「会社に依存するのではなく、早めにスキルアップして、個人として自立したい」と考え、転職を検討する人が増えています。
そうした「個の時代」のビジネスにおいて、SNSプロフィールは、今後より重要性を増してくると思っています。
それは「個の時代」にあって、素の姿や本音を見られる貴重な情報だからです。
コーポレートサイトのメンバー情報などで、いかに立派なコメントをしていても、SNSプロフィールで言行一致しているかを見られます。
他にも、「どんな友達がいるのか」「共通の友達はどれくらいか」「どんなコメントをしているのか」などが見られています。
新しく付き合うことになるビジネスパートナーからは、ほぼ間違いなく「SNSチェックをされる時代」になっているのです。
とくに私が転職・副業支援をしているスタートアップでは、何か困ったことが起きると、その困りごとを解決できる人を見つけ、誰に紹介してもらえると会えるのかを「逆算」して、自分の「ネットワーク」から「社外の知り合い」を探していきます。
たとえば「食料課題を解決したい」と思って昆虫スタートアップを調べていき、「この社長に会いたいな」と思ったら、その社長の名前を検索して、共通の知り合いを探し、その知り合いに連絡して紹介してもらう、という形でつながっていきます。
そのときに、その知り合いは、必ずしも親しい間柄である必要はありません。しかし、お互いがお互いのことを「ビジネス上の何者であるか」を知っていて、仕事の相談やお願いができる程度の関係性は必要です。
自分ひとりで解決できなくても、「解決できる人」を知っていて巻き込むことができればいいのです。
これは日本に顕著だと思うのですが、スタートアップ系の人たちはSNSの中でもとくに「Facebook」でつながり、ビジネス上のコミュニケーションはFacebook「Messenger」経由が中心です。
人的「ネットワーク」を活用したければ、まずはFacebookを「ビジネス仕様」のプロフィールに変更し、取引先から見られてもいいようにしておくことは、結構大事だったりします。