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恋愛 完結 長編 R15
のんびりと公園のベンチで本を読みながらパンを食べてる私。 何に負けて、それでも手に入れた時間。 平和な時間を一人で過ごしてる時。 まさか足元に・・・。 声をかけられて訳も分からずに従って、見せられたのはかこちゃんだった。 ある天気のいい日、出会った衝撃はいろいろあって。 ちょっとだけ前向きになった二人が出会う話です。
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文字数 201,880 最終更新日 2020.10.30 登録日 2020.09.30
春に見た幻想は爽やかな清涼感あふれる風に吹かれてた。 そして夏の始まるころ、現実はそんなものじゃなかった。 三年目の役割が後輩指導で、三人の同期で三人の新人を担当した。 当然一人が一人を受け持つ、その割り振りは上の采配で。 まさかトンデモナイ貧乏くじを引いたなんて。 今日も隣でうなだれてるのが本当に貧乏くじだったのだから。 何とか成長を促し、気を抜かないように、時々凍る表情をゆっくりほぐし、褒める時はきちんと褒めて。 やっと横並びで巣立っていってくれました。 間に合ってよかった~。 呉香純(くれかずみ)の夏は余裕もなく終わった。 やっと来た秋に自分の隣に空いた横のスペースを有効利用しようと、そんな気になったのです。 先輩と後輩の成長した記録の話です。
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文字数 64,101 最終更新日 2020.09.23 登録日 2020.09.10
恋愛 連載中 短編
飲み会でやってしまった失敗。 過去にも例を見ない悲惨な結末だった。 まだまだ立ち直れてなかった自分を、誰かに押し付けたんだと思う。 見慣れぬ部屋で目覚めた朝、まったく記憶がない自分。 隣の人が誰なのか思い出せない・・・・。 うっすらと見える部分で想像しても、どうしてそうなってるのか・・・。 羞恥心を含めて自分への嫌悪感で逃げ出したその場。 忘れてください。そう言った。 お酒は飲まない事、飲み会には参加しない事、しばらく誰の横にも立たない事。 いろんな過去を遠くに感じられるようになった頃。 それでも自分を許せない人がどこかにいることを思い知らされる。 石黒 明日香 27歳  あの日の続きを望まれて。 あっさりと終わる短めのお話です。
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文字数 47,647 最終更新日 2020.09.05 登録日 2019.06.18
恋愛 完結 長編 R15
恋愛はドキドキがたくさん詰まってる。 経験よりまず事前学習、そう、本番ではいざ実践。 なかなか上手くはいかないけれど少しは上手くいった学生の頃。 就職してたくさんのフィールドに立っているのに、全くその気配がない今。 もっともっと研究あるのみ、本番に備えて準備を怠るべからず。 それなのになかなかときめくこともないまま。 筒井里穂 、今日も部長の言いつけで資料室に閉じこもって愚痴ります。 音楽も聴けて、静かに一人でいれる場所。 ねえ、そんな場所から奇跡は起こるはずよね? 里穂のときめきたい病、やっと目の前にそれらしいものが来ました~!!
