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妖精女王と精霊王の間に生まれた特別な妖精姫、セレスティア。
精霊と妖精、両方の力を持つ彼女は、自由気ままに生きるのがモットー!
……のはずが。
ある日、竜人族の王子・サイファルトに「番(つがい)」だと宣言され、なぜか強烈に溺愛されることに!?
「ティアは俺のものだ。何があっても離さない」
「ん~? でもわたし、自由が好きなんだよね~」
当然、そんな縛られるのはまっぴらごめん!
今日もセレスティアは気まぐれに飛び回るが――彼の執着はとどまることを知らない!?
さらに、彼女の歌が世界を動かす力を持つと知れ渡り、各国の勢力が彼女を狙い始め……?
「ティアに手を出すなら、国ごと消す」
「えぇ~、またやりすぎじゃない?」
気まぐれ妖精姫と執着竜人の、ちょっと(?)危険でマイペースな物語、開幕!
文字数 51,371
最終更新日 2025.04.15
登録日 2025.03.06
「覚醒しなければ、生きられない———
しかし、覚醒すれば滅びの呪いが発動する」
100年前、ヴァンパイアの王家は滅び、純血種は絶えたはずだった。
しかし、その血を引く最後の姫ルナフィエラは古城の影で静かに息を潜めていた。
戦う術を持たぬ彼女は紅き月の夜に覚醒しなければ命を落とすという宿命を背負っていた。
しかし、覚醒すれば王族を滅ぼした「呪い」が発動するかもしれない———。
そんな彼女の前に現れたのは4人の騎士たち。
「100年間、貴女を探し続けていた———
もう二度と離れない」
ヴィクトル・エーベルヴァイン(ヴァンパイア)
——忠誠と本能の狭間で揺れる、王家の騎士。
「君が目覚めたとき、世界はどう変わるのか......僕はそれを見届けたい」
ユリウス・フォン・エルム(エルフ)
——知的な観察者として接近し、次第に執着を深めていく魔法騎士。
「お前は弱い。だから、俺が守る」
シグ・ヴァルガス(魔族)
——かつてルナフィエラに助けられた恩を返すため、寡黙に寄り添う戦士。
「君が苦しむくらいなら、僕が全部引き受ける」
フィン・ローゼン(人間)
——人間社会を捨てて、彼女のそばにいることを選んだ治癒魔法使い。
それぞれの想いを抱えてルナフィエラの騎士となる彼ら。
忠誠か、執着か。
守護か、支配か。
愛か、呪いか——。
運命の紅き月の夜、ルナフィエラは「覚醒」か「死」かの選択を迫られる。
その先に待つのは、破滅か、それとも奇跡か———。
——紅き誓いが交わされるとき、彼らの運命は交差する。
文字数 74,328
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.02.17
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