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旧題:アイリスに祈る
女神ラトラと同じ瞳を持つアイリス=ウェルバートンは公爵家の娘であり国王の姪、そして皇太子リュートの婚約者である。頂点で微笑みながら、毒を吐き捨てる稀代の性悪だった。
アイリスは数々の悪行により、王の怒りをかい、父とリュートにも見捨てられ処刑されてしまう。
それでもアイリスは笑った。とある秘密を抱えて。
そして毒を飲んだアイリスは、もう一度生まれ変わった。
生まれ変わってもアイリスは、金色の瞳で愚か者を睨みつける。愚図共を蹴散らす。女神の美貌で、前世と同じ秘密を抱えて、悪辣の花として。
「無礼よ、おまえ。頭が高いわ」
最後に笑うのは女神ではなく、アイリスだ。
これはアイリスが全てを手に入れるための物語。女神をもうち落とす物語。
そして、リュートと生きる愛の物語。
あなたのためなら、毒まで飲める。
唯一アイリスを窘めることができる皇太子×気高く高貴で性格が死ぬほど悪い公爵令嬢
(ハッピーエンドです)
(なろうにも掲載中)
文字数 191,829
最終更新日 2024.07.26
登録日 2022.01.19
ヒロイン→悪役令嬢←婚約者
男女カプと百合が混在。男と女がひとりの女を取り合う話、大好きです。
「あいつは性悪女だ、目を覚ませ」
「ボンボン男になんて負けてたまるもんですか」
文字数 2,585
最終更新日 2022.06.25
登録日 2022.06.25
「魔王を滅ぼした者には、褒美として美しい我が姫を差し出そう」勝手に褒美にされた第一王女アイリーンは、泣きながら嫁ぐ準備をしていた。なぜなら、魔王を殺したのは悪魔である大公爵リシャールだったのだから___。
「歓迎しよう、人間の姫君」
うつくしい悪魔が冷たく微笑む。
人間界と魔界の命運を背負って嫁いだアイリーンは、直ぐに死にかけ殺されかけるので、命がいくらあっても足りない。その度にリシャールはアイリーンを守ってくれる。それは、アイリーンが殺されれば人間界と結んだ停戦協定が破棄されてしまうから。
ただの仮初の結婚、平和のための優しさ。
悪魔の心なんてアイリーンには分からない。
「ねぇ神様、悪魔の心臓がほしいわ」
悪魔に心臓がないなら、この心臓を埋め込んでやりたい。
これは種族の違う二人が運命に翻弄されながら惹かれ合う物語___ではなく、人間の姫君が平和主義の悪魔を振り回す物語。
「何のために俺が、この角も翼も本性も隠してきたと思ってる。分かってんだろ」
「……わたくしが泣いて逃げたら平和が台無し、だからです?」
その王女、悪魔の心なんてさっぱり分かってない!
文字数 10,991
最終更新日 2022.05.15
登録日 2022.05.05
「では今回も、慰謝料を払うということで手を打ちましょう」
「はい!」
お金ください、ユーフィリナさま!でも婚約破棄はやめてください!
気軽に婚約破棄したいユーフィリナさまに振り回されているが、お金もらえるなら何でもいいです!
婚約破棄されそうな王子と、「恋敵がいたのでいじめた」ことにして婚約破棄したいユーフィリナと、いじめられる悲劇のヒロインを押し付けられそうな貧乏貴族ハンナのドタバタシリアスラブコメディ!
文字数 2,848
最終更新日 2022.01.25
登録日 2022.01.25
取り柄は顔だけ!そんな甘やかされ育った駄目駄目な第二王子と、厳しく育てられた聡明な侯爵令嬢とのドタバタラブコメディー。
武に優れた心優しい勇敢な騎士よりも、見目麗しい才に富んだ侯爵令嬢にだけ氷の笑みを溶かす公爵子息よりも、偉大なる王となる心の欠落以外パーフェクトな第一王子よりも、馬鹿を選んだその心境とは一体!
「いい加減になさいませこの駄目王子!」今日も侯爵令嬢の怒号が鳴り響く。
文字数 28,931
最終更新日 2017.08.20
登録日 2016.10.29
美しい人間の魔王様は、美しい悪魔に恋をした。
悪魔は微笑む。貴方のお望みとあらば、何でも致しましょうと。__その心を引き換えに。
そうして悪魔は自ら人間達が行う対悪魔の組織へ潜入した。ちなみにそこはイケメンだらけの組織だった。
人間界に紛れ込んだ悪魔が巻き起こす騒動と、その様子を見ることしか出来ない魔王様!人間が繰り出す悪魔への恋情!嫉妬が止まらない魔王様!そんな魔王様を煽る愉快犯!
今日も人間界と魔界は騒がしい。
文字数 9,978
最終更新日 2017.01.08
登録日 2017.01.08
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