ミステリー小説一覧
魔術は、科学と共に発展した人類の誇るべき技術であった。しかし、戦後の繁栄が科学によってもたらされた日本では、魔術は幻想的で非現実的なイメージが根強く、その認知は先進国のなかでも遅れていた。
御山久遠には生まれつき魔術師としての才能があったが、世間の偏見のせいで肩身の狭い思いを強いられてきた。小学生のときに両親を事故で亡くし、妹と共に親戚中を転々としていたが、とうとう行く当てがなくなり高校進学とともに都内の児童養護施設の世話になっていた。
年の瀬のある日、久遠は遺棄された人間の遺体を発見してしまう。ただ、その遺体は呪物としての性質を持っていた。その出来事をきっかけに、久遠は日本の魔術機関〈神秘局〉の研修生として迎え入れられることになる。特別捜査官である雨辻弥の世話になりながら、新たな生活に馴染もうとしていた矢先、発見した呪物と同じ気配を久遠は感じてしまうのであった。
カクヨムでも公開しています。
文字数 42,683
最終更新日 2024.08.05
登録日 2024.04.02
優雅な休日の午後を満喫する主人公のもとに、怪しげな男が訪ねてくる。
「天国にはどうやったらいけますかぁねぇ。」からかってやろうとする主人公に、怪しげな男はこう答える。
「だから、ここが天国なんですって。」
文字数 2,614
最終更新日 2024.08.05
登録日 2024.08.05
学園内ミステリの連作読み切り短編。
通勤で毎日1話読めます。
もしかしたら2日に1話になるかもしれません。
文字数 1,330
最終更新日 2024.08.04
登録日 2024.08.04
東京都練馬区のある道で発見された女性の死体、同じく練馬区で見つかった10年放置された男性の白骨遺体、東京都新宿区での幼児三名誘拐事件…...etc
そんな事件たちに探偵、匙谷雄也の眼差しが向けられる。
文字数 2,602
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.08.03
そこでは無い何処か遠い島…… 天才でいて狂人が集い、追いやられた場所。
現実のように、法律や常識も存在しているが…… それを成立させるシステムが存在していない。
そんな場所で起こる殺人事件。
不自由で自称平凡な人間 逸見 トウタと 自称自由を名乗る 不羈乃 ナギは
そんな場所で出会い……そして事件に巻き込まれる。
文字数 37,673
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.08.01
それは一人の映画コレクターの死から始まった――
高名な映画コレクターの佐山義之氏が亡くなった。日比野恵の働く国立映画資料館の元にその一報が入ったのは、彼のコレクションを極秘に保全してほしいという依頼が死去当日に届いたから。彼の死を周りに悟られないようにと遺族に厳命を受け、ひっそり向かった佐山邸。貴重な映画資料に溢れたコレクションハウスと化したそこは厳重なセキュリティがかけられていたはずなのに、何故か無人の邸の地下に別の映画コレクターの他殺体が見つかる――。手に入れられる訳がないと思われていた幻のコレクションの存在とその行方は? カルト映画『夜を殺めた姉妹』との関連性とは? 残された資料を元に調査に乗り出すうちに、日比野達はコレクター達の欲と闇に巻き込まれて行く。
※この作品はフィクションです。実在の場所、人物、映画とは一切関係ありません。
※残酷描写、暴力描写、流血描写があります。
文字数 135,663
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.04.28
1900年春。プリエール魔法学校の魔法薬学保管庫で、ひとりの生徒が殺された。
魔法が絡む事件で捜査に当てられる期間は3日間。
その間犯人が見つからなければ、もっとも疑わしいものが連行されることになっている。
疑いの筆頭に挙がったのは、魔法薬学の若き教師ライズ・グロリエルだった。
そんな事件に関わるのは、彼を救うため文字通りあらゆる手を尽くす助手のリィエンと、捜査のため学校を訪れたふたりの魔法執判官ヴァンとフィフィー。
そして、頼まれてもいないのに調査に乗り出した、3人の1年生。
「こーなったら、ボクたちがなんとかするしかよね!」
「いや、そもそもこれ勝手にやってることですし。というか、一応主人公僕なんですけど……」
「一応と言わず、胸張ってけ」
おさげの人気者ミルダと学校屈指の魔力を持つグレイ。
そして、魔法使いが好まない推理小説を愛するアルフェルノアの3人は、精霊と結界によって守られた密室の謎に挑む。
※この作品は、下記のサイトでも重複投稿しています。
Nolaノベル・小説家になろう・アルファポリス・ノベルデイズ・エブリスタ
