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★体験から学んだ気づき★

お盆から学んだことー風習には過去の人々の思いが宿る

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(送り火や迎え火に込められた思い)

いままで私は、お盆やお彼岸の行事は風習の色合いが強く、本当に上の人たちにとって大切な行事なのだろうか?という思いを抱いていました。

人の生き死には365日あることだし、先祖供養にしたって365日祈りを込めているのだから、これといってお盆やお彼岸にフォーカスしなくてもいいのではないか?とさえ感じていました。

これだけ神様や目に見えない世界を信じていながらも、現世に根付いた風習や行事に関してはその程度の認識しかなかったのです。強いて言えば、神仏をお慕いしすぎるあまり、(俗に言う)人間が築いてきた風習や習慣を軽く見ていたのかもしれません。

しかし、今回のお盆を迎えるにあたり、私の考えは完全に間違っていたことに気づきました。

それまでの私は「神仏をこれだけお慕いしているのだから大丈夫」「神様にサポートされているのだから安心だ」という甘えがどこかにあったのだと思います。

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(すべての御霊の思いとは)

今年のお盆の出来事ですが、いままでよりも(見えない世界の)御霊の思いを深く感じるようになった私は、8月13日(迎え火)が近づくにつれてザワザワしたものを感じていました。

このザワザワは個人的に感じるというものではなく、日本全体を覆う上の世界の思いが動き出しているような感じでした。

そして、迎え火を迎えた13日~15日にかけては、多くのご先祖様や浮かばれない御霊の思いが一気に押し寄せてきたのです。この期間中、私はすべてのご先祖様が安らかな彼の地に安住できるよう毎晩祈らせていただきました。

そしてご先祖様の祈りが一通り終了すると、ご近所にさまよっている浮かばれない御霊を癒して光の世界にお還しさせていただきました。

ここまでくると、ご先祖様かそれ以外か、などという境はなくなります。私は(完全には癒されていない)成仏しきれていないすべての御霊、降りてきたけど行き場所が無くなっているすべての霊に語りかけ、わが家にきていただいたのです。

15日~16日の送り火までのあいだ、長い時間をかけていろいろな方とお話させていただきました。苦しんでいる霊を抱きしめて光の世界に上げさせていただくときには、 (悲しみではなく)感謝の涙が大量にあふれてきました。(身内を越えたすべての御霊に心の底から感謝したのははじめてかもしれません)

多くの涙を流した4日間でしたが、私は御霊たちからそれ以上の愛と多くの学びを得ることができました。どの霊も、最後には感謝して光と愛を私に送ってくださいました。

本当にありがとうございました。

言葉にするのは難しいのですが、私はこのお盆を通じて、いにしえの時代からご先祖たちが築き上げてきた風習や習慣の大切さを深く学ぶことができました。すべてのことには意味があるのだということも(体験を通じて)学びました。

今の私は、もう本当に、いまここ、しかなくなりました。肉体がなくても私たちとまったく同じように意識を持っている多くの御霊と接する中で、私は、「生きていても死んでいても肉体があるかないかの違いしかない」「大切なのは、いまここ、だけなのだ」ということを深く学ぶことができました。

気にするものもなにもなく、お金も人間関係も何もかも気にならない状況

光も闇も、すべてが愛だという確かな確信

すべての御霊が安らぎの地へ安住できるように深くお祈りするだけです。

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