スタートアップ転職の希望者や、副業の希望者は、年々増えています。とくにコロナ禍を経て、その数は急増しました。
僕が運営しているスタートアップ転職・副業サイトの「アマテラス」では、転職希望の登録者(2022年)が、コロナ前(2019年)と比較して約3倍に増加しています。
登録者たちにヒアリングすると、
「社会がコロナによって、これから大きく変わっていく」
「だから『社会を変革する側』に早めに入っておかないと、取り残されるんじゃないか」
と、みな一様に話してくれます。
しかし、スタートアップに転職すれば誰もが活躍できるというわけではありません。
率直に言って、スタートアップで「活躍できる人」と「あまり活躍できない人」には「4つの大きな差」があると感じています。
1つめは、「なぜスタートアップで働きたいか」業界への転職目的がきちんとあるかどうかです。
スタートアップで活躍できる人は、「いまいる企業ではなかなかすぐに実現できないことを、スタートアップでかなえたい」と考えています。
など、「自分のキャリアアップの課題」を「スタートアップ転職でかなえる」という目的があるのです。
一方、活躍できない人には、スタートアップ業界への明確な転職目的がありません。
意外にも、これはコンサルティング会社出身者に多い印象です。
彼らは優秀で、どこででも活躍できそうなポテンシャルがあるため、スタートアップ転職自体は難なくできます。
しかし、自分のスキルを活かして、あるいは自らのキャリアのために、スタートアップ業界で「どういうことをしたいのか」が本人にもわからず、周囲にも伝わらず、その結果、パフォーマンスが出せずに退社する人を、これまでに数多く見てきました。