コストール子爵令嬢マドゥレーヌ。彼女はある日、実父、継母、腹違いの妹、そして婚約者に裏切られ、コストール家を追放されることとなってしまいました。
ですがその際にマドゥレーヌが咄嗟に口にした『ある言葉』によって、マドゥレーヌが去ったあとのコストール家では大変なことが起きるのでした――。
文字数 6,228
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.17
ルフトート子爵令嬢コリーヌは自分には大きな価値があり、どんなワガママも許されると思っていました。
そのため今まで好き放題に生きてきたのですが、どうやらそれは大きな間違いだったようで――
文字数 12,902
最終更新日 2025.04.21
登録日 2025.04.11
両親、妹、婚約者、使用人。ロドレル子爵令嬢カプシーヌは周囲の人々から理不尽に疎まれ酷い扱いを受け続けており、これ以上はこの場所で生きていけないと感じ人知れずお屋敷を去りました。
――カプシーヌさえいなくなれば、何もかもうまく行く――。
――カプシーヌがいなくなったおかげで、嬉しいことが起きるようになった――。
関係者たちは大喜びしていましたが、誰もまだ知りません。今まで幸せな日常を過ごせていたのはカプシーヌのおかげで、そんな彼女が居なくなったことで自分達の人生は間もなく180度変わってしまうことを。
17日本編完結。4月1日より、それぞれのその後を描く番外編の投稿をさせていただきます。
文字数 35,001
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.02.18
「アンタが憎くて憎くて仕方がなかったのよ、わたくしの夢を奪ったアンタがね!! お前も失う痛みを味わうといいわ!!」
絵のコンクールでわたしが一枠しかない金賞を取ったことで銀賞となり、画家になる夢を諦めないといけなくなった――。そんな理由でわたしはヴァロット伯爵令嬢ルアン様に恨まれて『忘却』の呪いをかけられてしまい、全ての人々の記憶からわたしことファーティナ伯爵令嬢エレアの記憶が消えてしまったのでした。
ですのでお屋敷を追い出されて貴族としての人生を失ってしまったのですが、実はわたしは権謀術数渦巻く貴族の生活が苦痛だったのです。そのため悲しみなどは一切なく、希望を抱いて第二の人生の第一歩を踏み出して――
文字数 22,207
最終更新日 2025.04.04
登録日 2025.03.16
ある日命を落としてしまったわたし里村七海は、気が付くと大好きだった乙女ゲーム『満月を君と』の主人公・子爵令嬢アデライドとして転生していました。
『満月を君と』は異常なくらい攻略が難しくて、一度もハッピーエンドにできなかったゲーム。何度やってもバッドエンドになってしまって、攻略対象である推しの子爵令息エリク様を救えずにいました。
だからゲームの世界に居ると気付いたわたしは、今度こそエリク様を救うと決意。彼をバッドエンドに向かわせてしまう3人の『敵』に挑むため、作戦を練り始めるのでした。
生前は一度もクリアできなかったわたしだけど、ゲーム内に居るからこそできることが沢山ありました。転生者という強みを使って、今度こそハッピーエンドに辿り着きます。
文字数 57,456
最終更新日 2025.03.10
登録日 2025.01.30
「ごめんなさい、アルマ。今日は、君との婚約を解消しにきたんだ」
わたしの幼馴染であり最愛の人、サフォザット男爵令息イザックからの突然の申し出。彼が突然こんなことを言い出したのは、わたしを守るためでした。
それは昨夜、イザックが恩師のパーティーに出席した時のこと。他貴族に暴力を振るおうとする伯爵令息ギャスパー様を咄嗟に止めた際に、ギャスパー様が転んで足首を負傷してしまったそう。
それによってイザックはギャスパー様に激しく逆恨みをされ、彼が潰れるまで心身を徹底的に攻撃すると宣告されてしまっていたのです。
わたし達の家はどちらも平凡な男爵家で、伯爵家に勝てるはずがありません。ですのでイザックは、飛び火しないよう縁を切ろうとしてくれていたのです。
……そういうこと、だったのですね。
ありがとうございます、イザック。でも、安心してください。
そのトラブル、わたしがどうにかしますから。
文字数 22,224
最終更新日 2025.03.07
登録日 2025.02.09
俺ことルゾマウア子爵令息シルヴァンには、幼馴染で婚約者のマルセルという名の女性がいる。
婚約は政略的なものだがマルセルとは旧知の仲で、家族のように大切な存在だった。だから婚約はとても嬉しく感じていて、将来はふたりで良い夫婦になりたいと強く思っていた。
だがある時俺はもう一人の幼馴染であるジャクリーヌに恋をしていると気付き、同時にジャクリーヌも俺に恋心を抱いていたのだと気付いたのだった。
――俺達は相思相愛、それを知ったらそうなるのは必然的だった――。
互いに『この人と結婚したい』という感情を抑えきれなくなって、本当はそんなことしたくはなかった。俺達3人は物心ついた時からの付き合いで、幼馴染3人でずっと一緒に笑い合っていたかった。
でもマルセルがいたら、俺達は結婚できないから……。邪魔者である彼女に消えてもらうことにしたのだった。
