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「もう無理……、好き。私を好きにさせたんだから、最後まで責任もってくださいね……?」
一之瀬絋《いちのせこう》、24歳は中小出版系に勤める社畜系男子。同期が過労で倒れたのをキッカケに退職しドロップアウトしていた矢先、漫ろ雨の中を傘も差さずに虚ろ気味に歩く少女を見かける。
同期を救うことができなかった罪悪感から、それともたんに少女を放っておけなかったのか——……。だが手を差し伸べた時が最後、ダウナー系美少女、及川杏樹《おいかわあんじゅ》に懐かれた洸は、居候させて欲しいと頼まれ、そのまま同居することに——。
一見、順調そうに見えた同居生活だが、洸にとって安易にできない問題が一つ。
それは杏樹が寝惚けてベッドに潜り込んでくること。
「この子は俺を信じて助けを求めてきたんだ。その信頼を裏切るわけには……!」
こうして洸の理性ギリギリの戦いが始まった。
ダウナー特有のヤンデレ気味の幸薄美少女と下心満載なくせに妙な正義感を持ち合わせた軽口系男子の焦れ焦れラブコメ。
文字数 87,326
最終更新日 2025.03.27
登録日 2025.02.17
「俺に似てない娘を産んだ妻。そして娘そっくりな男と歩く妻…………黒だろ!」
大学時代に起業して成功した若手社長、木梨大智(28)には童顔巨乳美人、波留(20)との間に1歳の娘、心を授かっていた。
だが、この娘の顔が美男美女である大智にも波留にも似ていない。むしろ可愛くない……。子供の顔は成長と共に変わると言われるが、微塵も似てこない。
抱っこしても、一緒に遊んでも、お風呂に入れても、イマイチ愛情が湧いてこない。
そんなある日、大智は妻が知らない男と歩いている姿を目撃してしまう。しかも娘にそっくりな男と一緒にいたのだ。
絶望した大智は自暴自棄になり、何日も外泊を続けていたが、そんな彼に手を差し伸べたのは大智の秘書である野々原メロ。
「奥さんが浮気しているなら、こっちもしちゃいましょう? 社長が落ち込んでいる分、私が慰めてあげますから……♡」
そして、悪友の萩生に紹介されたパパ活をしている地下アイドル、マリン(地雷系)
「木梨パパ、可哀想ォー。マリンがたっくさん慰めてあげるよ♡(三万円で♡)」
脳破壊寸前、托卵妻、不倫、屑夫婦——……
ただし、真実は残酷です。最後までお読みすることをお勧めいたします。
文字数 16,946
最終更新日 2025.02.25
登録日 2025.02.19
※ イラストはタンティママ様からいただきました!
主人公の明日花は幼馴染でセフレだった康介に彼女ができたのをキッカケに別れを切り出す。
多動性の発達障害を抱え、幼少期から何かとうまく行かない明日花は自分の人生に絶望するが、そんな彼女を救ったのは統合失調症を患った母を持つ青年、壱嵩だった。
恋愛や性に依存しがちな明日花とそんな彼女を献身的に支える壱嵩。
人との距離感が分からずに無神経に近付いたり、失敗を繰り返しながらも成長していく胸が苦しくなる恋愛ストーリー。
(ストーリーの展開上(というよりも作者の好みの関係で)、甘い展開になりがちですが、楽しんでいただけると幸いです。
ダブル主人公、前半は明日花視点。後半は壱嵩視点。
鈴木明日花《すずきあすか》・・・多動性の発達障害(グレーゾーン)自己嫌悪している短所を埋めるようにセフレに縋って生きてきた。片付けが苦手で友達も少なめのエッチが好きな女の子。
19歳、A型。好きな食べ物はサーモン。嫌いなものは納豆。
幸山壱嵩《こうやまいちたか》・・・シングルマザーの母親が統合失調症を患っており、自殺未遂を繰り返していた。真面目で正義感が強い性格。ダサ男だったが明日花に協力してもらってイケメンに。
23歳、A型。好きな食べ物はトマト系パスタ。苦手なものは女子。
文字数 121,377
最終更新日 2024.06.10
登録日 2024.05.01
文字数 10,256
最終更新日 2024.05.08
登録日 2024.04.28
吸血鬼であるアデルは族主であり父であるキルミュアを殺害されてから、妹のマーニと共に人間界に紛れて暮らすことになった。たった二人だけの生き残り……着実に近付く種族滅亡の足跡。
そんな彼らの前に現れたのは女神ヴィータ。
彼女はアデルに魔王として人間達に恐怖を与えてほしいと頼んでくるが、貧しく乏しい暮らしではあるものの、妹との慎ましい生活を優先するために提案を断る。
だがそんなアデルに仕掛けるために、ヴィータはマーニの身柄を人間に渡し、処刑させることに。
絶望で怒り狂うアデルに、女神は再び提案を持ち掛ける。
「貴方が魔王として君臨してくれたら、千年後にマーニを甦らせてあげる」
こうしてアデルは魔王になることを決意するが——……?
文字数 17,408
最終更新日 2024.05.06
登録日 2024.04.30
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