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公爵令嬢のフレア・カートリはマルクス王国の王太子であるマルク・レオナドルフとの婚約が決まっていた。
最近国内ではとある演劇が上演された後から婚約破棄が流行している。今まで泣き寝入りして婚約していた若者たちが次々と婚約破棄し始めていた。そんな話を聞いたフレアは、自分もこの流れに沿って婚約破棄しようとマルクに婚約破棄を申し出たのだけれど……
文字数 25,751
最終更新日 2022.06.17
登録日 2022.05.27
アリーは父親の言いつけを守り、家から1歩も出たことがなかった。
外の世界は危険だと学園にも通わせてもらえず、家庭教師をつけて幼少時代から勉強をしていた。
しかし18歳になった誕生日に、父親からいきなり「社交界デビューをさせる」と言われた。
亡くなった母からお話として聞かせてもらった華やかな「夜会」に行けると心が弾んだが、他人と話したことさえないアリーは上手く話せるだろうかと不安だったが、気づけば結婚式の日を迎えていた。
文字数 31,237
最終更新日 2022.02.26
登録日 2021.12.16
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