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文字数 87,629 最終更新日 2020.08.21 登録日 2020.07.31
恋愛 完結 長編 R15
慣れた職場に慣れた仕事に、馴染んだ自分の過ごし方。 だんだん楽な方へと流されて一人で生きるペースもスペースも出来つつある30過ぎ。 そんな春よりちょっとだけ先に打診された異動、もちろん断る選択肢はなかった。 ただもう少し詳しく教えてほしい。 よく分からないまま受け入れて、研修らしき一ヶ月を経て落ち着いた場所。 新しい上司に新しい部屋に新しくできた後輩。 すべてが素晴らしい!なんてことはもちろんなく。 元同期の向かいに愚痴を吐き出して過ごすことが増える。 人は学習する生き物で、成長する生き物で。 たとえそのペースが遅くて、たとえスタート地点に並ぶには程遠いレベルだとしても。 ヒトならばいつかは期待に応えてくれるだろう・・・・。 江戸川 創。 異動してきた場所で今日もため息を小さく吐き出して仕事をしてます。 そんな三十路男と新人雀がなんとかなる話です。
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文字数 140,077 最終更新日 2020.07.30 登録日 2020.07.03
恋愛 完結 長編 R15
私、向井 翼は春が待ち遠しかったんです。 頑張ってやる気を見せてもぎ取った内定で従兄妹の力兄ちゃんと同じ会社で働くことになりました。  さっさと大学生なんて終わらせて、早く会社に行きたい!! だってだって力兄ちゃんの隣にはきっとあの人がいるから。 矢房 航さん。力兄ちゃんのお友達で同期で大人で素敵な人。 春に彼女と別れて落ち込んでた人。 多分まだ彼女はいないらしい。 じゃあじゃあ隣は空いてるってこと? お願いします、春まで、私が入社する春まで隣には誰も寄せ付けないでください!! そして始まった社会人生活。 いざ航さんの隣に行くべく努力も始める翼なのでした。
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文字数 52,443 最終更新日 2020.07.02 登録日 2020.06.21
ずっと好きだと思って信じてた男はあっさりと目の前からいなくなった。 それなのにまだ私の周りではあいつの残したものが漂ってる。 松下 涼、全く人を見る目がなかった小娘だったらしい。 そんな私はあいつの複数の相手と同じ香りを纏って満足していたのだから。 何度も洗って風に当てた服からもかすかに感じられる残り香。 だってムキになって捨ててない香水はまだ部屋にある。 それもわざわざつけることもあるくらい。 今日もつけてきた。 新しい出会いに連れてきた。 それなのに『似合わない』ってはっきり言われた。 もちろん初対面の男に。 そんな最悪な感想で始まった出会い。 それは彼にはどうしても許せないポイントだったらしい。 川瀬 ほうか 『香り』を仕事にしてる人だった。 そんな人と出会った日から、新しい香りに慣れるまで。 そんな二人の話です。
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文字数 30,868 最終更新日 2020.06.20 登録日 2020.06.15
恋愛 完結 長編 R15
小さいころに隣に住んでいたマシロは一つ年上で、あっさりと自分の隣からいなくなり、ついに隣の家からもいなくなった。 小さいころの仲良しはそんなものだから。 それ以降も語れるくらいの仲良しが出来なくて、多分初恋はマシロってこととになると思う。 実際ちょっとだけ語ったのは本当に他には何もなかったから。 そんなある日、友達の強引な策略のもとに連れていかれた飲み会で再会したのは久しぶりのマシロだった。 まさか同期に嫌な女と想像で語られてた女性がマシロだったとは。 その場は何とかやり過ごし、ちょっとだけ懐かしいつながりが復活した。 なかなかうまくいかないのは今までと変わらない。 自分のせいで器用なはずのマシロも空回ってばかりで申し訳ない。 今年の夏はどんな夏になる? コタロとマシロの再会の果ての夏へ。
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文字数 72,642 最終更新日 2020.06.14 登録日 2020.05.31
恋愛 完結 長編 R18
新人の乾すずなです。 去年の夏ごろ、精いっぱいのやる気を出して燃え尽きた私が何とかもぎ取った就職先。 それがこの会社で、まさかのここ。 春に配属されたのはは秘書課だった。 なぜ???? そんなのは私も、秘書のお姉さま方も思った。 もう幻聴なら最初から何度も聞いた。 なぜ? 自分で言い訳するなら秘書検定も取ってしまいました、すみません。 そして大大先輩のおじいちゃん役員のお供で美味しいご飯や楽しいお話の場へ。 役に立つサポート役のはずなのに、話を聞いてもらい、ご馳走になり、教育係の様にいろいろ教えてもらってます。 そんな陽だまりのような居心地いい場所はあと少し。 誰にでも訪れる定年。 でも早いよね・・・・。 そんな事同期の人と一緒に食事をする機会がありまして。 張り巡らされた秘書課の情報網でも詳細不明なままなことはある。 その人にまつわる情報は未確認詳細不明のまま。 ねえ、どんな人なの? すずなと同期入社の藤重さんとのじりじりとした関係は?
