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世界でも有数の国家【アルカディア王国】
戦の女神を宿すブレイズ家
守護の女神を宿すエターニア家
そして、この国の始祖であるアルカディア王家
この三軸がこの国を支え強大な国へと発展させてきた。
アルカディア王国は国の始まり以降、魔物による甚大な被害は起きておらず、もっとも安全な国と言われている。
しかし、長い年月は三家のバランスを少しずつ狂わせる。
そしてとうとう崩壊を迎えた。
「テレサ。ブレイズ家はもう聖女として認めない。ルーカス・アルカディアの名の下に聖女としての権利を剥奪する」
テレサはルーカス皇太子によって聖女としての立場を剥奪されてしまった。
文字数 11,485
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.06
「おまえは王族に相応しくない!今日限りで追放する!」
「お父様!何故ですの!」
「分かり切ってるだろ!おまえがいつも寝ているからだ!」
「お兄様!それは!」
「もういい!今すぐ出て行け!王族の権威を傷つけるな!」
こうして私は王女の身分を剥奪されました。
眠りの世界でこの国を魔物とかから護っていただけですのに。
文字数 96,325
最終更新日 2024.03.12
登録日 2020.05.31
つくも神。それは長い年月を経た道具などに霊魂などが宿ったものである。
風宮紫苑は小さな神社の跡取りとして引き取られ、この春から神主の東野宮巌流、その孫娘の弥生と3人で住むことになった。
東野宮は九十九神の管理を担う一族であり、紫苑は本家ではないがその跡取りとなる。
跡取りになるために九十九神を祓おうとする紫苑だったが、個性の強い九十九神達は一筋縄ではいかなかった。
幼馴染と九十九神に囲まれた陰陽師生活がはじまる
文字数 9,105
最終更新日 2024.01.12
登録日 2023.12.31
「何が聖女だ!お前は魔女だ!聖女ってのはなマリーのような女性のことを言うんだ。お前は町や村に出てきたない民衆に媚びをうっているだけだろ。この間もその力で魔物に襲われた俺を助けてくれた。俺にとって必要なのはお前じゃなくマリーなんだよ」
私はレオポールからつらつらと発せられた言葉に開いた口が塞がらなかった。
この国の財産である民との交流を蔑ろにした上に、聖女の家系である私を魔女呼ばわりするなんて。
「お言葉ですがレオポール様。私は聖女としての務めを果たしているだけです。それにわが一族は、王家より聖女の血筋として認められた由緒ある家です。いくらレオポール様とはいえ度が過ぎております」
「知らぬ!俺様が認めぬのだ」
「ですが、私たちの婚約も王直々のお話のはず。それを」
「黙れ黙れ!魔女との婚約など認められるわけがなかろう。貴様らはこの俺様達王家をだました大罪人だ。その罪は償わせてもらうからな」
私は衛兵に腕をつかまれ部屋から追い出されました。
「私のこれまでの人生は何だったのかしら」
文字数 11,337
最終更新日 2023.06.07
登録日 2023.06.01
都心からそう遠くない場所にそれはあった。
通称【宵闇街】
一癖二癖もある住人たちが住まう混沌とした世界。
ここで起きるのは日常とはかけ離れた現実なのかもしれない。
文字数 14,804
最終更新日 2023.01.11
登録日 2021.08.18
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