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貴族家の子女は親が決めた相手と婚約するのが当然だった。
それが貴族社会の風習なのだから。
そして望まない婚約から三日目。
先方から婚約を白紙撤回すると連絡があったのだ。
文字数 13,182
最終更新日 2024.09.13
登録日 2024.09.12
ダミアンからの辛辣な一言で始まった縁談は、いきなり終わりに向かって進み始めた。
最初から望んでいないような態度に無理に婚約する必要はないと考えたジュディスは狙い通りに破談となった。
しかし、どうしてか妹のユーニスがダミアンとの縁談を望んでしまった。
不幸な結末が予想できたが、それもユーニスの選んだこと。
ジュディスは妹の行く末を見守りつつ、自分の幸せを求めた。
文字数 12,103
最終更新日 2024.09.02
登録日 2024.09.01
国王キングズリーの寵愛を受ける側妃メラニー。
二人から見下される正妃クローディア。
正妃として国王に苦言を呈すれば嫉妬だと言われ、逆に側妃を見習うように言わる始末。
国王であるキングズリーがそう言ったのだからクローディアも決心する。
クローディアは自らの望む未来を手にすべく、密かに手を回す。
文字数 12,673
最終更新日 2024.08.23
登録日 2024.08.22
公爵令嬢フィオナは婚約者のダレイオス王子から手紙で呼び出された。
指定された場所で待っていたのは交友のあるノーマンだった。
どうして二人が同じタイミングで同じ場所に呼び出されたのか、すぐに明らかになった。
「こんなところで密会していたとはな!」
ダレイオス王子の登場により断罪が始まった。
しかし、穴だらけの追及はノーマンの反論を許し、逆に追い詰められたのはダレイオス王子のほうだった。
文字数 12,887
最終更新日 2024.08.18
登録日 2024.08.17
結婚を機に領主を継いだブレントンは妻のマーガレットへの態度を一変させた。
伯爵家で染みついた贅沢を矯正させると言い、マーガレットの言い分に耳を貸さずに新入りメイドとして扱うと決めてしまった。
あまりの惨状にマーガレットはブレントンに気付かれないよう親に助けを求めた。
この状況から助けてと、一縷の望みを託して。
文字数 12,430
最終更新日 2024.08.09
登録日 2024.08.08
成績優秀だったエミリアは次期領主となるアンドルーの婚約者となった。
アンドルーの意図は簡単で、優秀なエミリアを利用することで自分の成果しようというものだ。
望まない婚約は解消することができなかったが、ただ利用されるだけのエミリアではない。
利用しすぎれば相手に依存することにもなり、いつしか立場が逆転していた。
文字数 12,387
最終更新日 2024.08.06
登録日 2024.08.05
貧乏貴族の令嬢ミシェルは父親が勧める相手と縁談することになった。
相手のダグは商人を自称するものの、信用できるような相手ではなかった。
婚約したくないと言おうが父親は許さず、ミシェルはどうにかして婚約を回避しようとした。
文字数 12,033
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.08.02
結婚式の日も迫ってきているというのに、クライヴは自分探しのために旅に出るとコンスタンスに告げた。
婚約関係を解消し全てを白紙撤回し自分を見つめ直したいという。
コンスタンスは呆れ婚約解消に同意した。
これで関係は終わったはずなのに、コンスタンスは一抹の不安が残っていた。
文字数 11,443
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.30
ウェスリーは婚約者のオリビアの出自を調べ、公爵の実の娘ではないことを知った。
そのようなことは婚約前に伝えられておらず、騙されたと激怒しオリビアに婚約破棄を告げた。
二人の婚約は大公が認めたものであり、一方的に非難し婚約破棄したウェスリーが無事でいられるはずがない。
自分の正しさを信じて疑わないウェスリーは自滅の道を歩む。
文字数 11,275
最終更新日 2024.07.26
登録日 2024.07.26
困ったときこそ夫婦の真の絆が確認できる。
体調を崩し寝込むジュリアは、夫のアランの優しさと愛情を向けられ幸せを感じた。
しかしアランは態度を一変させ、それまでの態度が全部嘘だったかのように冷酷な一面をジュリアへ向けるようになった。
優しさも愛情も嘘だったのだ。
文字数 10,715
最終更新日 2024.07.23
登録日 2024.07.23
平民であっても聖女となれば待遇も何もかもが一変する。
ただの農民の娘でしかないソーニャが貴族のスタークに見染められたのは聖女の才能があったためだ。
そこに愛もなく、あったのは利用価値だけ。
文字数 11,962
最終更新日 2024.07.22
登録日 2024.07.21
世話になっているスタイナー子爵家の令息から愛人にならないかと誘われたダウンズ男爵夫人エルザ。
そのような要求には応じられないと断るが、驚くべきことを知らされた。
夫であるデクランが承知の上でエルザを愛人として差し出したというのだ。
文字数 11,051
最終更新日 2024.07.19
登録日 2024.07.19
最初から興味関心を抱かれておらず、愛以前の問題だった縁談。
それでも政略結婚なのだから婚約しないわけにはいかず、結婚しないわけにはいかなかった。
期待するから裏切られるのであり、諦めてしまえば楽だった。
その考えが正しいことは結婚後のお互いにあまり干渉しない日々で証明された。
ところがある日、夫の態度が変わったのだ。
文字数 10,912
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.07.16
実家の財政事情が悪化したことでマティルダは夫のクレイグに相談を持ち掛けた。
ところがクレイグは過剰に反応し、利用価値がなくなったからと離婚すると言い出した。
なぜ財政事情が悪化していたのか、マティルダの実家を失うことが何を意味するのか、クレイグは何も知らなかった。
文字数 12,032
最終更新日 2024.07.14
登録日 2024.07.14
婚約したい相手とは婚約出来ず、横やりを入れてきた相手と婚約し結婚することになったグラディス。
せめて愛されれば救いもあったが、夫のマントンからは愛されず大切にされることもなかった。
このような関係を続けていても虚しいだけであり、グラディスは意を決して夫に気持ちを打ち明けることに決めた。
文字数 10,925
最終更新日 2024.07.13
登録日 2024.07.12
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