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文字数 110,770 最終更新日 2020.05.30 登録日 2020.05.12
降谷 里玖(ふるや りく)です。春に会社員の仲間入りをしました。 ドキドキした毎日が綺麗なおピンク色になったのは・・・たぶん最初の日。 それから、面倒な早起きと満員電車にもめげずにいっそ毎日会社に行きたいくらいに、前向きに出勤してるけど。 だからと言って地味に仕事をして帰る日々。 気が付いたら同期配属の優菜が張り切り、すごい名前を持つ飲み友達にはバレて。 私が残りの一人にじりじりとしてる間に・・・・。 気になって、もっと知りたくて、隣に行きたくて。 その人は南雲 海(なぐも かい)君。 それでも全く近寄れなくて遠くから見ていただけだった。 優菜の機転で知り合えて、ランチを一緒に食べて、飲みにも行けて。 幸せな時間が積み重なるともっともっとと欲張りになり、そこにお酒が入るとぐんぐん迫っていたみたい。 そしてこうなりました。 春はいろんな出会いがある、そんな小さな出会いの一つにすぎないかもしれないけど、当人と周りにとってはちょっとしたネタにも、最高のハッピーストーリーにもなるのです。
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文字数 17,770 最終更新日 2020.05.11 登録日 2020.05.05
恋愛 完結 長編 R15
春、就職して最初に聞いた社史、そんな物語はほとんど忘れた、覚えてない。 でも働くにはまあまあいいかな、周りに友達も出来て問題ない感じだし。 そう思ってコツコツ仕事を覚えていた新山香月、経理の仕事でベテランになってやるつもりです。 社食で二回くらい見た偉い人。 社史を語るうえで外せない社長と副社長と同じ一族、元営業現専務のその人。 やっぱりみんなに注目されるから噂もちゃんと流れてくる。 楽しそうに元の同期だろう友達と笑い合うスマートな姿、そして約束された将来までついててモテないはずはない。 噂では優良なハンターで相手をきちんと見極めて綺麗には離れられる女の人を選んでお付き合いするらしい。 社内にも数人いるんだろう過去の女性、きっと隣にいても見劣りしない綺麗な女性なんだろう。 そんな噂になるなんて、綺麗に整理されたあと、次の美人の噂も聞くことになるのに。 耐えられない・・・・そんなのは無理だ、いくらなんでもつらい。 思わず噂を思い浮かべて見つめていたらしい。 新人の香月とクールにふるまう専務、最初から偶然じゃなかった? ちょっとオタオタする恋愛の話です。
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文字数 123,357 最終更新日 2020.05.04 登録日 2020.04.12
黒羽 風斗 僕はずっと母さんとの二人暮らしで、二人家族だった。 お父さんと言える人がどんな人なのかは知らない。 寂しい時もあったと思うけど、いつの間にかそうでもないって思い始めた。 ずっと近くにいた明石のおじさんがきっとお父さんだろうってそう思ってた。 そう思えたら寂しいどころじゃなくて、もしかしてお兄さんがいたりしてって。 大学生になり一人暮らしをして、就職して社会人になったら一人前の大人になれた気がして。 でもまだまだだったみたいだ。 親子の物語に飛び込んできた女の子。 教えられた物語。 大人の振りをした風斗にまつわる物語です。
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文字数 62,084 最終更新日 2020.04.11 登録日 2020.03.31