文字数 29,261
最終更新日 2024.08.01
登録日 2024.01.11
高校一年生の走は、何気なく立ち寄ったコンビニで強盗犯に刺殺された。目が覚めると斜め2メートル先の防犯カメラに転生していた。そのレンズを通して見る世界に彼は何を思うのか。そして、驚きの事実が発覚する‥‥‥
文字数 5,756
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.31
※更新頻度ゲキ遅です
親友の青井友希が学校に来なくなって2ヶ月がたった。
クリスマスの日に警察が家にやってきた。警察は驚きのものを哲也に見せた。そして友希は死亡していることが分かった。親友に何があったのか赤木哲也は調査をする。
文字数 1,891
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.31
この物語は実在する登録商標を揶揄する者ではなく全てフィクションであり、また、実在する人物、団体は一切関係ないことを最初に書き記す。
文字数 1,412
最終更新日 2024.07.30
登録日 2024.07.30
長峯蓮実は記憶を失っている。
夢の中で断片的に現れていた記憶のかけらは、二十歳を迎えた時、恐ろしい光景へと結びつく。
それは、座敷部屋で倒れている父と、鮮血の滴る包丁を手にし呆然と立っている母。
果たして過去に何があったのか。
その謎を解き明かすべく、蓮実は故郷へと足を運ぶが――
やがて彼女は、古代から続く血塗られた戦いへと巻き込まれていく。
※小説家になろう、カクヨム、ノベルアッププラスでも掲載しています。
文字数 115,745
最終更新日 2024.07.28
登録日 2023.12.03
このは、花園(はなぞの)家のうちの誰かの命の旅立ちから色々な人の推理、その悲しみからの強い思い、家族に対しての想いや絆などからその誰かの命の旅立ちの真実を突き止めるという物語です。でも、一筋縄ではいかず、ある人物がある病にかかり、その病を治す方法もトリッキーです。初心者なので優しい(柔らかい)目で見て欲しいです。
物語の表紙などは私がイラストを描くのが下手という点から伝わりにくいと思い描いていません。
文字数 1,342
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.07.27
山の途中にあるとされる、ゆすらぎ荘で起きた失踪事件から数十年後、とある大学の友人3人(湯崎・村川・宮杉)がゆすらぎ荘で宿泊するため向かうがそこで待ち受けていたのは楽しい旅行ではなく...
文字数 1,367
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.07.24
某S県に存在する幼小中高一貫のハイド学園を舞台に発生するちょっとしたハプニングに、中学校教諭の大橋朝日と小学校教諭の七里圭が挑むお話。
・ミステリーと名乗っていますが殺人事件は起こりません。死体も出てきません。
・実在する教員の皆様のお仕事内容とは異なる描写が多々あります。ご容赦ください。
・ミステリー初心者なのでトリックはちょっと雑なものとなっています。簡単なので良かったら一緒に考えてみてください。
・時々大橋と七里の距離感が近い描写が挟まりますが、現時点で二人をBL的な展開に持っていく予定はございません。
・作者はトリックとそれに付随するお話を考えることがあまり得意ではないので、投稿ペース超遅め&不定期投稿です。でも当分の間は描き続ける予定なので気長にお待ちください。
文字数 21,095
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.06.04
白雪姫、シンデレラ、赤ずきん……誰しも一度はおとぎ話の夢を見たことがあるのではないだろうか。
しかし、木村結衣の夢は一味違う。死んでしまう主人公、現実に存在する人々の顔を持つ登場人物たち、そして原作には存在しない意味深な行動……それら『違和感』は全て現実の事件を解く鍵となるのだ。
一見ただの女子大生である結衣が何故このような夢を見るのか、それは本人にもわからない。しかし、結衣はこの力を使って数々の事件を解決していくこととなる……。
文字数 2,827
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.07.24
小学校の同窓会が初めて開かれ、出席した菱川光莉。久しぶりの再会に旧交を温めていると、遅れてきた最後の一人が姿を見せる。ところが、菱川はその人物のことが全く思い出せなかった。他のみんなは分かっているのに、自分だけが知らない、記憶にないなんて?
