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大学を卒業して入社したのは希望していた有名なエステ関連企業だった。 だけど研修中に向いてないと分かった。 もっとよく考えるべきだったみたい。 ひとりさっさとくじけたけど家族は優しくて。 同じ年の双子の姉はバリバリと働きたいとやる気を燃やしてるのに。 本当に性格もまたっく違ってて。 そんな姉をうらやましいと思いながら過ごしていた時に、久しぶりに間違えられた。 週末に一人で歩いていた時に声をかけられた。 知らない人だった、でも名字を呼ばれたから、すぐに分かった。 久しぶりでも、以前はよくある事だった。 姉の知り合いだった。 早めに間違いに気がついてくれたから良かった。 そんな小さな出来事は珍しく行動に出せないらしい姉の片思いにつながって。 姉貴乃と妹華乃と2人の男性の物語。
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文字数 48,961 最終更新日 2019.12.24 登録日 2019.12.15
ある日の夕方、恨めしく空を見上げていた日の出来事でした。 もうずっとずっと前の事です。 覚えてますか? 何て聞くまでもなくすっかり気にしてなかったみたいです。 それでもどうしてもきっかけが欲しくてジタバタとした私、朝霧ちなみ24才。 呪文の持ち主新藤先輩とその妹水鳥(みどり)ちゃんまで加わって最初からにぎやかに始まった日。 その日はいろんな始まりの日だと分かりました。 新藤さんとちなみの大人カップルと、大学生の妹水鳥と彼氏の二つの恋愛の話です。
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文字数 70,617 最終更新日 2019.12.14 登録日 2019.11.29
一人っ子の私がまだまだ小学生にもならない頃。 仲良く遊んでいたのは隣の家に住んでいた同じく一人っ子の男の子だった。 あの頃は別にそんな事も意識しない頃だし、一緒にままごとしてくれて、お絵かきし合って、おやつを食べながら、昼寝もしたりして。 本当に自分を中心に世界が回ってるとしか思ってないから、いろいろと言うことも聞いてくれて便利な友達だった。まさか一つ上だったなんて途中まで気がつかなかったし。 だいたい相手が小学生になる頃引っ越して行って、だから呼び名以外の名前も記憶になかった。 ただただ小さい頃の友達、ちょっと弱虫だったからあれこれと偉そうに振舞ってもよくて、利用価値が高かった友達。 懐かしい記憶を反芻することもほぼなくなった今。 すっかり大人になりました。 社会人四年目の春、そんな過去が改めて掘り起こされる出会いがあるなんて。 寒川寧々、まさかの出会いにひたすら謝罪の気持ちを前面にだして声にして態度にして。 結果、日々の業務に嫌がらせのような時間が足されるようになりました。 本当に性格悪い!! あ~、今日もビールがすすむ夜、毒づくのは毎度アイツの事です。 『大人ポチ』が思ったより大人だった事実。 可愛かったネネちゃんも大人になった今。 すごく近くにいた現実から二人の物語が始まります。
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文字数 55,764 最終更新日 2019.11.28 登録日 2019.11.19
春に同居・・・犬が増えました。 迷い犬だと思ってたのに・・・・・挨拶もされて、それに・・・・。 一人暮らし始めたばかりの私に心強い相棒が???? 初めての就職、知らない人ばかりで不安だからって会社にまでついて・・・・来てくれて。 あっさりと受け入れてる私はやっぱり不安だし寂しかったんだと思う。 きっとあの頃も。 悲しい別れは覚えてないくらい小さくて、それがちょっとだけ後ろめたくて。 素直じゃない千早と一生懸命修行課題をこなしたいと努力したいナナオ。 それはそれはずっと昔、静かで静謐なあの場所から続いていました。 ちょっとだけファンタジーを入れた千早とナナオのお話です。
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文字数 105,386 最終更新日 2019.11.18 登録日 2019.11.01
