転職という機会を通して、自分自身に正直に「なにがやりたいのか」「なにができるのか」を問いかけ、面接企業の反応を見続けたことで、職業の枠を超えて、自分自身の才能のタネを発見し、強みに育て上げることができた。
僕のエピソードから言えることは、転職は才能のタネを見つける1つの大きな機会だということです。
この記事を読んでいるあなたには、転職の予定がなくても、転職をすると仮定したら、自分のどんな能力が武器になるかを考えてみることをおすすめします。
では、具体的に才能のタネを見つけるための方法を2種類、紹介します。意外な「本当の自分」に気づかされるはずです。ぜひ実践してみてください。
まずは、あなたのキャリアの棚卸しをします。「あなたが主人公」の物語を書くつもりで、過去を振り返ってみてください。そして自分自身に次のような質問をしてみます。才能のタネは自分の過去の経験から学ぶことによって見つけることができます。
1つひとつの質問に対して、できるだけ具体的に考えてみてください。複数の回答を思いつく場合は、それらの事例に共通する点はないかもあわせて考えてみます。
「質問に対する答え=あなたの才能」と決まったわけではありません。この時点では未確定であいまいなものですが、自己認識を高めていく、1つの重要なヒントになります。
定期的に自分自身の行動や感情の振り返りを行うことも、才能のタネ探しのヒントになります。次の項目で思い当たることがあれば、書き出してみましょう。
慣れないうちは、明確に言葉にできなくても、思い付きでも、こじつけでも構いません。気楽にメモする気分で書いてみてください。
自分で自身の才能に確信を持つことは容易ではありません。しかし、自分に向き合わなければ、一生知ることはできません。肩の力を抜いて、実験的な発想で、普段の生活を振り返ってみましょう。回数を重ねることで、徐々に内省が深まり、精度を高められるはずです。