17 / 74
規格外の女 sideリオネル③
しおりを挟む
アドリアーヌは動揺を抑えつつ、少し青い顔をしながら必死に訴えてきた。
「あ……あの……まだ準備ができていなくて。と言いますか、何をすれば認めてもらえるのか決めていなかったですから……」
「お前の働きを見れば分かる」
あの働きを見れば、アドリアーヌがただの貴族の女ではないことも、穀潰しではないことも理解できた。
しかも、ファゴではなく自身で焼いたというアップルパイを出してきた。少し焦げてはいるが美味しそうだった。
お茶の用意をしているようだったが、自分で淹れるつもりだろうか?
「君が紅茶を淹れるのか。見せてもらおう」
純粋に彼女が淹れるお茶を飲みたくてそういったのだが、やはりアドリアーヌは「品定めされる」と思ったようで少々顔色が悪かったが、慣れた手つきで優雅にお茶を淹れる。
リオネルは自身でも知らずにその仕草に見惚れてしまっていた。
その時、ぐらりとアドリアーヌの方が揺れたかと思うと気を失って倒れた。
(まずい!)
リオネルは持ち前の瞬発力を生かして、アドリアーヌを抱きとめる。見れば呼吸が浅く、苦しそうに息をしている。
体は火照ったように熱い。
「アドリアーヌ様!」
「アレクセイ、医者を呼ぶんだ」
「はい!」
「それと水を持ってきてくれ。日射病かもしれない」
リオネルは素早くアレクセイに指示した。
炎天下で剣術訓練をしていると、こういった状態で倒れるものもいた。
今はまだ夏ほど日差しは強くないが、先ほどの様子だと帽子も被らずに草むしりをしていたことを鑑みると、十中八九そうだろうとリオネルは思った。
果たしてリオネルの読み通りアドリアーヌは日射病で、医者の話でも冷やせば深刻な状態にはならないということだった。
アドリアーヌが倒れたという情報は使用人たちにアッという間に広がり、我先にというばかりに使用人たちがアドリアーヌの様子を見に来た。
そして彼女がいかに重要な人物で、追い出さないでくれとリオネルに懇願してくるのだった。
(私が悪者みたいだな……いや、確かに悪者だったのかもしれない)
アドリアーヌを偏見の目で見て、頭のいかれた女だとも思ったが、どうやら彼女は普通のご令嬢とは違うらしい。
自分の浅慮を痛感していると、アドリアーヌが目を覚ました。
そしてやはりリオネルを驚かせたのは目を覚ました時のアドリアーヌの一声だった。
「お医者様……あああああ、倒れたんですね!お医者様……すみません、出費分は払います!」
(そこで医者の出費を心配するのか!?)
本当に何もかにもが規格外の女だと思うとともに、思わず小さく笑いが出てしまった。
リオネルはすでにアドリアーヌを認めていたのだが、アドリアーヌは申し訳ないと必死に誤ってきた。
何やら逆に申し訳なくなり、自分としては最大級の声でもう敵意はないと伝えるつもりで声をかけた。
「体に気を配れ」
アドリアーヌがこの家に居ても問題ないと安堵するリオネルは、分不相応にも伯爵家を慮ってしまったと反省し、早々に伯爵家を後にした。
その道すがら、何故かアドリアーヌの顔が脳裏にちらちらと浮かんでは消える。
賭けをすると言って少し怒った顔、畑仕事をしていた時の満面の笑顔、死刑宣告を待つように泣きそうになっていた顔、涙をこらえる顔、そしてほっと安堵した時の柔らかい笑顔。
(なぜ……あの女の顔が)
不可解な現象に戸惑いつつも、王宮の自室へと戻ったのだった。
自分の身に異変が起こっている自覚はないまま翌日もクローディスの執務室に控えている。
何度となくアドリアーヌの顔が浮かんでしまうのは、彼女を何の能力もない穀潰しの高慢な女だと思っていた罪悪感からだろうか。
それに、やはりあの後のアドリアーヌの体調も気になる。
(もう一度ムルム伯爵の元に様子を見に行くか……でも、そんな必要があるだろうか?)