『紹介し忘れましたが、これが兄です。』の話の中、奈央と一鉄の出会いのきっかけの一つにもなった鉄道出会いのイベント。 誘ったのはガチガチの鉄男君、仕事も趣味も鉄道一色、そんな脇役の一人だった『ギイチ』がメインの話です。 一鉄以外にもちょっとだけ明るい話題をそえたはずのギイチ。 あれから偶然出会った鉄子さんのアユさんとは仲良くしてました。 それでもやっぱり距離がある二人。 一鉄が奈央さんにプロポーズして、指輪を贈って、幸せな日の写真が来た。 花束を間に挟むまでもなくくっついている二人、笑顔の二人、奈央さんの指には綺麗な光があった。 アユさんには初めて二人の写真を見せた。 僕の友達だって、ずっとカッコいいって教えてたけど、だからいっそう写真は見せてなかった。 やっぱり羨ましい。 あんなに愚痴を聞いてたのに、今じゃあすっかり。 二人の結婚式までに、一つ心を決めた。 その日まで自分だっていろいろ頑張って、何かを決めたい! そんなギイチの決意と仲良しアユさん、そして似たものが集まったギイチの同僚たちの話です。
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文字数 58,313 最終更新日 2019.10.31 登録日 2019.10.21
恋愛 連載中 短編
このところぼんやりしてお酒を飲むバー、この間も二度とこないって思ったのに。 見るからに訳ありでやっぱり相当変だったと思われたらしい。 だからもう行かない、行けない。 だからもう思い出さない、忘れよう。 棚旗すみれ  23歳 ちょっとだけ特別だと思った人に振られました。 それは私には突然の出来事で、なかなか忘れられなくて。 でも自分だけが知らなかった事実があったみたい。 いい加減だと知っても、急に失くなった存在は私を空っぽにした。 ため息の多い私を元気づけようと誘ってくれた先輩に連れて行かれた飲み会。 思わぬ誘いもあったけど、そんなに簡単には誘われるのはやめたいと思ってた。 それでも世話焼きの先輩のお陰で、少しづつ思い出が古くなり、小さくなり、思い出さなくなり。 新しい笑顔でいられる時間を見つけられました。 今度の始まりはドラマのようなセリフからでした。 絶対忘れない。非日常過ぎます。 きっと他の思い出にも負けない始まりだから。
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文字数 40,523 最終更新日 2019.10.20 登録日 2019.10.11
お父さんとお母さんの出会いは古く遡ること・・・当然お兄ちゃんの年よりちょっと昔。 大学生の頃、グループで近くにいたらしいある日の事。 隣同士で座って飲んだその日に決定的なことが起きたらしい。 それ以来お父さんは、ある部分だけはお母さんの監視下にある。 それでも大好きな二人の元、ちょっとぐうたらなお兄ちゃんとちょっとしっかり者の私とすくすく育ってきました。 お兄ちゃんが楽しみに出かけた大学での仲間内の飲み会の日。 同じような事件が起きました。 お母さんに聞いてたお父さんのエピソードをそのまま再現したようなお兄ちゃん。 そしてお母さんの代わりの様に隣にいた女の人。 そんな二人を冷静に見ようと努力しただろうお父さん。 父と息子、呪われた血の一族です。 男子限定で引き継がれる可哀想な呪いの血なのです。 可哀想に、そう思ったのに。 あの日隣にいた女の人は今でもお兄ちゃんの隣にいる。 そこもお父さんとお母さんのエピソードをなぞるように。 世の中、何が災いして、何が幸せの芽になるのか、本当に分からない。 お兄ちゃんが幸せを決めそうなその時に、新たな伝説の主役に躍り出た私。 何で?急に発症? 赤城家の父から息子へ、そしてとうとう私にも。 赤城 優(ゆう) 社会人になって発症しました。 兄 和人より遅れること数年。 どうにかならないのでしょうか? 多分ならないみたいなのです。 そんな赤城家中心の気楽な恋愛話です。
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文字数 103,605 最終更新日 2019.10.10 登録日 2019.09.23
元旦の寒い朝に生まれた真冬。 おじさんのコネを使って楽しい職場でのんびり過ごして二年目。 この度、後輩が出来ました。 苑 倫太郎君。 可愛い男の子は会社のおば様を若返らせて、取引先にも可愛いと評判で。 私も仲良くさせてもらってます。 そんなに可愛いのに、ゲーマーという事実。 食べるより、ゲームが好きって、どういうこと? 何より食べるのが楽しい私には理解不能で。 それでも似たような幼なじみがいるからそうなんだと思えた。 二次元に夢中な倫太郎君と三次元的立体的な真冬と、幼なじみの歩人と女の子。 だからいろいろあるのが三次元。 食べ物だって味も匂いも手触りも音も満腹感も。 全部全部大切。 分かってるのかなあ? 三次元を愛してもいろんな経験値の低い真冬と二次元の知識だけで迷走しそうな倫太郎君と。 全てを知った歩人の努力。 そんな三人ともう一人のお話です。
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文字数 117,473 最終更新日 2019.09.22 登録日 2019.09.03
