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その館に棲むのは恐ろしい怪物ばかりであり、館そのものもまた、怪物である。
引きこもりのダウナー系の変わり者マタタビーの下に舞い込む、愉快で厄介な奴らの話。
文字数 13,550
最終更新日 2022.02.23
登録日 2022.02.23
誇り高き太っちょの『タムちゃん』と美意識の高い痩せっぽちの『ジョージ』は、今日も派手な衣服に身を包んでちょっぴり厄介な事に首を突っ込んで行く。
零感(ゼロカン)な二人が繰り広げる、誰も噛み合わない不気味で美味しい話。二人にかかれば、幽霊も呪いも些事なのだ。
文字数 9,713
最終更新日 2021.10.19
登録日 2021.04.27
「星落ちる時、王は立つ。王、国に成りて、星と共にそれを治める。亡国のおり、星は王と共に死す。」
そんな古い言い伝えがある世界の話。
流浪の民であるグウは、ある日空を流れる星を見る。その星を追った先で、銀色の繭から産まれたベンヌと出会う。
人間ではないらしいベンヌと成り行きで旅をすることになったグウは、ヒッチハイクをして『雨の国』へ辿り着く。
雨が降っては直ぐに止んでを繰り返す雨の国。グウはそこでベンヌの正体を知ることとなる。
ベンヌは『ドール』という思考能力のある無機物で、王を選定し、共に国を治める存在。それを雨の国のドールであるハラウェから教えられたグウは、ベンヌと共に彼の国と王を探すことを決めた。
一先ず雨の国で旅の疲れを癒すグウのもとに、ベンヌは一人の少女『ララーシャ』を連れて来る。ララーシャは数日前、事故で父親を亡くしたばかりの孤児であった。
孤独なララーシャに請われて、グウとベンヌは彼女を連れて旅に出るのであった。
文字数 25,916
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.04.21
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