朝から上機嫌な人がやっている簡単「4つの習慣」

朝、目覚めたあと、どんな行動から1日のスタートを切っていますか? 朝の時間を充実させると自己肯定感が上がります(写真:YAMATO/PIXTA)
朝の時間を充実させると、1日の始まりが楽しくなり、自己肯定感が上がります。中島輝氏の新刊『習慣化は自己肯定感が10割』より一部抜粋・再構成してお届けします。

朝のゴールデンタイムをどう過ごしていますか?

あなたは毎朝、目覚めたあと、どんな行動から1日のスタートを切っていますか?

脳神経科学の研究で目覚めてから2~3時間は「朝のゴールデンタイム」であると指摘されています。この時間帯、私たちの集中力は高まり、クリエイティブな作業に向いているのです。

新型コロナウイルスによる生活様式の変化で、私たちは生活習慣を変えるしかない状況を経験しました。自宅からの外出が制限されて、学校の授業もオンライン、企業でも在宅勤務が進み、ここまで一気に今までのやり方を変えなければならないのは生まれてはじめてのことだったのではないでしょうか。

でも、働く人たちの声を聞くと、生活様式の変化は悪いことばかりではないようです。

特に都市部のオフィスで働く人たちを中心にテレワーク化が進められるようになったことで、長年、我慢してきた満員の通勤電車から解放されたという声を多く聞きます。

実は、ちょうど通勤にぶつかる朝の時間は「朝のゴールデンタイム」と重なっていました。

この時間を満員電車や交通渋滞の中で消耗するのは、とてももったいないことです。しかし、多くのオフィスワーカーは仕方ないこととして受け入れていました。

それが働き方改革に先んじる形で、コロナ禍によって常識が変化。テレワークを通じて、朝のゴールデンタイムを自由にできるすばらしさをたくさんの働く人たちが実感し、改めて1日の始まりである朝の重要性に気づいたのではないでしょうか。

自己肯定感が高まる「朝の習慣」

朝の時間を充実させると、ゴールデンタイムを有効に活用できるうえ、1日の始まりが楽しくなり、自己肯定感が上がります。しかも、その効用は1日中続くのです。

当たり前のことのようですが、私たちの人生は「1日」というルーティンのくり返し。どうやって自分の「1日」の楽しさを高められるか。気持ちのいい朝を迎えて、自己肯定感の高い1日を過ごせるかどうかはとても大事なことです。

そこで、目覚めた後に取り組むと自己肯定感が高まる「朝の習慣」を紹介したいと思います。

●目覚めたら、寝っ転がりながら両手をぐーっと伸ばす

両手を上げて、ぐーっと体を伸ばし、30秒ほど「やったー!」のポーズを取りましょう。

たったこれだけのアクションで、血流がよくなり、脳内で不安や恐怖を感じたときに出るコルチゾールが下がり、勇気のホルモンと呼ばれる「テストステロン」が増えることもわかっています。このシンプルな習慣が、起き抜けに「快」の感情をつくり出し、「今日が始まっちゃった」ではなく、「私の今日が始まる!」と自己肯定感を高めてくれるのです。

● テンションの上がる曲をかける! 

起きたら、大好きな曲をかけましょう。1曲全部聴いてもいいですし、あなたのテンションが上がるサビへと曲をサクサク変えてもかまいません。音楽がトリガーとなって、起き上がってからすぐにドーパミンが分泌され、心身ともに動き出します。

● 窓を開けて、部屋の空気を入れ換える!

真夏でも真冬でも、かまわず全開に。外気を取り込み、部屋の空気を入れ替え、気分をリフレッシュします。同時にゆっくりと深い呼吸をし、脳に新鮮な酸素を送り込みましょう。もちろん、住宅事情はそれぞれだと思いますので、可能な範囲で。