そんなことを考えているとサイナスに声を掛けられ、リオネルははっと我に返った。
「珍しいですね、サイナスがぼうっとしているなんて」
「何か悩み事か?」
やはり優秀な宰相候補であるサイナスと付き合いの長いクローディスには隠し事はできないらしい。
だが、何と説明していいか言いあぐねていると、サイナスが訝し気な様子でリオネルを見つめたのち、にこやかに言った。
「女性のことですか?」
「そ……そのような……」
「この状況で女性のこととなると……あのグランディアス王国の女性のことかな?」
「!!」
思わず図星であるのが表情に出ていたのかもしれない。
「そう言えば報告を受けてなかったけど……どうだったのかい?」
「……アドリアーヌは賭けに勝ちました」
「と言うと?」
「使用人として十分な働きをしていました。私の先入観で話をしてしまい、サイナス様にもいらぬ心配をおかけしました」
深々と頭を下げるリオネルの様子を、興味深そうにクローディスは見ながら言った。
「お前がそこまで謝るなんて。律儀な奴だが、そのような変な女に対してそこまで謝る必要はないと思うぞ」
「いえ……彼女を侮辱した発言をしたことは訂正しなくてはと思った次第です」
「リオネルが、そんな風に言うなんてよっぽど心を動かされることでもあったかな?できたら理由が知りたいな」
クローディスの言葉に追随するようにサイナスが言うので、リオネルは持ってきてしまったアドリアーヌのムルム家における現状分析と改善資料を提示した。
「これは?」
「アドリアーヌが作ったと言われたものです」
「これはまた……ずいぶん興味深いね」
リオネルから渡された資料をペラペラとめくりながら、サイナスはふむふむと言いながら見ている。
「ずいぶんしっかりした資料だ。文字や会計の知識がない人間に向けてなのか、若干計算が大雑把だけど、論理展開や着眼点はいいね」
「そうなのか?」
サイナスの言葉にクローディスも興味深そうにそれを見るが、サイナスほどは関心はないらしい。
「でも所詮は女が作ったものだろう?これを一人で作れるとは思わないし、リオネルもそれは信じてないだろう?」
「それは……私の口からは何とも。ただ使用人達には信頼され、ムルム伯爵にも認められているのは確かです」
「歯切れが悪いな。リオネルももう少し気合入れろよ。仕事が暇ならいっぱいあるからな」
「は……申し訳ありません」
リオネルは自分の中のアドリアーヌへの不可解な思いを押しやるようにして、自分の仕事に打ち込むことにした。
だが、サイナスはというとまだ何か考えながら書類を見ていた。
「これは……なかなか興味深いな……駒の一つになるかもしれない」
そしてサイナスが小さく呟いたのを耳にしたが、残念ながら何を言ったのかまでは聞くことはできなかった。
だが、自分の立場上でもそれを聞くこともできず、リオネルは頭を切り替えてクローディスの指示に従って仕事をすることにしたのだった。
「あ……あの……まだ準備ができていなくて。と言いますか、何をすれば認めてもらえるのか決めていなかったですから……」
「お前の働きを見れば分かる」
あの働きを見れば、アドリアーヌがただの貴族の女ではないことも、穀潰しではないことも理解できた。
しかも、ファゴではなく自身で焼いたというアップルパイを出してきた。少し焦げてはいるが美味しそうだった。
お茶の用意をしているようだったが、自分で淹れるつもりだろうか?
「君が紅茶を淹れるのか。見せてもらおう」
純粋に彼女が淹れるお茶を飲みたくてそういったのだが、やはりアドリアーヌは「品定めされる」と思ったようで少々顔色が悪かったが、慣れた手つきで優雅にお茶を淹れる。
リオネルは自身でも知らずにその仕草に見惚れてしまっていた。
その時、ぐらりとアドリアーヌの方が揺れたかと思うと気を失って倒れた。
(まずい!)
リオネルは持ち前の瞬発力を生かして、アドリアーヌを抱きとめる。見れば呼吸が浅く、苦しそうに息をしている。
体は火照ったように熱い。
「アドリアーヌ様!」
「アレクセイ、医者を呼ぶんだ」
「はい!」
「それと水を持ってきてくれ。日射病かもしれない」
リオネルは素早くアレクセイに指示した。
炎天下で剣術訓練をしていると、こういった状態で倒れるものもいた。
今はまだ夏ほど日差しは強くないが、先ほどの様子だと帽子も被らずに草むしりをしていたことを鑑みると、十中八九そうだろうとリオネルは思った。
果たしてリオネルの読み通りアドリアーヌは日射病で、医者の話でも冷やせば深刻な状態にはならないということだった。
アドリアーヌが倒れたという情報は使用人たちにアッという間に広がり、我先にというばかりに使用人たちがアドリアーヌの様子を見に来た。
そして彼女がいかに重要な人物で、追い出さないでくれとリオネルに懇願してくるのだった。
(私が悪者みたいだな……いや、確かに悪者だったのかもしれない)
アドリアーヌを偏見の目で見て、頭のいかれた女だとも思ったが、どうやら彼女は普通のご令嬢とは違うらしい。
自分の浅慮を痛感していると、アドリアーヌが目を覚ました。
そしてやはりリオネルを驚かせたのは目を覚ました時のアドリアーヌの一声だった。
「お医者様……あああああ、倒れたんですね!お医者様……すみません、出費分は払います!」
(そこで医者の出費を心配するのか!?)
