また、それなりに練習をしているけれどもうまく乗れるようになっていない場合であれば、練習内容を変えてみたらいいわけです(方法1の「やり方」を変える)。
これに対して、実力があるのに成果が出ていないという場合があります。その場合は、軌道修正をするだけで、できるようになることもあります。
先ほどの自転車の例でいえば、自転車にうまく乗れない原因がタイヤのパンクだとしたら、修理すればすぐ乗れるようになります(方法3の「できないこと」をできるようにするのも大事だが、「できるはず」なのにできていなかったところをまずは埋める)。
とくに、実力に見合った成果が出ていない場合には、軌道修正することで即成果が出ることがよくあります。軌道修正の効用に気がついた人の中には、あまりに効果的なのでやめられないという方もいます。
なぜか、自分の夢や目標についてはやらない方が多いのは、本当にもったいないです。
もしかしたら、目の前のことに対応するのに精一杯、日々生きるのに手一杯だから、「軌道修正などしている余裕がない」という方もいるのかもしれません。ですが軌道修正は、ラクして成果を出すための技術です。少しの労力で効果を出せますから、余裕のないときほどぜひ活用してください。
「後で軌道修正する」と決めているからこそ、安心して仮決め仮行動できるわけです。たとえ一度で成果を出せなくても、行動後の軌道修正さえうまくいけば、成果を出せるようになります。行動したら、ぜひもう一歩踏み込んでください。