榎木田 海里 伊賀朋直 大瑠璃 美結おおるりみゆう  この四月にめでたく社会人デビューです。 何度繰り返しても緊張するデビューの瞬間とその後しばらく。 だって最初が肝心。 出来るだけ周りと仲良くできた方がいいよね、友達も知り合いもすごく大切。 それ以外にできたら特別な人も欲しいけど。 とにかく仲間を作る事。 新人研修の時もそう思って周りの人と笑顔を交わしてた。 なんとなく馴染めた感じ。 だから一人でいた気になった人にも話しかける。 女子だったら友達になりたいと思ったし、そんな女の子をちゃんと見つけた。 甲斐 直美ちゃん。 なかなかうまく入れなかったからってお礼を言われて。 一番に友達になった。 そんな研修も終わりいよいよ先輩について実践! 中にはほとんど話してない人もいた。 その中に特別に気になる人もいた。 ついつい社食でもその姿を探してしまうくらい気になってた。 上手く誤魔化してたのに、そんな私の視線に気が付いた友達がサッサと動いたりして。 ちょっとした思い込みや勘違いや、なにか。 お互い知らない同士だとそんな事はよくあるみたい。 ちょっとだけ不器用な新人同士が特別に仲良くなる話です。
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文字数 50,070 最終更新日 2020.03.30 登録日 2020.03.23
恋愛 完結 長編 R15
小さいころ毎日庭の桜を見上げて泣いていた。 桜の咲くころには・・・・・。 そんなのいつだか分からない、まだ本当に小さいころ。 すっかり悲しい思いでは遠い過去になっているはずなのに、まだまだ割り切れずに引きづる思い。 今年、駅までの道に大きな桜の木を見つけました。 あと少し、もう少し待てば綺麗な花を見せてくれると思い、見上げる朝。 少し立ち止まった私は家の人に不審に思われたみたいで。 綺麗に桜が咲いた日、その日に出会った人々はとても素敵な人たちでした。 社会人二年目になる私、池田 由利乃が出会った人たちと作る新しい記憶。 いつかずっと先の春に懐かしんで語れる思い出になるといいと思います。 桜の記憶がつなげてくれた優しい恋愛の話です。
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文字数 116,713 最終更新日 2020.03.22 登録日 2020.03.03
都内に通う会社員、何がいいかって定期を活用すれば楽しく遊べること。 菊池七瀬、三年が過ぎた春も日々その恩恵を満喫中。 慣れた仕事に馴染んだ仲間、五年目くらいまでこのままだと思ってたのに。 びっくりな異動、しかも全く関係ないところに。 女子一人、ぽつんといて無駄話なんて全くないし、静か過ぎる。 しかも金曜日になるとちょっとだけ残業があって、せっかくの誘いにも乗れず、本当に・・・つまらない。 あの馴染んだ仲間の中には一人だけもっと特別になりたい人がいたのに。 いろんな思いが渦巻いて落ち込んでしまう。 そんな時に聞いた噂、今の相棒安西 祐樹さんの噂。 ホント? 静かな部屋でゆっくりと始まるそんなこと。 謎だった相棒と仲良くなって、気がついたこともあるのです。
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文字数 56,868 最終更新日 2020.03.02 登録日 2020.02.21
高校生生活もあと少し。 最後のこのクラスが一番大事だよね、そう誰かが言った。 同窓会が開かれるとしたらこのクラス、集まるのはこのクラスの面々。 だけどずっと先の事。 この一年仲良くした友達がいて、たくさんの楽しい思い出があって。 だけどあと少しでバラバラになる。 大学生になるまでの準備期間の春休み。 どうやって過ごす? 最後に思い出を作りたいって思った友達が二人いた。 そんな二人の近くにいたのに、私は全く考えもしなかった。 汐 美波 残りの日々も焦ることもなくぼんやり過ぎた。 それなのにちゃっかりと友達が欲しがった場所に図々しくいたりしたから。 だから春休みは一人で反省しなさいってことなのかもしれない。 卒業、そして大学生になる頃。 美波が隣を望んだ人。 明るく楽しい春を迎えたい人に。
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文字数 54,970 最終更新日 2020.02.20 登録日 2020.02.10