文字数 10,821
最終更新日 2024.07.24
登録日 2024.06.30
文字数 22,968
最終更新日 2024.07.22
登録日 2024.06.03
再開発が進む赤羽駅東口界隈に、時代から取り残された古いライブハウスがある。
ある日の夕刻、そこで奇妙なコンサートが行われた。
全身を動物のキグルミに包んだ「ザ・中の人」というパンク・バンドの公演で、パンダ役とウサギ役を演じる二人が夫婦関係にあり、互いの浮気が発覚した為、ステージ中に「離婚式」をやりたいと言うのだ。
クライマックスでは二人の結婚指輪をハンマーで叩き潰す事になっており、ネットの話題を呼んで、会場は若い客層で溢れる。
その中に一人、潜り込む場違いなアラフォー・須藤 史子。
演歌以外の音楽に興味が無い彼女の狙いは指輪を奪う事にあるのだが、ライブの最中にメンバーの対立が表面化、事態は史子が思いもしない方向へ流れていく……
エブリスタ、小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しております。
文字数 27,425
最終更新日 2024.07.21
登録日 2024.07.08
東京は丸の内。
事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は車椅子生活者の友人、片桐美波に半ば強引に“デート”に誘われる。
東京駅、グランルーフ、八重洲地下街と巡る三人のドタバタデートはシックな夜のショットバーを飛び出して、その日もよくある出来事として日常に刻まれる…はずだった。
2014年3月29日。丸の内。
混雑する休日の地下街に突如として現れた謎の他殺死体。
犯人対探偵の息もつかせぬスリリングな駆け引きと忌まわしくも陰惨な事件を描く『白の女王』。
難解にしてマニアック! 名状し難い悪夢のような複雑怪奇なブッ飛んだ事件に、ブッ飛んだ名探偵が挑む、謎解き本格ミステリー。
カバーデザイン 歩いちご(coconala)
※『隅の麗人』をエピソード毎に分割した作品です。
文字数 309,936
最終更新日 2024.07.20
登録日 2019.12.20
東京は丸の内。
オフィスビルの地階にひっそりと佇む、暖色系の仄かな灯りが点る静かなショットバー『Huster』(ハスター)。
事件記者の東城達也と刑事の西園寺和也は、そこで車椅子を傍らに、いつも同じ席にいる美しくも怪しげな女に出会う。
東京駅のコインロッカーに遺棄された黒いキャリーバッグに入っていた奇妙な死体と、一都三県にばらまかれた、異様なバラバラ死体にまつわる事件の顛末を描く『怠惰な死体』。
西園寺の下に届いた、記憶障害者か知覚障害者が書いたとしか思えないような奇怪な手記にまつわる恐るべき事件の顛末を描く『腐臭の供儀』。
突如として地下街に現れた死体。犯人対探偵の息もつかせぬスリリングな駆け引きのミステリーを描く『白の女王』を含む、三編を収録。
難解にしてマニアック! 名状し難い悪夢のような複雑怪奇なブッ飛んだ事件に、ブッ飛んだ名探偵が挑む、謎解き連作型本格ミステリー中編集。
カバーデザイン 歩いちご(coconala)
※スマートフォンでお読みの方々へ
横書き・明朝体・黒背景白文字の読書設定でお読み戴くと、より重厚な本格ミステリーらしい雰囲気でお楽しみ頂けます。
文字数 838,860
最終更新日 2024.07.20
登録日 2018.05.17
路地裏である事件が起きた。
男女のいざこざによる殺傷事件である。
犯人は誰か、真相は?
あなたの答えを聞かせて欲しい。
文字数 383
最終更新日 2024.07.19
登録日 2024.07.19
水平思考や思考実験、パラドックスなどをモチーフにしたショートショートです。
なぞなぞ感覚で読んでもらえたらと思います。
文字数 11,396
最終更新日 2024.07.16
登録日 2023.09.03
シーラは、探偵事務所でパートタイマーとして働くごくごく普通の兼業主婦。一人息子が寄宿学校に入り、時間に余裕ができたシーラは夫と二人きりの生活を楽しもうと考えていたが、最近夫の様子がおかしいのだ。話しかけても上の空。休みの日は「チェスをしに行く」と言い、いそいそと出かけていく。
シーラは夫が浮気をしているのではないかと疑いはじめる。
文字数 17,790
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.07.12
27年目にして、自分の出自と母の家系に纏わる謎が解けた奥村祐二。あれから2年。懐かしい従妹との再会が新たなミステリーを呼び起こすとは思わなかった。従妹の美乃利の先輩が、東京で行方不明になった。先輩を探す為上京した美乃利を手伝ううちに、不可解な事件にたどり着く。
そして、それはまたもや悲しい過去に纏わる事件に繋がっていく。
「✖✖✖Sケープゴート」の奥村祐二と先輩の水野が謎を解いていく物語です。
文字数 76,816
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.02.15
人は歩いていると邪悪な壁に入ってしまう時がある。その壁は透明なカーテンで仕切られている。勢いのある時は壁を弾き迷うことはない。しかし弱っている時、また嘘を吐いた時、憎しみを表に出した時、その壁に迷い込む。蠱惑の続編で不思議な短編集です。
文字数 99,327
最終更新日 2024.07.16
登録日 2021.12.12
文字数 25,783
最終更新日 2024.07.15
登録日 2024.07.12
現代の日本には闇が蔓延っている。
職場でも、日常生活でも、学校でも。
この物語の舞台となっている、福秀中学校でもそうだ。
その学校中にもう1つ、闇が濃いクラスがある。
3階の一番端。どのクラスからも離され、半ば隔離のような状態になっているあのクラス。
2年D組。平和なクラスの奥底にはどす黒い闇が漂っている。入学してから2ヶ月経った今、担任が4回変わったほどだ。
もう幾度もなく行われた職員会議。頭を抱えながら1人の教師が口を開けた。
「学級委員を探偵と兼任させて、闇を暴いてもらったらどうですかね?」
大人達の手ではもうむりですし…
なんて続けて言おうとした口が止まる。それだ、と言わんばかりに校長が立ち上がった。
どす黒くて、ほんのり甘酸っぱくて、どろっとしてる。
そんな闇にまみれた青春を終わらせよう。
文字数 7,438
最終更新日 2024.07.14
登録日 2024.07.14