探偵なんてくだらない 〜黒幕はじめました〜

【探偵と黒幕。ふたつの狭間にゆれ動く男の子をコメディタッチに描いたライトミステリー】

少年は現実の探偵の姿に失望した。しかし、ある事件を経てから彼の考えは変わる。

「謎があれば探偵は輝けるはずだ。いいよ、謎ならこのぼくが作ろうじゃないか」と。

だけどだれも少年の謎を解こうとはしなかった。探偵なんてどこにもいなかったのだ。すっかり不貞腐れる少年の前に、ひとりの女の子が舞い降りてきらりと光る推理をみせる。

「解けるものなら解いてみろ」
少年は少女を試さずにはいられなかった。どうか、ぼくを失望させないでおくれよとまるで祈るようにしながら。

さあ、はたして少女は少年の理想の探偵たり得るのでしょうか。
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