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  第12章 【ツモ国王家】の国土も軍兵も二分しての内戦勃発及び【ミアンカ王太女・夫君】の【タニハ王国葬】 

 〔140〕仮に【真の日輪の御子】が【ミカ姫】ではなく、他の4人の中の誰かであって、少し【覚醒】が遅れているとしたら!?

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  【ミアンカ王太女及び夫君】の【葬儀】の前日、ヤマトは家族と合流した。

ヤマトは家族と合流するや、

「【ツモ国】は後継者の王子が2人だけになり、国土も兵力も二分され、目下内戦の真っ最中で、【東軍のナム王太子】は断られて元々という軽い気持ちで、あちこちに『味方になってくれ!』と打診しているようだ!?」


サヤカ妃は、

勿論モチロン、この【タニハ国】にも打診されたようで、【大御所】は、ものスゴい剣幕で、【ミアンカの姉上】や【先代のシェリカ女王】が死に至ったのは【ナム】の仕業であり、彼奴キャツの生首を二人の墓前に供えぬ内は死んでも死にきれん!と言われたのよ。」

「その直後、【ミカ姫】の両手がブルブル震えて、大きな【縦揺れの地震】が起こって、【迎賓の館】だけが木っ端微塵コッパミジンに倒壊したの!」

「皆、口に出さないだけで、【ミカ姫】こそが【若き日輪の御子】の最有力候補ではあるが、【覚醒】する前に自滅するのではないか!?という【不安の予感】を強く感じたの!」


【ヤマト】はそれを聞いて、一笑に付した。

「そなた達【日輪の女神】の【直系女人】の霊能力を軽視するつもりはないが、【日輪の女神】は明確に予言なされた!」
「【若き日輪の御子】は必ずや、【覚醒】して、【救世主】となる、と!」


サヤカ妃は、

「でもね、もしもよ!仮にね!」
「【真の日輪の御子】が【ミカ姫】ではなく、他の4人の中の誰かであって、【覚醒】が少し、遅れているとしたら!?」


「・・・・・・・・・・・・・・・・!!」
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