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毎年、雪が降り出した頃にやってきて、雪解けとともに帰っていく彼。毎年彼が来る冬が楽しみで仕方がなかった。
だが、出会いがあれば終わりもあるもので……
最後の年。
『絶対、迎えに来るから待ってて』
そう言い残して、彼は帰って行った。
その言葉を何の根拠もなく信じていたが――翌年もその翌年も彼は来なかった。
思えば俺は彼の事を何も知らない。
そろそろ諦めればいいのにと思いながらも、ずるずると待つ事を辞められない。
ある年、街に彼そっくりな旅人がやってきて、物語はゆっくり動き出す。
自覚のないまま拗らせた恋の行方とは。
文字数 21,034
最終更新日 2021.05.20
登録日 2020.04.23
稀代の陰陽師、安倍晴明は式とともに今宵も夜警に駆り出す。
京の平穏を守る事とは別に晴明には夜警の真の目的があった。
本人達の意思とは裏腹に動き出してしまった運命とは!?
※史実とは関係ありません。
予告なく年齢指定描写が入ります。ご注意下さい。
同タイトル、同名義で他にも転載しております。
文字数 13,840
最終更新日 2020.08.07
登録日 2020.04.19
勇者召喚と言う人生初トリップを果たした僕。意気揚々と魔王討伐に乗り込んだワケなんだけど……
「待っていたぞ……! 我の愛し子……!」ってどう言うこと? あれ? 僕、勇者だよね!? なんで魔族が愛し子とか言うの?
同一タイトル同一名義で他サイトにも投稿しています。
文字数 9,345
最終更新日 2020.04.25
登録日 2020.04.19
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