暁の荒野

少女は、実姉のように慕うレイスに戦闘を習い、普通ではない集団で普通ではない生活を送っていた。
その普通じゃない拠点が、奇襲を受けてしまった。襲撃者は少女に味方ではないこと、そして敵であると宣言する。錯乱状態になりながら、少女はなんとかその場から逃げ出し北上を続けた。
いつしか周囲は朱から白銀染まった。


西暦1950年、大戦後の混乱が続く世界。
スイスの旧市街シュタイン・アム・ラインで、フローリストの見習いとして忙しい日々を送っている赤毛の女性、マリア。
謎が多くも頼りになる女性、ティニアと同居し、慌ただしい生活を送っていた。世界の情勢が良くない事は、子供でも知っている現実だった。懸命に生きようとする人々と関わっていけばいくほど、その様を穏やかだと感じれば感じるほど、かつての少女は普通ではない自問自答を始めてしまう。


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別で投稿している「暁の草原」と連動しているかもしれません。

どちらから読んでいただいても、どちらかだけ読んでいただいても、問題ないように書く予定でおります。読むかどうかはお任せですので、現状が判っていないオロオロしたキャラクターの気持ちを知りたい方はどちらかだけ読んでもらえたらいいかなと思います。

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この物語はフィクションであり、実在の人物、国、団体等とは関係ありません。
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