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  第12章 【ツモ国王家】の国土も軍兵も二分しての内戦勃発及び【ミアンカ王太女・夫君】の【タニハ王国葬】 

〔139〕【ナム王太子】は何度も対戦歴のある【畿内ヤマト国ヤマト総帥】にも【合従連衡策】を持ちかけたって!?

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  【タニハ王家】の【館】が一棟倒壊した、と言っても、代替の【迎賓の館】はいくらでもあるので、別館の方へ、皆移動して行った。

宿泊に必要な家具や設備は整っており、不足分が次々に運ばれてきた。



  一方、タニハの隣国・畿内ヤマト国にも【ナム王太子】の使者が訪れた。

常識的に考えれば、敵対国の、しかも、最近では何度も【ヤマト軍団】と対戦歴のある【ナム王太子】としては、少年時代の【漢の帯方郡】に長年留学していたので、大陸の【戦国時代】の【合従連衡策】が脳裏にあり、【ヤマト総帥】に断られて元々と考えていたのであろう!


【戦の天才・ヤマト総帥】にしても、【合従連衡策】ぐらいは、当然のことながら承知していたので、【敵の策に乗った振りをして】裏の裏をかき、敵の一方を殲滅センメツ後、勝者が油断している内に、襲い掛かり【最終的勝利を得る!】という考えが無くは無かった。

されど、現時点では、【旧・畿内ツモ国領】の完全制圧で余裕がなく、正論法で【お断りした!】というのが実情であった。

もう一つの現実的策として、敵同士を双方、戦わせて、双方共弱体化するのを待って、双方共完膚なきまでに叩きツブす、という安全策を選択したと、云え無くもない。


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