本当に何もかにもが規格外の女だと思うとともに、思わず小さく笑いが出てしまった。
リオネルはすでにアドリアーヌを認めていたのだが、アドリアーヌは申し訳ないと必死に誤ってきた。
何やら逆に申し訳なくなり、自分としては最大級の声でもう敵意はないと伝えるつもりで声をかけた。
「体に気を配れ」
アドリアーヌがこの家に居ても問題ないと安堵するリオネルは、分不相応にも伯爵家を慮ってしまったと反省し、早々に伯爵家を後にした。
その道すがら、何故かアドリアーヌの顔が脳裏にちらちらと浮かんでは消える。
賭けをすると言って少し怒った顔、畑仕事をしていた時の満面の笑顔、死刑宣告を待つように泣きそうになっていた顔、涙をこらえる顔、そしてほっと安堵した時の柔らかい笑顔。
(なぜ……あの女の顔が)
不可解な現象に戸惑いつつも、王宮の自室へと戻ったのだった。
自分の身に異変が起こっている自覚はないまま翌日もクローディスの執務室に控えている。
何度となくアドリアーヌの顔が浮かんでしまうのは、彼女を何の能力もない穀潰しの高慢な女だと思っていた罪悪感からだろうか。
それに、やはりあの後のアドリアーヌの体調も気になる。
(もう一度ムルム伯爵の元に様子を見に行くか……でも、そんな必要があるだろうか?)
そんなことを考えているとサイナスに声を掛けられ、リオネルははっと我に返った。
「珍しいですね、サイナスがぼうっとしているなんて」
「何か悩み事か?」
やはり優秀な宰相候補であるサイナスと付き合いの長いクローディスには隠し事はできないらしい。
だが、何と説明していいか言いあぐねていると、サイナスが訝し気な様子でリオネルを見つめたのち、にこやかに言った。
「女性のことですか?」
「そ……そのような……」
「この状況で女性のこととなると……あのグランディアス王国の女性のことかな?」
「!!」
思わず図星であるのが表情に出ていたのかもしれない。
「そう言えば報告を受けてなかったけど……どうだったのかい?」
「……アドリアーヌは賭けに勝ちました」
「と言うと?」
「使用人として十分な働きをしていました。私の先入観で話をしてしまい、サイナス様にもいらぬ心配をおかけしました」
深々と頭を下げるリオネルの様子を、興味深そうにクローディスは見ながら言った。
「お前がそこまで謝るなんて。律儀な奴だが、そのような変な女に対してそこまで謝る必要はないと思うぞ」
「いえ……彼女を侮辱した発言をしたことは訂正しなくてはと思った次第です」
「リオネルが、そんな風に言うなんてよっぽど心を動かされることでもあったかな?できたら理由が知りたいな」
クローディスの言葉に追随するようにサイナスが言うので、リオネルは持ってきてしまったアドリアーヌのムルム家における現状分析と改善資料を提示した。
「これは?」
「アドリアーヌが作ったと言われたものです」
「これはまた……ずいぶん興味深いね」
リオネルから渡された資料をペラペラとめくりながら、サイナスはふむふむと言いながら見ている。
「ずいぶんしっかりした資料だ。文字や会計の知識がない人間に向けてなのか、若干計算が大雑把だけど、論理展開や着眼点はいいね」
「そうなのか?」
サイナスの言葉にクローディスも興味深そうにそれを見るが、サイナスほどは関心はないらしい。
「でも所詮は女が作ったものだろう?これを一人で作れるとは思わないし、リオネルもそれは信じてないだろう?」
「それは……私の口からは何とも。ただ使用人達には信頼され、ムルム伯爵にも認められているのは確かです」
「歯切れが悪いな。リオネルももう少し気合入れろよ。仕事が暇ならいっぱいあるからな」
「は……申し訳ありません」
リオネルは自分の中のアドリアーヌへの不可解な思いを押しやるようにして、自分の仕事に打ち込むことにした。
だが、サイナスはというとまだ何か考えながら書類を見ていた。
「これは……なかなか興味深いな……駒の一つになるかもしれない」
そしてサイナスが小さく呟いたのを耳にしたが、残念ながら何を言ったのかまでは聞くことはできなかった。
だが、自分の立場上でもそれを聞くこともできず、リオネルは頭を切り替えてクローディスの指示に従って仕事をすることにしたのだった。
17
お気に入りに追加
953
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生したら、実家が養鶏場から養コカトリス場にかわり、知らない牧場経営型乙女ゲームがはじまりました
空飛ぶひよこ
恋愛
実家の養鶏場を手伝いながら育ち、後継ぎになることを夢見ていていた梨花。
結局、できちゃった婚を果たした元ヤンの兄(改心済)が後を継ぐことになり、進路に迷っていた矢先、運悪く事故死してしまう。
転生した先は、ゲームのようなファンタジーな世界。
しかし、実家は養鶏場ならぬ、養コカトリス場だった……!