ごめんよ、マルセル。俺達の幸せのために、君には死んでもらいます。
文字数 20,261
最終更新日 2025.02.12
登録日 2025.01.14
子爵家当主だった父が叔父一家に陥れられたことによって、『わたくし』ブランシュはすべてを失い両親と共に追放されてしまいました。
しかしながらその際に起きたトラブルにより、『わたし』こと前世・佐々岡奈央の記憶が覚醒します。その結果――平民となってしまったものの前世の記憶が蘇ったおかげで素晴らしい人生を歩めるようになり、最愛の人に出会えたり前世では叶えられなかった夢を叶えられたり、幸せな日々を過ごしていました。
だから『わたくし』にとっては怨敵ですが『わたし』にとって陥れた人達は恩人で、ある日そんな人達が肉親の裏切りに遭い失脚して追放されたと知りました。なのでその人達を助けるために、居場所を調べて会いに行ったのだけど――。
その時のわたしは、まだ知りませんでした。
まさか、あんな勘違いが起きてしまうだなんて。
文字数 21,662
最終更新日 2025.01.29
登録日 2025.01.07
とある場所にある、深夜0時にオープンする不思議なカフェ・エスポワール。
そこでは店主・月島昴が作る美味しい料理と不思議な出来事が、貴方をお待ちしております。
招待状を受け取られた際は、是非足をお運びください。
※1月16日深夜0時完結。17日0時より番外編の投稿が始まります。
文字数 20,234
最終更新日 2025.01.19
登録日 2024.12.31
長年大事にされてきた物に精霊が宿って誕生する、付喪神。極まれにその際に精霊の頃の記憶を失ってしまい、『名』を忘れたことで暴走してしまう付喪神がいます。
付喪神対策局。
それは、そんな付喪神を救うための組織。
対策局のメンバーである神宮寺冬馬と月夜見鏡は今夜も、そんな付喪神を救うために東京の空の下を駆けるのでした――。
文字数 16,578
最終更新日 2025.01.16
登録日 2024.12.31
――心の中から消してしまいたい、理不尽な辛い記憶はありませんか?――
どこかにある『カクテルBAR記憶堂』という名前の、不思議なお店。そこではパワハラやいじめなどの『嫌な記憶』を消してくれるそうです。
今宵もまた心に傷を抱えた人々が、どこからともなく届いた招待状に導かれて記憶堂を訪ねるのでした――
文字数 12,414
最終更新日 2025.01.13
登録日 2024.12.31
男爵令嬢ヴェロニックに暴力を振るってストレスを発散していた、伯爵令嬢ロナ。ヴェロニックの婚約者である男爵令息ジャルッズに暴力を振るってストレスを発散していた、ロナの婚約者である伯爵令息アントワン。
そんな2人はよりストレスを発散するために相手の婚約者も傷付けようとしたがために、ヴェロニックとジャルッズの逆鱗に触れてしまうこととなります。
――自分が攻撃されるのは我慢できるけど、大好きな婚約者が傷付けられるのは許せない――。
ロナとアントワンは、まだ知りません。
格下だからと調子に乗って虐げていた、ヴェロニックとジャルッズの恐ろしさを――。
※1月7日、本編完結。後日、ヴェロニックとジャルッズに関するお話の投稿を予定しております。
文字数 23,172
最終更新日 2025.01.07
登録日 2024.12.23
今から1年前のことでした。突然病にかかり苦しむ婚約者・ジスラン様を救うため、薬の材料を求めて3つ離れた国へと旅立ちました。
その材料が見つかる可能性は非常に低く、毎日必死に探しても見つからなかったのですが……。ちょうど1年が経った頃、祖国にいるお父様から『奇跡が起きて病気が独りでに治った』というお手紙が届いたのでした。
ですのでわたしは急いで帰国し、元気になったジスラン様と再会をするのですが――
「ごめんよ、エルミーヌ。俺は、ララに恋をしてしまったんだ」
――薬の材料を探している間に、ジスラン様は妹と恋仲になっていて……。わたしとの婚約は、解消されることになっていたのでした……。
文字数 44,918
最終更新日 2025.01.02
登録日 2024.11.25
子爵令嬢アンジェリーヌの幼馴染であり婚約者である、子爵令息ジェラルド。彼はある日大怪我を負って昏睡状態となってしまい、そんなジェラルドを救うためアンジェリーヌは神に祈りを捧げ始めました。
その結果アンジェリーヌの声が届き願いが叶うのですが、その代償として彼女は醜悪な姿になってしまいます。
自らを犠牲にしてまでジェラルドを助けたアンジェリーヌでしたが、その後彼女を待っていたのは婚約解消。ジェラルドは変わり果てたアンジェリーヌを気持ち悪いと感じ、自分勝手に縁を切ってしまったのでした。
そんなジェラルドは、無事に縁を切れて喜んでいましたが――
文字数 16,735
最終更新日 2024.12.24
登録日 2024.12.10
それは、夫であるレジスさんと結婚10周年を祝っている時のことでした。不意にわたし達が暮らすお屋敷に、11年前に駆け落ちした2人が――わたしの妹ヴェロニクとレジスさんの兄テランスさんが現れたのです。
身勝手な行動によって周囲にとんでもない迷惑をかけた上に、駆け落ちの際にはお金や貴金属を多数盗んでいってしまった。そんなことをしているのに、突然戻ってくるだなんて。
なにがあったのでしょうか……?