人材派遣会社に就職したばかりの新人氷室 響子。 希望の部署、会社の肝とも言える営業に配属されました。 会社の肝とも言えるクライアント担当をして、一人立ちしてしばらく経ちました。 一緒に配属されたただ一人の同期は丸山圭太君。 私も先輩も『本当にここを希望したの?』そんな感じの人でした。 最初の頃はなかなか私にも慣れてくれなくて、ちょっとおどおどと反応されていた日々。 私に慣れてもらう前に、そんな人だと思って私の方がその反応に慣れたけど。 意表を突く相棒でしたがゆっくり仲良くなれてる気がしてきてます。 だからちょっとしたボヤキをつぶやいたり、反応を期待してない独り言をつぶやいたり。 そんな関係は時間が経つうちにちょっとした息抜きになったりして。 完全出来高の給与体系は私の仕事へのモチベーションを上げてくれます。 だから頑張ります。 独り立ちして、しっかり地球に踏ん張って、すくっと立って。 見た目通りは強い部分を作る私。 だけどちょっとだけそれ以外の部分がこぼれだしそうな時もあるんです。 そんな時に呟いたボヤキを今日も隣の人が拾ってくれてます。 ありがたい隣人です。 ご迷惑をかけてます。 隣の席で働くのも何かの縁でしょう? 席替えがあるまで隣人として頑張りましょう! 精一杯頑張ってる氷室響子さんのお仕事話。 それ以外もそろそろと頑張り始めたところです。
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文字数 80,500 最終更新日 2019.09.02 登録日 2019.08.15
仕事には何の不満も、まあ、ないと言っていい青山有希。 じゃあ、プライベートは? そこはなかなかままならない。 お年頃をそろそろ過ぎそうで焦り出しそうな自分と周り。 元カレに振られた理由はオンとオフの落差だった。 ずんずんと茨の道を進むような逞しくもりりしい姿で仕事をしてるんだから、部屋ではだらんとしていいじゃない? 別に普通だと思うし、リラックスが上手なだけで決してだらしない訳じゃないのに。 それを許せなかった小さい器の男と別れてしばし。 まさか同僚が仕切った飲み会で再会するなんて。 無視無視。 その夜に偶然再会・・・二度目らしい・・・・声をかけられた人。 思い出すのにもヒントが必要なくらいだった人。 軽く誘われて、軽く答えたら、思った以上に厄介な人でした。 本当に・・・・・疲れます。 呆れた果てるのにも疲れた有希とそんな誰かのお話。
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文字数 51,976 最終更新日 2019.08.14 登録日 2019.08.03
五年の社会人生活で、手に入れたものは何だろう。 名刺についた肩書きは重くて鬱陶しい。 世話になった先輩が、大好きだった先輩と一緒にいなくなった。 目の前から幸せな二人が消えた。 だから忘れるのも簡単なはずなのに。 同期の研究から立ち上げたチームの営業販売戦略何でもどん、な部署のトップを任された。 相談したい同期はちょくちょく席にいなくて。 気がつくたら仕事がこっちに流れて来てる気もしてイラっとする。 楽しくないわけはない、やりがいだってあるし、何より大好きな仕事だけど。 じゃあ、仕事以外に何かある? 墓地を見下ろす部屋でぼんやりとする今日この頃。 ずっとずっと誰にも知られてない事っていろいろあるから。 それぞれ上手く隠してたつもりかもしれない事が。 時々誰かがそれを知ってて、自分だけが知らないこともある。 ゆっくり日常が整っていく。 まだ五年目、この先だって楽しみたい。仕事も、それ以外も。 五年目のOL 紺野 真帆   やっと前を向いて仕事をしようと思った出来事がありました。 
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文字数 63,065 最終更新日 2019.08.02 登録日 2019.07.21
こっそりと開いていた入り口から滑り込んだ就職先。 小さい会社だけど仲良くしてくれる同期にも恵まれて楽しく働いてます。 弓削 藍那 (ゆげ あいな) 珍しい女の子の新人です。よろしくお願いしたいです。 同期の卜部(うらべ)君とは全く怪しい関係にもならず、励ましたり、愚痴を言ったりする関係に。 延び延びになっていた新人歓迎会。 許されると思ってちょっとだけお願いした。 飲み会での私の取り扱い方。 『気をつけてるけど、無理そうだったらお願い。』 ちょっとだけ静かに付き合って欲しい。 知らない先輩にも囲まれて、お酒も注がれるたびに飲んだから、とうとうリミッターは超えたみたい。 最初から優しい卜部君。 本当に優しい卜部君。 愚痴を聞いてもらってるうちにその話は意識しない方向に。 気になることがちょっとだけ、気のせいだと思いたいのに理由も分からない。 そう思ってるのは私だけみたい。 同期と先輩と、ちいさな輪の中でバタバタとしてしまったのは誰のせい? 新人藍那のお仕事物語、それは学生自体のバイトから続く物語でした。