「やった! 今度こそ跡継ぎ……え? 姉さんが婿を取って、跡を継ぐ?」
農家の後継不足が心配される昨今。何故私の周りばかり、後継に恵まれているのか……。
「勤労意欲溢れる素敵なお嬢さん。そんな貴女に御朗報です。新規国営牧場のオーナーになってみませんか? ーー条件は、ただ一つ。牧場でドラゴンの卵も一緒に育てることです」
ーーそして謎の牧場経営型乙女ゲームが始まった。(解せない)
【完結】傷モノ令嬢は冷徹辺境伯に溺愛される
中山紡希
恋愛
父の再婚後、絶世の美女と名高きアイリーンは意地悪な継母と義妹に虐げられる日々を送っていた。
実は、彼女の目元にはある事件をキッカケに痛々しい傷ができてしまった。
それ以来「傷モノ」として扱われ、屋敷に軟禁されて過ごしてきた。
ある日、ひょんなことから仮面舞踏会に参加することに。
目元の傷を隠して参加するアイリーンだが、義妹のソニアによって仮面が剥がされてしまう。
すると、なぜか冷徹辺境伯と呼ばれているエドガーが跪まずき、アイリーンに「結婚してください」と求婚する。
抜群の容姿の良さで社交界で人気のあるエドガーだが、実はある重要な秘密を抱えていて……?
傷モノになったアイリーンが冷徹辺境伯のエドガーに
たっぷり愛され甘やかされるお話。
このお話は書き終えていますので、最後までお楽しみ頂けます。
修正をしながら順次更新していきます。
また、この作品は全年齢ですが、私の他の作品はRシーンありのものがあります。
もし御覧頂けた際にはご注意ください。
※注意※他サイトにも別名義で投稿しています。
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
rita
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラや攻略不可キャラからも、モテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
悪役令嬢なのに下町にいます ~王子が婚約解消してくれません~
ミズメ
恋愛
【2023.5.31書籍発売】
転生先は、乙女ゲームの悪役令嬢でした——。
侯爵令嬢のベラトリクスは、わがまま放題、傍若無人な少女だった。
婚約者である第1王子が他の令嬢と親しげにしていることに激高して暴れた所、割った花瓶で足を滑らせて頭を打ち、意識を失ってしまった。
目を覚ましたベラトリクスの中には前世の記憶が混在していて--。
卒業パーティーでの婚約破棄&王都追放&実家の取り潰しという定番3点セットを回避するため、社交界から逃げた悪役令嬢は、王都の下町で、メンチカツに出会ったのだった。
○『モブなのに巻き込まれています』のスピンオフ作品ですが、単独でも読んでいただけます。
○転生悪役令嬢が婚約解消と断罪回避のために奮闘?しながら、下町食堂の美味しいものに夢中になったり、逆に婚約者に興味を持たれたりしてしまうお話。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
道産子令嬢は雪かき中 〜ヒロインに構っている暇がありません〜
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「レイシール・ホーカイド!貴様との婚約を破棄する!」
……うん。これ、見たことある。
ゲームの世界の悪役令嬢に生まれ変わったことに気づいたレイシール。北国でひっそり暮らしながらヒロインにも元婚約者にも関わらないと決意し、防寒に励んだり雪かきに勤しんだり。ゲーム内ではちょい役ですらなかった設定上の婚約者を凍死から救ったり……ヒロインには関わりたくないのに否応なく巻き込まれる雪国令嬢の愛と極寒の日々。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる