「あなたは、昨日何をしましたか?」
「あなたは、今日何をしますか?」
「何か、あなたの進捗をさまたげているものがありますか?」
昨日何をしたか、今日何をするかの質問で、部下の仕事を理解できます。進捗をさまたげているということは、問題や悪いニュースがあるということです。こうすれば、悪いニュースの報告も、毎日の習慣になります。
デイリースクラムは、報告で終わらせてはいけません。解決に向かわせます。「いつ、いくら、何%」で、未来へのアクションを話させるのです。
「プロジェクトが2週間遅れています」と、報告を受けたら、解決のためのアクションを、続けて話してもらいます。
「システム会社に5分後(いつ)電話し、日程を確認します。5万円(いくら)の追加費用で、3日後(いつ)には、90%(何%)まで回復可能です」
すると部下は、具体的な解決策を、進んで提案できるようになるのです。ここで必要なのは悪いニュースを伝えてもよいというあなたへの信頼感です。
部下がいつでも安心して、あなたに悪いニュースと解決策を話せる環境をつくる。そうすると、部下が成長できるのです。