2
件
時は乱世。京は応仁の乱ですっかり荒れ果て、日本各地で武将たちが戦を繰り返している永禄3年(1560
年)。
勧修寺晴豊は17歳。公家と武家の両方の血を引く彼は、山深き若狭国(福井県大飯郡)に足を踏み入れていた。
政略結婚の相手――かの安倍晴明の末裔である、土御門家の姫に会うために。
文字数 5,865
最終更新日 2022.05.22
登録日 2022.05.01
千花が目覚めたのは、まったく知らない異世界だった。
言葉は通じないし、中世のような不自由な世界だけれど、救いだったのは、王族らしき人たちに保護されて穏やかな生活をさせてもらえていること。
どうやら私、聖女ポジ? 嘆くだけでなく、せめて前向きに適応してみよう。そう努力を続ける千花に付き従うのは、一騎当千の美丈夫な騎士。いつしか千花は、その騎士ギルフェールドに淡い想いを抱くようになる。
まさか、自分が、ギルフェールドから殺したいほど憎まれているとも知らないで。
※ムーンライトノベルスでR18版の掲載をしています。60話以降からの展開が違います。
文字数 119,563
最終更新日 2022.05.21
登録日 2022.03.31
2
件