5年目の瀧野砂羽(たきの さわ)  先月大好きなイケメン彼氏に振られました。 振られたと言うか・・・お互いちょっと言い合って喧嘩をして、別れる!!って。 玄関に鍵を返されてしまって、連絡も途絶えて。 振られたってことかな・・・。 それから週末はぼんやりすることも多くて。 寂しいしつまらない。 楽しみがない毎日は本当に嫌なことばっかり気づいてしまうこの頃。 とうとう隣の同期の友成友行(ともなり ともゆき)にも同情されるくらい。 新しいイケメンに出会うべく前を向いて行こう。 やっとそう思えるようになったから頑張る。 過去は過去、出来事も人も自分の欠点も。 なかなか気が付かない小さな変化は自分のすぐ近くでおきてたみたいで。 五年って、いろんな努力が誰の目にも見えてくる頃合いみたいです。 砂羽と周りの仲間の出来事です。
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文字数 63,146 最終更新日 2020.02.09 登録日 2020.01.28
高校生の頃だった、二人だけの母子家庭にちょっとした変化が起きて。 出来たらずっとこのままだったら・・・・・・。 だけどそうならなかった事実。 こっそり反省を繰り返した私。 あれから大人になりました。 いろいろと努力もしたし、もっと人に迷惑をかけないくらいに分別ある大人に。 だけどあの日の油断でやっぱり迷惑をかけてます。 なかなか成長できないみたいです。 瑞木 亜紀、入社した会社で懐かしい人に会いました。 うっかりと知り合いを飛び越えた感じでついつい・・・・。
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文字数 47,567 最終更新日 2020.01.27 登録日 2020.01.18
仕事 会社の受付嬢、そんな会社の顔でもある席に長々と居続けてる私。 石野 詩央。 一緒に横並びで仕事してた先輩数人を寿の道へ見送り数年が過ぎ。 焦りがじわじわと出てきてる今日この頃。 どうにかしよう!! 前向きに資格の勉強を始めて残業が全くないポジションの仕事後を過ごしていた。 今日も笑顔で来社する他社の方を社のどこかの誰かに取り次ぐ。 笑顔が絶えないと言われるなら、それはもう張り付いてるからです。 今の相棒は若い立夏ちゃん。 まぶしい笑顔は心からの物だって・・・・思う人もほとんど。 実はそうでもないけどね。 そんな毎日で仕事で笑顔を、私生活では何もなく、時間は有効に勉強に使ってる。 無駄じゃないと思いたい、無駄にはしない。 そんな決まりきったような日々にちょっとだけ風変わりな出来事が起こりました。 ここ数年、いつも時間通りに来社してくる人。 受付カウンターで交わした言葉がいつもより多く・・・。 そんな先輩に倣えの誘いが始まりでした。
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文字数 39,937 最終更新日 2020.01.17 登録日 2020.01.11
朝倉 桐乃 29歳 いつのまにか仕事をバリバリする存在としか憧れられない存在になったらしい。 三十路まじか、ギリギリ一歩手前で焦る女になってしまった。 周りの若い子がキラキラして見える、同期の友近すらキラキラ見える。 何で自分だけがじっとりどんよりしてるんだろう。 そんなある時に手に入れたお守りのようなカード。 それを見て優しく穏やかな自分になれますように。 一番の出番はこの春から新しく自分の下についた男の子がらみの時。 決して呼びつけて指導してるのは八つ当たりじゃないよ、ちゃんとしてほしいだけ。 ため息は飲みこんでるつもりだし、もう一人の同期の子と取り替えたいなんてちょっとしか思ってない。 指導後にスッキリしたりもしてないし、ニヤリとした笑顔にもなってないから。 ただただ地蔵と見つめ合う。 今一番の相談相手、愚痴を聞いてもらう相手。 そんなお地蔵さまが導いてくれた先は・・・・・。
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文字数 86,912 最終更新日 2020.01.10 登録日 2019.12.25
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