寺尾友希(田崎幻望)

寺尾友希(田崎幻望) (著者名:寺尾友希)

群馬県の酪農家。相方は獣医。晴耕雨読を目指します。ペンネームが、田﨑幻望から、寺尾友希に変わりました。
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旧副題:~ちなみに勇者さんは、レベル54で、獣の森をようやく踏破したところだそうです~  オイラはノア。  オイラの父ちゃんは、『神の鍛冶士』とまで言われた凄腕の鍛冶士……なんだけど、元冒険者の母ちゃんが死んでからというものの、鍛冶以外ダメダメの父ちゃんは、クズ同然の鉱石を高値でつかまされたり、伝説級の武器を飲み屋のツケに取られたり、と、すっかりダメ親父。  今では、いつも酔っぱらって、元・パーティメンバーからの依頼しか受けなくなっちゃった。    たまに依頼が入ったかと思うと、 「ノア!  オリハルコン持ってこい!」 「ないよ、そんなの!?」 「最果ての亀裂にでも行きゃ、ゴロゴロ落ちとるだろ!」 「どこだよ、そのムチャクチャ遠そうなトコ!?」  てなわけで、オイラの目下の仕事は、父ちゃんが使う鉱石拾いと素材集めってわけ。  そして、素材を集めるため、何度も強敵に挑み続けたオイラは、ついに気付いてしまった。  魔獣は、何も、殺さなくても素材をドロップしてくれること。  トドメさえささなければ、次に行くときまでに、勝手に回復して、素材を復活させてくれていることに!  かくして、オイラの地下倉庫には、伝説の勇者が、一生を通して数個しか入手できないような素材が、ゴロゴロ転がることとなる。 「父ちゃん、そろそろオイラにも、売り物の剣。打たせてくれよ」 「百年早いわ、バカモノ……ひっく」 「……じゃあしょうがない、ご近所さんに頼まれた草刈り鎌でも作るか。  マグマ石とアダマンタイトの合金に、火竜のウロコ、マンティコアの針を付与して。  出来た、ノア特製・雑草の燃える鎌!」 「……!?  お前、なんでそんなの持ってるんだ!?」 「え?普通に、火竜からプチッと」  最強鍛冶見習い・ノアの、常識外れの日常と冒険の物語。  三巻以降のストーリーを加筆修正中。今まで公開してきたお話を引き下げることがあります。
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文字数 1,017,936 最終更新日 2024.04.16 登録日 2019.04.30
現役酪農家の作者の、ののほんとした牛まみれ毛まみれ猫まみれの日常小話と牛雑学。 拙著『レベル596の鍛冶見習い』後書きに書いていた『牛小話』が好評、かつ同著の書籍化にあたり読めなくなるのが残念、という声を頂いたので、別枠でまとめ直しました。 作者宅は、グンマーにある成牛から子牛まで含めて五十頭の小規模酪農家です。
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小説 193,584 位 / 193,584件 エッセイ・ノンフィクション 8,141 位 / 8,141件
文字数 16,152 最終更新日 2024.03.22 登録日 2024.03.15
わたしはリーシャ。わたしが転生したのは、ライトノベル『玲瓏たる悪役令嬢は華麗につま弾く』という、いわゆる悪役令嬢モノのヒロイン。けれどこのヒロイン、母親を人質に取られて、敵国と通じた義父から攻略対象者に近づき情報を抜くよう命令されていた!? その母親を救ってくれるのが、王太子の婚約者、悪役令嬢ルミカーラのはずなんだけど……なんでこの世界、悪役令嬢がいないの!? 誰も公爵令嬢とは気付かないほどモッサリしてモブと化としたルミカーラ嬢に接触してみると、なんとその中身は、わたしの前世の最推し神絵師、蒼花先生。しかも原作を知らないってどういうこと……?
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文字数 49,716 最終更新日 2022.09.24 登録日 2022.09.19
僕は、さんかく様のイケニエ係。美味しい魚や鶏を育てて、田んぼの守り神であるさんかく様にお供えするのがお仕事だ。お使い子狐のコン吉と一緒に、今日も美味しいイケニエを用意するぞ!……ところがある日、さんかく様のお社に、大勢の軍人がやって来て……? 水資源を無駄遣いする田んぼは罪? この国には、もう田んぼが一つもないってどういうこと!? 
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文字数 21,107 最終更新日 2022.09.19 登録日 2022.09.19
 僕は桜。三国桜。  小さい頃から牛が大好きだった僕は、熱意を認められて、晴れてこの度、後継者難に悩んでいた繁殖和牛農家の伯父の後継ぎに内定した。  春からは、県内の農林大学校に通って、卒業したら念願だった牛飼いになれる。  叔父さんたちが、酪農家を辞めて繁殖農家になったときには、白黒の牛がいなくなって黒い牛ばかりになってショックだったけれど、慣れれば和牛には和牛のいいところがある。  大きくて、温かくて、人懐こくて。  本当に牛って大好き。  それなのに、高校卒業を目前にひかえた十月。  姪っ子(正確には伯父の孫)のフクちゃんを連れて行った畜産フェスティバルのヒーローショーで、僕はヒーローショーのヒーローとふくちゃんふくちゃん共々異世界に召喚されてしまう。  召喚先は、獣人ばかりが住む世界の、バミューダ小国群の中の一国。  召喚の理由は、大国からばかり勇者が出て悔しかったから?  小国である自国の立場向上のため?  異世界から召喚した人間には、時たま勇者をもしのぐ能力を備えた人間がいる?  その人間を本物の勇者として擁立する手はず?  これって、ダメなタイプの異世界召喚だよね?  召喚された人間を見回すと、みんな動物の耳が生えている。  いるのは、虎、猪、うさぎ、犬、鶏、牛、ネズミ……これって、干支?  そこまで考えて、僕はサァーーッと青ざめた。  僕とフクちゃんは、辰年生まれ。  もし特殊な能力を持っているとしたら……辰年が怪しいんじゃない?  小国の見栄の勇者なんかに担がれちゃったら、きっとずっと帰れなくなる。  ようやく後継ぎに決まった僕がいなくなったら、叔父さんたちは、きっと何年かしたら牛飼いを辞めてしまう。  そうしたら……僕が子牛の頃から可愛がってきた、梅子や桃子たちがお肉にされちゃう!?  鹿の獣人だと偽った僕は、フクちゃんを連れてなんとか王宮から逃げ出した。  目指すは、本物の神さまがいるという『竜の棲む山脈』。  梅子と桃子は今十歳。  繁殖和牛のだいたいの寿命とされるのは十四、五歳。  リミットは四年、果たして僕とフクちゃんは無事帰れるのか!?  現地の牛飼いも引くほどの牛好き・クラちゃんの異世界畜産物語。
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文字数 50,995 最終更新日 2020.10.16 登録日 2020.05.28
「私」には、教授と呼ぶ友人がいる。変わり者で、若くして上り詰めた教授の立場をあっさりと捨て、趣味の研究に人生を費やしている男だ。その教授から手紙が来た。「君に、見せたいものがある」
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文字数 5,808 最終更新日 2019.05.09 登録日 2019.05.09
時は大正。 雨の中、兄の墓参りに訪れた男は、白蛙を思わせる女と出会う。 文人趣味の行き着く形としての心中を決めた彼と彼女は、美しい死に方を模索する。
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文字数 8,205 最終更新日 2019.04.30 登録日 2019.04.30
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