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第5章 【タニハ王家】の【宝玉】
〔45〕【タニハ国開祖女王】にして【タニハ王家大御所】
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この時、女官が入って来て、
「陛下!」
「【大御所】が是非とも、王太子殿下にお会いしたいそうです。」
「いかがですか?」
「それは願ってもないこと!」
「是非とも!」
「では、御案内してさしあげて。」
「私はこれから、【国防会議】があります。」
「ヤマト軍団の将軍達もお借りしてよろしいかしら?」
「はい、勿論存分に、こき使って下さい。」
広大な【王家の館】の奥の院に【祭祀統括本部】なる【御所】があり、【日輪の女神】直系の女人では最長老の【レイカ大御所】がタニハ国全土に散在する800人の巫女、地方との連絡・偵察要員の100人、更に【御所】詰めの100人を含めて、一千余人の巫女を統括していた。
その【御所】にヤマトは入って行った。
「【大御所】様に拝謁の栄誉が・・・」
「これ!婿殿!」
「堅苦しい挨拶は無用じゃ!」
「事は急を要する!」
「実は、北方・北陸方面に偵察にやっていた間者から、驚くべき報告があった。」
「敵国【ツモ国】の王太子だか王子だか知らんが、狙っていた国に忍び込み、若き姫に一瞬にして術をかけ、其奴の言いなりにして、側室として国に連れ帰るという。」
「但し、この情報は半年前の他国のもので、一概には信じられぬが、この【タニハ国】にも、其奴らが既に、潜入しており、いつ【事件】が起きても、おかしくない、という。」
「何と!?」
「それは由々しき一大事ですぞ!!」
「左様じゃ!」
「仮にマリカやラビナが其奴の毒牙にかかった、としたならば、この胸は張り裂け、狂い死にするやもしれぬ!」
「私とて、同じ思いです。」
「既に、マリカや他の王女にまで、厳重なる警戒態勢を敷いた。」
「では、娘達のいる【キビ国】にも快速船を急いで出して知らせます。」
「ウム!」
「手配を終えたら、また来てくれ!」
「何だか、嫌な予感がするのじゃよ!?」
「陛下!」
「【大御所】が是非とも、王太子殿下にお会いしたいそうです。」
「いかがですか?」
「それは願ってもないこと!」
「是非とも!」
「では、御案内してさしあげて。」
「私はこれから、【国防会議】があります。」
「ヤマト軍団の将軍達もお借りしてよろしいかしら?」
「はい、勿論存分に、こき使って下さい。」
広大な【王家の館】の奥の院に【祭祀統括本部】なる【御所】があり、【日輪の女神】直系の女人では最長老の【レイカ大御所】がタニハ国全土に散在する800人の巫女、地方との連絡・偵察要員の100人、更に【御所】詰めの100人を含めて、一千余人の巫女を統括していた。
その【御所】にヤマトは入って行った。
「【大御所】様に拝謁の栄誉が・・・」
「これ!婿殿!」
「堅苦しい挨拶は無用じゃ!」
「事は急を要する!」
「実は、北方・北陸方面に偵察にやっていた間者から、驚くべき報告があった。」
「敵国【ツモ国】の王太子だか王子だか知らんが、狙っていた国に忍び込み、若き姫に一瞬にして術をかけ、其奴の言いなりにして、側室として国に連れ帰るという。」
「但し、この情報は半年前の他国のもので、一概には信じられぬが、この【タニハ国】にも、其奴らが既に、潜入しており、いつ【事件】が起きても、おかしくない、という。」
「何と!?」
「それは由々しき一大事ですぞ!!」
「左様じゃ!」
「仮にマリカやラビナが其奴の毒牙にかかった、としたならば、この胸は張り裂け、狂い死にするやもしれぬ!」
「私とて、同じ思いです。」
「既に、マリカや他の王女にまで、厳重なる警戒態勢を敷いた。」
「では、娘達のいる【キビ国】にも快速船を急いで出して知らせます。」
「ウム!」
「手配を終えたら、また来てくれ!」
「何だか、嫌な予感がするのじゃよ!?」
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