マッスル岡田

　東京の大学で情報系の学部を卒業し、そのまま東京の新聞社に入社した白石　彩（しらいしあや）二十六歳（女）だったが、芸能人に対する出鱈目な記事を載せることに嫌気がさした彩は退社後、青森県の中途半端な田舎の住居とスーパーの跡地が混在する建物を自身の会社として立ち上げた。 　そして、高校の卒業式の日に告白して振った男子生徒、宅間　大智（たくまだいち）二十四歳（男）が転職するために彩の職場に面接に来た。元は東京や大阪などの大都会でSATの隊員として所属していたが、組織の汚職や不祥事を目の当たりにし自分はこのままでいいのかという疑問を持つようになり、安定した国家公務員を辞職した。そしてその流れで地方の小さい新聞社の広告をインターネットで偶然見つけ転職する。 　数年後、二人の間に2つの子宝が授かる。そして2人目の子供を無事出産し終え、退院した数日後の同窓会でレズビアンの元同級生の女友達と再会する。その一人はレズビアンの海堂　愛（かいどうめぐみ）二十七歳（女）で高校の修学旅行には一緒に寝たことがある。そんな中BBQを新聞社の前で行うことになった。同窓会には仕事の都合で出席しなかった川崎　茜（かわさきあかね）二十七歳（女）に数年ぶりに再会し彼女の口からレズビアンとカミングアウトされる。 　数週間後、大智、彩、愛、茜で海の近くの旅館に泊まる事になった。楽しい旅行になるはずが、愛と茜は口げんかになってしまう。

　ミア・ブライト二十三歳（女）は日々の生活に退屈していた。プールで孤独に遊びそれが終わると生まれたままの姿でシャワーを浴び、服を着終えると眠りについた。そして次に目を覚ますと北欧神話の「ユグドラシル」になっていた。神話ではなく実在したのだ。そして自分がそうなった。そしてその後は早かった。愚かな人類に災害という形で大自然という牙を向けたのだった。運よく火星に脱出できた者もいるが大半の人類は彼女自身が皆殺しにした。

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　LGBTやSDGSなどが多様性が広まったこの世界。しかし表面上は受け居られても心の内ではやはり差別されていた。 そしてゲイの香月　優斗（かづき　ゆうと）は自分の好きな男子生徒にに告白するも振られてしそれがそれがきっかけで優斗は学校はおろか家庭内でも居場所を失くしてしまう。というのは「男は女を妊娠させてなんぼ」という考えが根強いため居場所は無いに等しかったが。ある女子生徒に目を付けられたことで人生が変わる？その女子生徒とは同学年同クラスの峯塚　椛（みねづか　もみじ）である。実家にも居場所が亡くな優斗は仕方なく椛の実家で暮らすことになる。椛からすれば好きな男があっちから来てくれるので胸のドキドキと興奮は収まらなかったが、彼は自分に振り向いてくれる事はなかった。優斗は椛の実家で通信制の高校を卒業させてもらい、そして数年後優斗と椛は富山県の港沿いの繁華街で中華料理店を開くも客足はあまり伸びない。そうその町のその区域は中華料理店の激戦区だったからだ。 　しかし、ある中国人男性のYoutuberとの出会いで店の売り上げは爆増する。そのおかげで知名度は上がっていき地元のメディアなどの取材もたくさん舞い込んでくるようになる。そんな中でいつの間にか行列が出来る程になった。そして 日本人や欧米人の客も徐々に増えてきた。 　そんな矢先、優斗がアルバイトの大学生男子学生、伊藤　翔（いとうかける）19歳を性的に襲い掛かろうとしていたが、何とか上手く誤魔化し翔は逃げ帰った。そしてその事を椛に報告した。 当然この事を聞いた椛は腹が立ち優斗を問い詰める。そして優斗は知らんぷりを貫くつもりだったが、口を滑らしてしまい。あっさりと認めてしまった。離婚を恐れて土下座をする優斗。だが椛にそのつもりはないようだ。 　そして数ヶ月後、椛は優斗の新しい命を出産する。その後は優斗の行きつけのゲイバーのママから祝い品として赤ちゃん用の服、おもちゃ、乳幼児用のごはんを貰った。なんでもそのゲイバーのママ陸上自衛隊に在隊していた時に開かれていたボディビルの大会で優勝したことがあるらしい。