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文字数 83,172 最終更新日 2019.07.20 登録日 2019.06.29
醍醐 千歳 23歳  小さい可愛い弟を守りながら成長して、無敵と言えるほど逞しくなった私。 弟の紬は小さいころから小さくて、小さいころから大きかった私は喜んで強くなった。 いよいよ社会人になる頃、紬は大学生になり守る必要もなくなった。 それでもいい子だから週末には一緒にご飯に行ったり、買い物に行ったり付き合ってくれる。 そんな関係に満足、そんな自分の週末にも満足、何か文句がありますか? 会社では仕事はきちんとしています。 余分な笑顔はいらないでしょう?必要な笑顔は出来てますから。 いつもパンツスーツですが問題はないですよね? 仕事にも慣れて落ち着いて迎えた、ある日の会社の創立記念日。 前日に・・・・スカートを着てくるように・・・・・・と遠回しで言われた。 そんな謂れのある当日、事件はおきた。 昔ならやられたらやり返してたのに。 何でそれが出来ないのか。 大人になるって我慢をすることらしい。 でも、それ以外にも何かが起こったらしいその日。 ちょっとクールな千歳に起きたビックリな出来事にまつわるお話です。
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文字数 70,141 最終更新日 2019.06.17 登録日 2019.05.28
中学二年生の小坂しおりは年の離れた姉かおりの暴君ぶりには慣れてます。 今日も創立記念日でお休みなのに、言いつけられた部屋の掃除に真面目に従います。 世の中のお姉さんはこんなに皆女王キャラでしょうか? そんなはずはありません。 妹を猫可愛がるお姉さんだっているはずなのに、ただ小坂家にはいませんでした。 掃除が終わって途中見つけたワンピースなどを借りて、散歩に出かけて見つけたのは捨て猫でした。 先に見つけた人がいましたが・・・・・・。 委員長・・・・。 まさか裏の家が委員長のおじいさんの家だなんて知らなかった。 簡単に敷居をまたげない家。 それでもすべてが許されていて、とても大切な場所になりました。 クラスメートの名木一総(なぎかずさ)君。 委員長としか呼んだことのない委員長。 ちょっとづつ仲良くなりながら、中学生の狭い世界で繰り広げられる可愛いやり取り。 しおりと一総、おじいちゃんと姉かおりと猫たち。 時々、のんびりした話です。
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文字数 138,131 最終更新日 2019.06.09 登録日 2018.08.23
大学四年の前半、就活に勢い込んで突入した大曲 芽衣(おおまがり めい) 気がついたらもう冬になっていた、まだまだ決着もついてない私の戦い。 ゼミの教授の部屋で毎日泣き言を聞いてもらい、励ましてもらい。 それでも全然ダメだった。 見かねた教授のお世話で何とか面接をしてもらったのは小さな会社。 明らかなコネで押し込んでもらい秘書二号として修業がスタートしました。 無口な春日社長と、素晴らしく笑顔のやさしい郡司さん。 午後にはお茶会などもあり、ちょっとお客様状態で・・・・・。 早く役に立ちたい、ちゃんと胸張って社会人だと言えるくらいの仕事がしたい! 自分の思いだけが空回りする。 徐々に社長秘書二号として社長と二人きりの外回りが増えていきました。 いろんなドキドキを感じて、無口な社長の背中について行きます。 人と人がつながること、それは本当にちょっとしたきっかけとタイミングが必要だったりする。 大人になりたい芽衣がちょっとだけ一歩を踏み出す、そんなお話。 春日 太郎 郡司 朝陽 狭間教授
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文字数 184,348 最終更新日 2019.05.27 登録日 2019.04.24
