頭のいい人が実践する「情報」の絶妙なさばき方

情報が引っかかって網とくっついたことで、そこにアイデアが生まれました。それと同時に、また違う網が少し広がったという印象です。

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このときの網の様子をイメージ化してみると、海中で養殖の海苔ができていく過程を考えるといいかもしれません。もともとは、目の粗い網を張っているのですが、海水が流れてくると海苔が少しずつそこにくっついていきます。そうして、だんだんと網の目を海苔が覆うほどにペタペタとついていき、面ができあがっていく感じです。

そのように積み重なった情報が、その人にとっての「思考の骨組み」になっていくのです。

今のような情報過多の時代には、すべての情報をつかまえることはできませんし、かといってすべての情報を見過ごすことはできません。そうなると、あらかじめ頭の中に網を張って情報を流していくというやり方がいいと思うのです。

そうやって、頭の中に残る情報を取捨選択していきます。そして、取捨選択した中で良い組み合わせをつくっていけるかどうか、それが独創的なアイデアや考えにつながり、その後のその人の発展を決めていく要素になると思うのです。

前回:頭のいい人と平凡な人で違う「頭の使い方」の差(5月8日配信)