Googleフォト無制限撤廃、どう対応?プライム会員はAmazonフォトへ移行?

 タダより高いものはない。

 しかしながら、なにもGoogleが暴利を貪っているわけではない。名誉のために付け加えておくと、ビジネスを行っているのであり、課金を促す仕組みを開発するのは至極当然の話。また、Googleフォトの使い勝手はかなり良い。Googleの高い検索技術はここでも健在であり、顔認証などの精度も高い。とりあえず大量のデータをアップロードしておき、放置するのも納得だ。旅行やイベントなどの画像は、複数人で共有したいものだが、共有もスムーズにできる。これまでタダで使えていたことを感謝するレベルだろう。

 ちなみに、Googleフォトの無制限保存終了に併せて「Amazon Photos」への注目が集まった。これは、Googleフォトのようなサービスなのだが、無制限で使うには、年間4900円(税込み)を支払ったプライム会員でないといけない。無料会員もAmazon Photosを使うことはできるが、上限は5GBまで。それ以上は課金が必要となる。Googleフォトと同じように無制限で使用するには、結局“課金”が必要なのだ。

(文=加藤純平/ライター)