『郷里 文土』 ごうり もんど 名は体を表す通り、どこにも可愛げがない名前。 いっそ不気味な迫力と恐怖しか感じないはず。 東野 阿里  私が就職した場所は天国と地獄が隣り合わせのようにある場所だった。 地獄にはもちろん主がいて、その名が郷里さん。 その隣の席は明るい太陽の光のもと花畑と草原が広がるようなところ。 そこにいるのは原市先輩。 ちょっと疲れた時に天国の景色を見たくても、その隣の地獄のどろどろが視界に入りそうで怖い。 絶対的鬼門。 本当に恐怖のほうが打ち勝つ光景。 だからひっそりと天国から原市さんが下りてきて、声をかけてもらうのを楽しみにしてる毎日。 そんなある日、隣の美沙子が地獄の生贄に、・・・・郷里さんのヘルプを頼まれた。 無事を祈り見送ったのに、なんだか・・・・・・・、あれ? 小さいころから苦手なものがたくさんあって、不器用なところもたくさんあって。 そんな苦手を克服するチャンスがやって来たんだけど。 頑張れ、阿里。 お仕事も、それ以外も。 郷里文土と妹椎名、飼い犬の桃太郎まで登場する鬼と兄と何やらの話です。 薄すすき 美沙子 原市 駿
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文字数 91,648 最終更新日 2019.04.23 登録日 2019.04.03
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小さなイベント会社の営業として毎日頑張ってる篠井 風花。 今日も企画課から上がってきた書類を手にして・・・・・。 最近自分に振られる仕事に何らかの作為を感じて睨むのは地蔵部長。 企画担当 平林 優希   堂々と名前を乗せるくらいならもっとちゃんとした書類にしてあげてこい!! 最近奥歯が鳴る日々です。 課が違うのにまるで指導係。 周りもそう期待してるらしい、それは私にはとても重たい事なのに。 なかなか素直じゃない風花とその周りの人々。 二度目の春を笑顔で迎えるために今日も頑張ります。
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文字数 151,540 最終更新日 2019.04.02 登録日 2019.03.07
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不器用な会社員のまま半年が過ぎて、いまだに友達もいない私、如月舞。 仕事は黙々と一人でこなしてる。 パソコンに向かっているのだから無駄な愛想も笑顔もいらない。 自分らしく仕事ができるのはその席にいる時だけ。 本当は友達も欲しいし、先輩達とも仲良くしたいし、もっともっと・・・正直に言えば彼氏だって欲しい。 大人って難しい。 なかなか友達が出来るきっかけをつかめず、一人で過ごす日々。 優しい人はいるもので、そんな私に話かけてくれて、同期の飲み会に誘ってくれた浅井さん。 すっごくうれしい気持ちが笑顔に出てたかもしれない。 金曜日、やっと同期の仲間デビュー。 なかなか一気に知り合いは増えないけど、それでも数少ない人と少しづつ打ち解けて。 そんな舞と大人友達の日常。
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文字数 91,480 最終更新日 2019.03.05 登録日 2019.02.10
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新社会人としてドキドキワクワクな日々を夢見てた。 バリバリ仕事をする自分、楽しい大人の恋愛をする自分。 だけど現実は程遠く。 日々上司に赤ペンでチェックを入れられて再提出を余儀なくされる書類、明らかに不出来な新人。 流行にのり、話題はチェックして、いつどこで何があってもいいように日々完璧に仕上げてるつもりなのに、 現実は全く何も起こらず。 同期の男の子西村君にも先輩達にも私の努力は全く響いてない。 そっちも残念な新人のまま。 ねえ、なんで? 愛内里菜 そろそろ自分に自信がなくなりました。 こんなはずじゃなかったのに・・・・。
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文字数 87,637 最終更新日 2019.02.08 登録日 2019.01.21
春に張り切って就職した 久松 遥 22歳。 ある日電車の中で史上最高に困っていたところを助けてくれた人。 すぐに人ごみに紛れてしまって分からなくなった。 その人がまさか同じ会社の先輩だったなんて。 多分間違いない。 あの時の人!! 浅田先輩、絶対そう!! あれこれと一人再会の場面やその後の二人を夢想しながら、妄想しながら。 それでもチャンスはなかなかない。 何とか先輩に近づきたい。 一番の近道は同期の夏越君。 何といっても浅田先輩と同じ営業課。 臆病な自分だけど、小さな勇気を膨らませて頑張ってます。 そんな遥と浅田先輩と同僚の話です。
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文字数 67,760 最終更新日 2019.01.20 登録日 2019.01.01
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