「ビジネス仕様」といっても、特段難しいことではありません。具体的には、次のようにSNSプロフィールを「ビジネス仕様」にしておきましょう。
SNSを仕事に活用していくうえでは、「自分がどうありたいか?」というイメージと「SNSでのセルフブランディング」を合致させていくのが重要です。
自分の仕事上の「ターゲット」とする人たちに、自分のイメージを正しく届ける努力をするのです。
そしてなにより、FacebookなどのSNSを活用して、実績などの自分のスキルを証明する情報を発信していきましょう。
発信には、なにか特別なノウハウがあるわけではなく、「セルフブランディングをする」というマインドを持って、コツコツとできることをやっていくことが大事です。
SNSについては、大企業は社内ガイドラインなどで禁止している例もありますが、先進的な企業では社員の発信を認めているところも増えつつあります。
スタートアップは機密情報の流出などにならなければOKというケースが多数ですので、自分の実績を発信することは可能です。
そうして個人としてのネットワークが広がり、「あなた個人」に信用と情報が集まっていけば、仕事も得やすくなるというわけです。
スタートアップの「困ったことがあれば、お互いに解決できそうな人を紹介しまくる」文化は、とてもいいものです。
ただし、もちろん誰でも紹介してくれるわけではなく、「ネットワーク」を活かすには、自らがよい仕事をすることが最優先です。
プロはプロとしか仕事をしないので、ネットワークにつながるためには、まずネットワークに貢献できるだけの「個」のスキルを確立すべきなのです。
これからは「個」の時代です。「個」でサバイバルできるようになるためには、「個」として動きつづけながらスキルや経験を積み、「会社」という看板のないところで働いて結果を出していかなければなりません。
そのためには、「スタートアップ企業で働いてつねにスキルアップを図っておくこと」が、結局は最短の道だというのが僕の考えです。
なぜなら、スタートアップ企業は「下積み」的な仕事をする期間が長い大企業よりも、入社直後から裁量を持ち、さまざまな経験を積むことができるからです。
スタートアップ企業は玉石混淆かもしれませんが、スタートアップ企業で働くほうが、スキルアップするためには手っ取り早いと言えるのです。
この潮流は、日々強まってきていると感じています。
これから「スタートアップに身を投じてみたい」と思う人が、