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  第12章 【ツモ国王家】の国土も軍兵も二分しての内戦勃発及び【ミアンカ王太女・夫君】の【タニハ王国葬】 

 〔138〕【ミカ姫】が感情的になると、【巨大な力】が発動されうるが、今の段階では【自滅】してしまうのではないか!?

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  【迎賓の館】倒壊現場に立ち合った【サヤカ妃】【マリン妃】【キララ姫】【ラビナ姫】【ユリ姫】は今までの経過から、皆、【ミカ姫】こそが【日輪の御子】の最有力候補であり、まだ【覚醒】には至ってないだけ、と薄々思ってはいたが、表立って、言うのもハバカれるものがあった。


【館】の倒壊直前に、外へ出た3人【カリン妃】【ハヤテ王太子】【ミカ姫】の憔悴ショウスイしきった様子からして、【館倒壊の真相】を聞くのも、尚更、ハバカれるだろう!


おそらく、【ミカ姫】本人も含めて、この場のほとんどの者が、

・・・ミカ姫が感情的になると、【巨大な力】が発動され得るが、今の段階では敵に対してではなく、本人や味方が自滅してしまうのではないか!?・・・
・・・仮に、いつの日か、本人が【巨大な力】を自由自在に操れるようになれば、それは誠に喜ばしいことではあるが、【永遠】にそんな日は来ないのではないか!?・・・
・・・このまま、【永遠】にそんな日が来ないのであれは、それは悲劇以外の何ものでもない!・・・

と、【カリン妃】を除いた皆が否定的な見方をしていた!?



  【カリン妃】だけは【日輪の女神】との【遠隔言霊交信神技】で、『【ミカ姫】はいずれ、時期が到来すれば、自由自在に、その【巨大な力】を操れるようになる!』を聞かされた故に、楽観的にみていた。

但し、【日輪の女神】から口止めされていたので、自分から言う訳にはいかなかった!
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