寄り添った二人、一日だけ若返る

齢100歳となった与謝野 馨(よさの かおり)と陸奥 菫(むつ すみれ)。高校卒業から同居をして、ここまで生き長らえてきた。2人共、歳の為、腰痛が酷く困り果てていたが、散歩をしていたら、若返る入浴剤を売る商人が居た。怪しげだとは思いながらも、体が若い頃のように動かせるようになるならと購入してみた。幸い、値段はお店で買うくらいと変わらない。張ったお湯は古湯になると入浴剤の効果を失うから、一度浸かってしまうと若返る効果は失われる。2人同時に若返りたいのならば同時に入ること言われた。というわけで2人同時にお湯に浸かると18歳頃に体が若返ったのだ。てっきり、お肌がスベスベになったり、温泉の効用にある腰痛改善を期待していたが、本当に若返るとは……思ってもみなかった。せっかく若返ったのだから、若さの特権を活かしたことをしようと提案し、遊園地へ行き、夜は、互いに触れ合うことはマッサージだけになっていたが、若返ったのだから全身触りたいと思うようになり――
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,911 位 / 193,911件 恋愛 58,600 位 / 58,600件

あなたにおすすめの小説

お菓子で補っちゃお

シィータソルト
恋愛
高校生になってから出会った立木優紀奈(たちき ゆきな)と橘 祥子(たちばな しょうこ)祥子は大人しめで綺麗な黒髪で長髪。対して、優紀奈は高校デビューを果たした茶髪のツインテール。地毛を地味な黒から派手な茶髪にした。2人はクラスが一緒になった1年生。優紀奈の後ろの席に祥子が座っており、仲良くなる為に恋バナをしてみると、なんと祥子は付き合った人がいないらしい。一緒の部活に所属しようと演劇部に所属して、演目の王子様役とお姫様役を演じている内に、2人共本当に恋愛感情を抱いてしまう。恋愛感情を意識し始めた頃に保健体育の授業では性教育の授業が始まる。小学生の頃から学んできたことだけど、より具体的な内容に触れていく授業内容に、恥ずかしいのと興味津々なのとが綯い交ぜになり、触れ会いたくなる2人。演劇の練習も共にしたいし、宿題も共にしたい。なら、お泊りをしよう。お泊りをすれば、2人きりの時間を作ることができる。大好きなお菓子を持ち寄って。そのお菓子が2人の距離を縮める架け橋になるとは思いもせず――

幻覚彼女

シィータソルト
恋愛
小学生の時の成績は並、中学生になって落ちこぼれとなり偏差値30の勉強が苦手で猛勉強してついに第一志望校である公立清蘭高校に合格した水野 心(みずの こころ)。その疲労は半端なく、しばらく寝込む程。春休みはほとんど寝て過ごしていた。高校の予習どころではなかった。合格発表の日の夜に夢を見る。自身を夢華(ゆめか)と名乗る女の子が現れ、あなたとはずっと一緒だよと言われる。親友になる子かな?正夢になるかもと浮かれる心。春休みの入学説明会にて夢で現れた夢華が声をかけてくる。そして、友人となる。確かに夢の通り、常に一緒であった。だが、何か変だ。周りには夢華が見えていないかのように振る舞われる。HRや授業中など集中すべき時に歩きまわってても注意されない。休み時間だって、話かけてくるのはいつも心にだけ。時に、周囲を見回しても消えてしまったり……彼女は一体何者なのか。幽霊なのだろうか。の割には触れることができる。触れた感触も温かく柔らかい。心にしか見えない夢華。その存在は、心のとある欲望の抑制装置となっていたのであった――

妻と愛人

遠藤良二
現代文学
 俺は35歳で|山国雄一《やまくにゆういち》という。奥さんは9つ年下の山国|達子《たつこ》、26歳。結婚6年目。今日は3月3日、ひな祭りの日で、結婚記念日。子どもは1人いて3歳の女の子で年少さん。幼稚園に通っている。達子はとても娘の|凛《りん》を可愛がっている。でも、俺は子どもが嫌いだ。だから、自分の子どもでも可愛いとは思えない。このことは達子には言っていないけれど。できちゃった婚だから責任をとるために結婚しただけだ。達子1人じゃ、凛を育てられないし。経済的にも難しいし。生活保護という手もあるけれど、それは達子は嫌みたいだ。なぜ嫌かと言うと多分、車を持てなくなるからだろう。確かに、この地域は車がないと非常に不便だし、困る。車は俺の普通車と、達子の軽自動車の2台ある。チャイルドシートは達子の車の助手席に設置されている。一応、念のため俺の車にもチャイルドシートは助手席に設置してある。

君の行く末

常森 楽
恋愛
高校のアイドルは、大学で 私の王子様になった。孤独の王子様と私の 小さな幸せを探す物語。 性的描写あり、百合もの、R-18です。

レズビアン短編小説(R18)

hosimure
恋愛
ユリとアン、二人の女性のアダルトグッズを使った甘い一夜を書いています。

【R-18あり】先輩は私のお姉ちゃんだけどそれを先輩は知らない

こえだ
恋愛
百合です。少しドロドロした設定かも知れません。 途中からR18の内容が入る予定です。 小説はど素人の初心者です。 なので気になる点、アドバイスなんかあったらコメントくださるとすごく嬉しいです。        <冒頭> 私の学校にはみんなが憧れる1つ上の先輩がいる。 スポーツ万能、勉強でも学年で1番を取るような誰にでも優しい完璧な先輩。 この先輩は私のお姉ちゃんらしい。 そして先輩はそのことを知らない…

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

病気への理解と考え方

遠藤良二
大衆娯楽
 今は四月で季節は春。友人たちは「外の空気が涼しくて気持ちいい」と言っている。でも、僕はそう思わない。逆に具合いが悪い。何でだろう。やる気も起きないし。でも、友人の中で僕と似たような仲間がいる。そいつの名前は、|前田利光《まえだとしみつ》、二十五歳。車のセールスマンをしている。お客さんからのクレームが多いとこの前会ったとき愚痴っていた。ストレスが溜まっているのかもしれない。