観察してるってわけ。
さぁ、見せやがれ。
ゴリエル、スネファス、ノビリス。
お前ら天使が、どういう奴らなのかってのを。
すぐに三人はザリエルの元へとたどり着いた。
ゴリ「おうっ! 馬鹿のザリエルのケツじゃねぇか!」
スネ「ザリザリザリエ~ル? 体だけ発達してるポンコツおっちょこちょいのアホ女~? こんなところでなにしてんでしょうかねぇ~? んん~~~?」
ノビ「あっ! こいつ、ゼウス様の張った結界を切り取ってるよ! で、そこにハマったみたい! なんだろう……この反逆の現行犯感! これは死刑、もしくは堕天に相当する重罪では!? エイッ!(とザリエル尻を揉みしだく)」
ん~……。
ゴリ「おい、ノビリスのくせに何最初にケツ揉んでやがるっ!」
ノビ「ウヒヒぃ……ごめんなさい、この馬鹿アホ女が天界から追放されると思うと今のうちに揉んどかなきゃ損かなって……」
スネ「ノビノビノビリぃ~ス? 貴様さっきまで『助けなきゃ』とか言ってたくせに、ほんとただの偽善者ですねぇ~?」
ゴリ「だから昇格できない万年ヒラ天使なんだろ。ほっとけそんな奴。それより……!(ドンッ!)」
ノビリスを突き飛ばしたゴリエルがザリエルのローブを「バッ!」っとめくり上げると、ザリエルのぷにぷになふともも、こぼれんばかりの巨桃のような生尻、真っ白なパンツが燦々と降り注ぐ太陽の元に晒された。
スネ「おぉ……! ワンダフォー……! くぅ~、ゼウスのクソ親父……こんなむちむちむにゅむにゅぽよぽよな辛抱たまらん体を好きに弄んでるとはァァ~……!(指ワナワナ&よだれダラダラ)」
ノビ「ぐふふ……ボク、前々からザリエルのこと……好k……犯したいと思ってたんですよね……(腰ヘコヘコ)」
ゴリ「お前、今『好き』って言いかけただろ、ほんと気持ち悪いやつだな。ま、オレらが百回輪姦し終わったらお前にも譲ってやるよ。念願の両思いだ。ありがたく思え」
ノビ「うひぃ……! じゃあボク、ザリエルが犯される回数を指折り数えてるね! 一回犯されるたびにザリエルのおケツに『正』の字を書いていくね!(腰ヘコヘコ)」
スネ「ノビノビノビリぃ~スは気がききますねぇ~? じゃあ、私はゴリエル様が満足されるまでザリエルの足裏を舐め回して感度を高めておきましょうかねぇ~?(舌ペロペロ)」
んん~……?
ゴリ「おうっ! まずはオレがバチーンとこのエロい体したセックス女を犯すとこをよ~~~く見とけや!(ザリエルの生ケツを両手で鷲掴み)」
スネ&ノビ「はいぃぃぃ! 存分にこの罪人アホ女ザリエルに裁きをお与えなすってくださいぃぃぃぃ!い」
んんん~……?
なんっかさぁ……。
天使たちのクソっぷりは、まぁ置いとくとして。
ザリエルのやつさぁ。
もっと、泣き叫んで抵抗するかと思ってたんだよな。
さっきまで顔真っ赤にしてギャンギャン言ってたみたいに。
でも、こいつ──。
なんかうつむいて悲しそうにシクシク泣いてやがんの。
は?
なんだそれ?
なんかオレが悪いことしてるみたいな感じになるんだが?
オレは「穴にハマってろ」とは命令したけど「素直に犯されろ」とは命令してないぞ?
ってことは、あれはザリエルの素のリアクションだよな?
透明な結界に空いた穴にハマって宙に固定されてるザリエル。
オレが隠れてる場所からはケツしか見えない。
けど、その向こう側に大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちるのが見えた。
あぁ~~~! なんだよ、それ!
だからなんでオレがこんなもやもやした気持ちになんなきゃいけねぇんだよ!
オレはてめぇらの「ぐっちょんぐっちょん」を見て!
それでお前らがどういう奴らかを判断して!
ザリエルが死んだら死んだで、また新しい使えそうなやつを捕まえて脱出の手引をさせる!
それだけだろうが!
だから泣くなよ!
なんか思ってたのと違うだろうが!
あ~~~~! もうクソが!
なんだ、マジでこの気持ち!
スネ「クケケ……! ゴリエル様、こいつ泣いてますぜぇ~!」
ノビ「ボクらに輪姦されるのが嬉しくて泣いてるのかな!? かな!?」
ゴリ「どのみちゼウスに逆らったお前はもう終わりだ! 天界から追放される前に、せいぜいオレたちを気持ちよくさせて罪を償えや!」
バッ──!
ゴリエルがザリエルのパンツを乱暴に剥ぎ取る。
スネ&ノビ「おぉぉぉ~~~!」
ゴリ「さぁ、罪人ザリエル! 今からオレ様がてめぇの罪を浄化してやるぜぇ~! ぐへへへへ!」
ゴリエルが加害性満点なゲスな表情を浮かべて服を脱いだ──その時。
ぶちぃ──。
オレの中のなにかがキレた。
「くぉら! お前らァ!」
え?
……は?
……なんで?
気がつくとオレは物陰から飛び出し──。
「な~に人の奴隷に手ぇ出してくれてんだァ!? あぁん!?」
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