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そのろく
そのろく-9
しおりを挟むウチのダンナは。
変態です。
身体の自由奪われて、尊がいい、って言った時しかしゃべっちゃいけない。と、言われ。
動く時は尊に抱っこされて。
一時も離してくれない。
「いい?声出しちゃダメだよ」
そして妊娠してからあたしが握ってたえっちの主導権も尊。
お風呂に入れば。
「みのりさんは洗ってあげてるだけなのにイッちゃうね。イヤラシイ身体だよね」
オマエがそうしとるんやろがっ!
裸のまま寝室まで抱っこされてベッドに降ろされる。
尊のなすがまま。
なに、この変態プレイ。
しかし、逆らうと怖いからな。
「みのりさんは俺のなんだよ。俺だけのものなんだから」
そう言いながら何度もあたしをとばす。
「ああ、もう。シーツ汚れちゃった。みのりさんがぐしょぐしょなっちゃうから」
あたしを刺激しながら。
「みのりさんの身体は俺じゃないとダメでしょ?」
そう言って笑う。
いい加減疲れたし寝たい。
この手、なんとかしてくれんかな。
尊の前でガチャガチャしたら。
「ダメ。みのりさん今監禁中」
外してくれん。
む。尿意が。
けどしゃべれんしな。尊の顔見て。
「なに?みのりさん」
伝わらんかな。むむむ。
「もじもじしちゃって、可愛い」
ほっぺたにキスする。
違うわ!
我慢できんくなる。
「どうしたの?」
「……っ!!」
尊があたし見て。
「…あ、トイレ?いいよ、ここでする?」
するかあっ!この変態があっ!!
「ウソ。俺、そっちの趣味ないし」
笑いながらあたし抱き上げてトイレ連れてった。
もう止めてくれんかな。
まあ、朝になればコイツも仕事やし。
それまでの我慢か。
と。思ったのに。
「あ、おはよ。俺、今日休むから。みのりさんが調子良くなくて」
朝、瞳子さんに電話 する尊。
まだ続ける気かああああああっ!!
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