※12月7日、本編完結。後日、主人公たちのその後のエピソードを追加予定となっております。
文字数 26,141
最終更新日 2024.12.07
登録日 2024.11.17
「タチアナ、早く歩け」
「……え? わっ、わたしはタチアナではありません!」
わたしロズリーヌは気が付くと、タチアナ・ルレーラという名の女性になっていました。
その方は隣国の侯爵令嬢であり、罪人。複数の罪を犯した罰として、まもなく断罪が始まろうとしていたのです。
――このままだとわたしが代わりに処刑されてしまう――。
幸いにも近くに居た方・侯爵令息オディロン様は別人だと信じてくださりましたが、明確な証拠がないと処刑は回避できないそうです。
オディロン様の機転のおかげで、1週間の猶予ができました。その間に、なんとしてもタチアナさんを見つけないと――。
文字数 37,943
最終更新日 2024.12.07
登録日 2024.11.04
それは、わたしことエリーズの婚約者であるサンフォエル伯爵家の嫡男・ディミトリ様のお誕生日をお祝いするパーティーで起きました。
ディミトリ様と二人でいたら突然『自分はエリーズ様と前世で夫婦だった』と主張する方が現れて、驚いていると更に『婚約を解消して自分と結婚をして欲しい』と言い出したのです。
信じられないことを次々と仰ったのは、ダツレットス子爵家の嫡男アンリ様。
この方は何かの理由があって、夫婦だったと嘘をついているのでしょうか……? それともアンリ様とわたしは、本当に夫婦だったのでしょうか……?
文字数 39,184
最終更新日 2024.12.05
登録日 2024.11.12
僕の妻は以前隣国でレベッカという名前の男爵令嬢として生きていて、家族達の醜悪な計画に反対して家を去ったという過去がある。
最愛の人が名前と貴族籍を捨ててから、11年後。マルスリーヌという名の平民として第2の人生を送っていた妻のもとに、かつて彼女の父と母と姉だった3人が現れたのだった。
厄介な人間達がわざわざ探して、会いに来るだなんて。放ってはおけないね。
文字数 30,439
最終更新日 2024.11.19
登録日 2024.10.21
――わたしは、家族に尽くすために生まれてきた存在――。
子爵家の次女ベネディクトは幼い頃から家族にそう思い込まされていて、父と母と姉の幸せのために身を削る日々を送っていました。
ですがひょんなことからベネディクトは『思い込まれている』と気付き、こんな場所に居てはいけないとコッソリお屋敷を去りました。
それによって、ベネディクトは幸せな人生を歩み始めることになり――反対に3人は、不幸に満ちた人生を歩み始めることとなるのでした。
文字数 26,688
最終更新日 2024.11.12
登録日 2024.10.14
ウチことクロフフォーラ伯爵家は金銭面でとても苦しい状況にあり、何かしらの手を打たないとわたしの次か次の代で破産しかねない状態となっていました。にもかかわらず肝心の父、母、妹も、『自分さえ幸せならどうでもいい』と考えていて、対策を練ることなく日々好き放題していました。
このままでは家が大変なことになってしまう。そこでわたしは9歳の頃に、国家資格である『1級薬師』を取得してオリジナルの薬を作り、その製造と販売でクロフフォーラ家を守ろうと決意しました。
それから5年後にわたしは14歳で1級薬師となり、24歳で薬の開発に成功。侍女や使用人がサポートしてくれたおかげで無事目標を達成することができた、のですが――。父と母と妹はわたしを屋敷から追い出し、薬に関する利益をすべて自分達のものにしようとし始めたのでした。
……そういうことをするのでしたら、こちらにも考えがあります。
全員、覚悟してくださいね?
※体調不良の影響で現在最新のお話以外の感想欄を、一時的に閉じております。なにかございましたら、お手数ではございますが、そちらにお願い致します。
文字数 31,803
最終更新日 2024.10.21
登録日 2024.09.09